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サービスサイトで成果を出す設計|選ばれる構成と作り方

サービスサイトで成果を出す設計|選ばれる構成と作り方

アーム代表の伊藤です。

サービスサイトの成果は、見た目やツールではなく、誰に・どの順で・何を伝えれば選ばれるかの設計で決まります。デザインは配色の好みではなく、情報設計・可読性・導線の3つで判断できます。AIやノーコードで速く作れる時代ほど、設計の有無が差になります。この記事では、コーポレートサイトやLPとの違いから、成果につながる構成、外注時に握る論点までの判断軸を、実案件の視点で整理します。

こんな方におすすめのコラムです

  • 「サービスサイトを作ったのに、問い合わせも資料請求も増えない」という方
  • 「BtoBやSaaSのサービスサイトを、これから制作・リニューアルする」という方
  • 「成果につながるサービスサイトの構成や作り方を知りたい」という方
  • 「サービスサイトのデザインの良し悪しを、自分で判断できるようになりたい」という方
  • 「参考サイトの探し方や、外注するときの進め方に迷っている」という方

サービスサイトとは。コーポレートサイト・LPとの違い

サービスサイトとは、特定の商品やサービスに絞って価値を伝え、問い合わせや資料請求といった成果につなげるためのWebサイトです。会社全体を紹介するコーポレートサイトや、1ページで申し込みへ導くLP(ランディングページ)とは、目的も設計も変わります。まずこの違いを押さえることが、作り始める前の出発点になります。

観点

コーポレートサイト

サービスサイト

LP

主な目的

企業全体の信頼を伝える

特定サービスの価値を伝え、商談・リードにつなげる

単一の商品を、その場の申し込みに直結させる

対象読者

取引先・求職者・株主など幅広い層

そのサービスを検討している見込み顧客

広告などから流入した、今すぐ客に近い層

扱う範囲

会社概要・IR・採用まで広い

サービスの機能・事例・料金・導入の流れ

1ページに絞ったセールスの流れ

成果の測り方

指名検索・企業の印象

問い合わせ・資料請求・商談化

申し込み率・コンバージョン率

複数のサービスを持つ企業ほど、コーポレートサイトの中に埋もれさせず、サービスごとに独立したサービスサイトを設けたほうが、対象に合わせて深く伝えられます。BtoBサイト全体の種類や必要なページの考え方は、BtoBサイト制作に必要なページとリード獲得のポイントでも整理しています。

成果が出ないサービスサイトによくある原因

アクセスはあるのに成果が出ないサービスサイトには、共通する原因があります。作り直す前に、まず自社がどれに当てはまるかを切り分けてください。

誰に向けたサービスサイトかが決まっていない

いちばん多い原因です。想定する読者と、その人のどんな課題を解決するのが曖昧なまま作ると、誰にも刺さらないサービスサイトになります。機能は網羅されているのに「自分向けだ」と感じてもらえず、検討の入口で離脱されます。

言いたい順に情報が並んでいる

提供側が伝えたい順、たとえば会社の歴史や機能一覧から始まる構成は、読み手の知りたい順とずれています。言いたい順に情報が並んでいると、見込み顧客は自分の課題が解決するかを判断できず、途中で読むのをやめてしまいます。

問い合わせ・資料請求への導線が弱い

関心が高まった瞬間に、次の一歩が見当たらない状態です。各ページから資料請求や問い合わせへ迷わずたどり着けないと、せっかくの流入が成果に変わりません。流入はあるのに成果に至らない構造の直し方は、アクセスはあるのに問い合わせが来ない場合の見直し方でも解説しています。

信頼を裏づける材料が足りない

BtoBの発注は、担当者が社内の稟議を通す前提で進みます。導入事例や実績、数値といった、第三者に示せる根拠がサービスサイトに乗っていないと、担当者が興味を持っても次のステップに進めません。

成果につながるサービスサイトの構成要素と作り方

結論として、成果につながるサービスサイトはペルソナとカスタマージャーニーで整理してから構成を決める手順で作ります。いきなりページを作り始めず、誰に何をどの順で伝えるかを固めることが先です。まず、サービスサイトに必要な構成要素を一覧で押さえます。

構成要素

主な役割

トップページ

誰の、どんな課題を解決するサービスかを一目で伝える

サービス・機能紹介

機能の羅列ではなく、課題がどう解決するかを伝える中核

導入事例・実績

同業・同規模の成果で、自社ごとに置き換えてもらう

料金・プラン

「高そう」という不安と検討段階の疑問を解消する

よくある質問

検討時の細かな不安に先回りして答える

会社情報・信頼要素

取引相手としての信頼を担保する

問い合わせ・資料請求

成果を受け止める導線。軽い一歩も用意する

ステップ1:ペルソナとカスタマージャーニーで整理する

アームの実案件では、まず複数のペルソナを描き、認知から情報収集、関係構築、契約、利用、継続までのカスタマージャーニーに沿って、各段階のニーズとペインを洗い出してから構成を決めます。この土台があると、後の判断がぶれません。

ステップ2:伝える順番(構成)を設計する

洗い出したニーズを、読み手が「読みたくなり、納得し、相談したくなる」流れに並べ替えます。提供側の都合ではなく、見込み顧客が知りたい順に構成を組むことが、離脱を防ぐ基本です。

ステップ3:デザインと原稿に落とす

構成が決まってから、デザインと原稿に入ります。参考サイトを探すときは、見た目の好みではなく、対象や目的が近いサービスサイトの「情報の見せ方」を参考にしてください。デザインは華やかさを競うものではなく、担当者が知りたい情報へ最短でたどり着ける状態をつくるためのものです。

ステップ4:公開前に人を巻き込んで検証する

アームの実案件では、リリース前にお客様を巻き込み、100件を超えるフィードバックを集めました。単に直すのではなく「それはなぜそう感じたのか」と背景まで拾い、優先順位をつけて改善します。作り手だけで完成させない工程が、独りよがりなサービスサイトを防ぎます。

ステップ5:公開後に育てる

サービスサイトは公開してからが本番です。数値を見ながら、仮説を立て、試し、検証して改善する。この繰り返しで成果は伸びます。公開後に更新・改善しやすい構造を、制作の段階から用意しておくことが肝心です。構成設計から公開後の改善までの進め方は、サービスサイト・LP制作のページでも具体的にご紹介しています。

サービスサイトのデザインで大切なこと

サービスサイトのデザインで大切なのは見た目の華やかさではありません。情報設計・可読性・導線の3つが成果を決めます。「サービスサイトのデザイン」を考えるとき、多くの方が配色やあしらいの巧拙に目を向けますが、担当者が発注を判断できるかどうかは、装飾ではなく情報の設計で決まります。

良いサービスサイトのデザインとは、見込み顧客が知りたい情報へ最短でたどり着ける状態をつくることです。逆に、どれだけ美しくても、何のサービスか一目で分からない、読み進めても自社の課題が解決するか判断できない、問い合わせ先が探せない、そうしたサイトは成果につながりません。デザインは目的ではなく、成果を出すための手段だと考えてください。

良いデザインと悪いデザインは、次の4つの軸で見分けられます。自社のサービスサイトを点検するチェックリストとしても使えます。

判断軸

良いデザイン

悪いデザイン

情報設計

誰の何を解決するかが冒頭で伝わる

機能や会社説明が先に来て、対象が曖昧

可読性

専門用語に説明が添えられ、文章と余白で読み進められる

専門用語が並び、文字が詰まって読む気が失せる

導線

関心が高まる位置に相談・資料請求が置かれている

問い合わせが最下部に一つあるだけ

信頼要素

事例や数値が検証できる形で見える

「安心」「高品質」など抽象語だけが並ぶ

サービスサイトのデザインを外部に依頼するときも、テイストの好みで判断しないことが大切です。良し悪しを判断できないと感じたら、制作者に「このデザインは、想定読者が最初の画面で何を理解し、次にどこを見て、どこで相談ボタンを押すのか」を言葉で説明してもらってください。意図を説明できるデザインは、成果につながりやすいデザインです。逆に「今っぽいから」「かっこいいから」しか出てこないなら、見た目だけのデザインになっている可能性があります。

参考にするサービスサイトの正しい見方

参考にするサービスサイトは、ギャラリーサイトをながめて「おしゃれだ」と感じたものを選ぶのではありません。対象・目的・情報の順序を読み解くことが、正しい参考の仕方です。見た目を真似ても、対象や目的が違えば自社の成果にはつながりません。

参考サイトを見るときは、次の観点で観察してください。

  • 誰に向けているか:想定読者は自社と近いか。対象がずれていれば、見せ方もそのままは使えません。
  • 何を成果にしているか:問い合わせか、資料請求か、無料トライアルか。ゴールによって導線の設計が変わります。
  • 情報がどの順で並んでいるか:ファーストビューで何を最初に見せ、次に何を伝えているか。順序に設計者の意図が表れます。
  • 課題をどう言語化しているか:機能ではなく、読み手の課題をどんな言葉で拾っているか。
  • 事例や実績をどう見せているか:どの位置に、どんな粒度で信頼の根拠を置いているか。
  • 相談への導線がどこにあるか:関心が高まるどの位置に、次の一歩を用意しているか。

参考サイトは1つに絞らず、対象や目的が近いサービスサイトを複数並べて比べると、共通して効いている型が見えてきます。反対に、業種も対象も違う華やかなサイトをうのみにすると、自社に合わない見せ方を持ち込むことになります。参考にすべきは装飾ではなく、成果につながる情報の設計だと考えてください。

硬いBtoB商材で信頼をどう設計するか(与信・金融の実例)

与信・金融・セキュリティのように、無形で専門的な「硬い商材」ほど、サービスサイトで信頼が伝わらず商談へ進めないという壁にぶつかります。結論は、硬い数字や仕組みを信頼の核として先に見せることです。

アームの実案件では、債権保証のサービスサイトで「年間の審査件数」「売掛金の保証」「取引先の信用力を見える化する仕組み」といった実績や機能を、意思決定者が最初に目にする位置に配置しました。抽象的な「安心」「信頼」という言葉ではなく、検証できる事実を先に示すことで、稟議に必要な根拠を相手に手渡す狙いです。硬い商材こそ、飾りより事実が信頼をつくります。

また、個人情報保護やセキュリティのように仕組みが伝わりにくい商材では、画面や機能そのものを分かりやすく見せる設計も効きます。サービスがSaaSプロダクトである場合、プロダクト側のUIまで一体で整えると、サイトで得た期待と実際の使い心地がずれません。プロダクトのUI設計はSaaS・プロダクトのUIデザインで扱っています。

サービスサイト制作を外注するときに握るべき論点

サービスサイト制作を外注するときは、デザインの発注前に3つの論点を言語化しておくと、認識のズレと手戻りを防げます。誰の何を・成果指標・運用体制の3つです。ここが曖昧なまま制作を進めると、きれいなサイトはできても成果が出ない、という結果になりがちです。

握る論点

発注前に言語化すること

誰の何を解決するか

想定読者と、その人のどの課題を解決するサービスサイトなのか

成果指標

何をもって成功とするか(問い合わせ数・資料請求・商談化など)

運用体制

公開後に誰が、どの頻度で、何を更新・改善していくか

とくに見落とされやすいのが運用体制です。サービスサイトは公開してからが本番なのに、作って納品して終わり、の前提で発注すると、事例も実績も増やせず集客力が落ちていきます。発注時に「公開後に自社で何を更新できる状態にするか」まで握っておくと、制作会社の選び方も変わります。制作費の安さではなく、公開後に育てられる設計まで提案してくれるかで選べるようになります。

制作を外注する相手は、テイストが合うかではなく、事業の課題を一緒に因数分解できるかで選んでください。要件がまだ固まっていない段階でも、論点を一緒に整理してくれる相手なら、成果につながるサービスサイトになりやすいです。

サービスサイト制作でよくある失敗

参考サイトの見た目だけを真似る

おしゃれな事例の見た目だけを真似ると、自社の課題や対象に合わないサービスサイトになります。参考にすべきは装飾ではなく、目的が近いサイトの情報の見せ方です。

機能や特徴を並べただけで終わる

検討段階の見込み顧客がまず知りたいのは「自社の課題が解決するか」です。機能を網羅しても、課題との接続がなければ「良さそう」で止まり、相談にはつながりません。

公開して終わりにする

サービスサイトは運用してこそ成果が伸びます。更新できない構造のまま公開すると、事例も実績も増やせず、時間とともに集客力が落ちていきます。

アームのサービスサイト制作の考え方

作れることより、選ばれる理由を設計する

作れることより、選ばれる理由を設計する。これがアームの起点です。アウトプットを速く出すことより、そのサイトで誰のどんな行動が変わり、事業のどの数字が動くのかから逆算します。

事業の因数分解から情報設計する

アームは、事業の課題を因数分解し、それをデザインに翻訳することを得意としています。テイストの好みで作るのではなく、「誰の何を解決するために、何をどう見せるか」から設計します。

公開後に育てられる形まで設計する

成果は公開後の運用で決まります。社内で無理なく更新でき、事例や実績を積み増していける構造を、制作の段階から用意します。見栗えのために運用が破綻するサービスサイトは作りません。

「自社にはどんなサービスサイトが合うのか」が固まっていない段階でも構いません。要件の整理からで大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。

サービスサイトの設計から相談する

よくある質問

サービスサイトとコーポレートサイトは分けたほうがいいですか?

複数のサービスがある、企業名とサービス名が異なる、対象読者が違う、といった場合は分けたほうが伝わります。サービスごとにメッセージを最適化でき、検索でも見つかりやすくなります。単一事業で規模が小さいうちは、コーポレートサイト内のサービスページから始める判断もあります。

サービスサイトとLPは、どちらを作るべきですか?

今すぐの申し込みを1ページで狙うならLP、複数の情報で比較検討してもらい商談につなげるならサービスサイトが向きます。BtoBは検討期間が長く関係者も多いため、事例や料金まで含めて信頼を積み上げるサービスサイトが合うことが多いです。

サービスサイトのデザインは、何を基準に良し悪しを判断すればいいですか?

配色やあしらいの好みではなく、情報設計・可読性・導線・信頼要素の4つで見てください。何のサービスか冒頭で分かるか、専門用語に説明があり読み進められるか、関心が高まる位置に相談導線があるか、事例や数値が検証できる形で見えるか。この4点が満たされていれば、見た目が地味でも成果につながるデザインです。

サービスサイトの制作費用はどれくらいですか?

ページ数と作り込みで変わりますが、5〜10ページ規模のサービスサイトで80万円〜が目安です(2026年7月時点・税別)。アームは構成設計に工数を充てるため、費用の内訳も戦略・設計の比重が高くなります。正式な見積もりは、ご要望をうかがったうえでお出しします。

参考にするサービスサイトは、どう選べばいいですか?

見た目の好みで選ばず、対象読者や目的が自社に近いサイトを選び、情報の見せ方や導線を観察してください。ギャラリーサイトをながめるときも「なぜこの順番なのか」を読み解くと、自社に応用できます。対象や目的が近いサイトを複数並べて比べると、効いている型が見えてきます。

サービスサイト制作を外注するとき、何を伝えればいいですか?

「誰のどんな課題を解決するか」「何を成果指標にするか」「公開後に誰がどう運用するか」の3つを言語化して伝えると、認識のズレと手戻りを防げます。要件が固まっていなくても、この3点を一緒に整理してくれる相手を選ぶと安心です。

SaaSのサービスサイトで特に気をつけることは?

機能の説明に偏りがちですが、見込み顧客が知りたいのは「自社の業務がどう変わるか」です。ユースケースや導入事例で成果を具体化し、無料トライアルや資料請求など段階に応じた導線を用意すると、商談化しやすくなります。

作ったあとの改善は必要ですか?

必要です。サービスサイトは公開後に数値を見ながら育てるもので、事例の追加や導線の調整で成果が伸びます。公開前に、何を成果指標にするかを決めておくと、改善のサイクルを回しやすくなります。

アーム代表 伊藤 悠希

アームは、伝言ゲームなしで課題の整理からデザイン・実装、公開後のグロースまでを一人が担う戦略デザインスタジオです。

  • サイトはあるのに、売上につながっていない
  • 問い合わせは来るが、質が合わず商談にならない
  • 何に投資すれば伸びるのか、判断がつかない

動くものなら数日で作れる時代です。問われるのは、何を作るかより、なぜ作るか。事業の分解から画面と実装まで同じ人間が担当するので、決めた方針が形になるまで薄まりません。ぜひアームに一度ご相談ください。

まとめ

サービスサイトで成果を出す鍵は、見た目やツールではありません。誰に・どの順で・何を伝えるかという構成の設計と、公開後に育てられる運用のしやすさです。デザインは情報設計・可読性・導線で判断し、参考サイトは対象と目的が近いものの情報の見せ方から学ぶ。制作を外注するなら、誰の何を・成果指標・運用体制の3つを握る。AIやノーコードで速く作れる時代だからこそ、選ばれる理由まで設計できているかで差がつきます。与信や金融のような硬い商材では、検証できる事実を信頼の核として先に見せることが効きます。まずは、誰のどんな課題を解決するサービスサイトなのかを一枚に言葉にするところから始めてみてください。

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アーム代表 伊藤 悠希

アームは、伝言ゲームなしで課題の整理からデザイン・実装、公開後のグロースまでを一人が担う戦略デザインスタジオです。

  • サイトはあるのに、売上につながっていない
  • 問い合わせは来るが、質が合わず商談にならない
  • 何に投資すれば伸びるのか、判断がつかない

動くものなら数日で作れる時代です。問われるのは、何を作るかより、なぜ作るか。事業の分解から画面と実装まで同じ人間が担当するので、決めた方針が形になるまで薄まりません。ぜひアームに一度ご相談ください。

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