採用サイト制作
毎年消える採用費を資産に変える。応募の量と質を上げる採用サイト制作。
アーム代表の伊藤です。求人媒体は掲載が終われば候補者との接点ごと消えますが、自社の採用サイトやオウンドメディアはコンテンツが資産として残り、潜在層にも届き続けます。ただし効果が出るまで数カ月から1年程度かかるため、立ち上げ期は媒体を併用しながら並行して育てるのが現実的です。このページでは、自社で採用候補を集める仕組みを、設計とデザインの視点から4つのステップで整理します。
採用候補が集まらない背景には、媒体に依存した採用ならではの、構造的な原因があります。多くは予算の不足ではなく、候補者との接点をどこに、どう設計しているかという問題に根を持ちます。採用サイトとオウンドメディアの設計の現場でよく見る、3つの理由を挙げます。
求人媒体は、出稿しているあいだだけ候補者の目に触れる、借りものの看板です。掲載が終われば候補者との接点は途切れ、次の採用ではまた費用を払って一から露出を買い直すことになります。応募が欲しいたびに媒体費が積み上がる一方で、自社には何も蓄積されません。コンテンツが資産として残り、時間とともに効いてくるオウンドメディアリクルーティングとは、ここが根本的に異なります。
媒体に払う費用は、土地を買う費用ではなく、土地を借りる費用です。借り続けるかぎり収穫はありますが、やめた瞬間に畑ごと無くなります。自社の採用サイトやオウンドメディアにコンテンツを積めば、同じ費用でも、検索からの流入や候補者の参照という形で、掲載終了後も働き続ける資産になります。
求人媒体の枠は、文字数もレイアウトも決まっています。給与や勤務地といった条件は伝えられても、なぜこの会社で働くのか、どんな人がどんな思いで働いているのか、までは伝えきれません。条件だけで集まった候補者は、入社後に思っていた会社と違うと感じやすく、早期離職につながります。採用後のミスマッチを防ぐには、応募の前に自社の価値観やカルチャーが伝わっている状態をつくることが欠かせません。
人が会社を選ぶとき、最後に効くのは条件の比較表ではなく、ここでなら自分が活きそうだ、という実感です。社員インタビューや働く環境のストーリーを、自社のメディアで丁寧に伝えること。求人枠では削ぎ落とされてしまう部分こそが、自社に合う候補者を引き寄せます。
求人媒体や検索から自社に関心を持った候補者は、必ず自社の採用サイトを見にきます。けれど多くの採用サイトは、募集要項と応募ボタンが置かれているだけで、候補者の関心を応募まで運ぶ体験として設計されていません。情報が探しにくい、自社で働くイメージがわかない、スマートフォンで見づらい。入り口の体験が弱いと、せっかく集めた関心を応募の手前で取りこぼします。
採用サイトは、会社のパンフレットではなく、候補者が意思決定をする場です。何を、どの順番で、どう見せるか。情報設計とUIデザインで候補者の体験を組み立てられているかどうかが、同じ流入でも応募数を大きく左右します。
採用候補を自社で集める仕組みは、コンテンツの数を増やすことではなく、誰に何を伝えるかを設計するところから始まります。アームが採用サイト・採用オウンドメディアを設計するときに踏む、4つのステップを紹介します。
はじめに、採用したい人物像(採用ペルソナ)と、その人に響く自社の言葉を言語化します。どんな経験や価値観を持つ人に来てほしいのか、その人は何に迷い、何を知りたいのか。そして自社は、なぜその人にとって良い選択肢なのか。求人媒体の枠では削られてしまう「自社で働く理由」を、候補者に伝わる言葉として固めることが、すべての出発点になります。
次に、候補者との接点を媒体の中から自社のメディアへ移していきます。採用サイトを会社の公式情報の置き場と捉えるのではなく、候補者が知りたい順に情報をたどれる構造へ設計し直します。採用サイトは応募を考えはじめた顕在層に、オウンドメディアはまだ転職を決めていない潜在層に、それぞれの役割を整理し、両方を自社の資産として育てられる形に組みます。
人物像と情報設計が決まったら、候補者が触れる画面とコンテンツを体験として作り込みます。社員インタビューやカルチャーの発信は、ただ載せるのではなく、候補者がここで働く自分を想像できる流れに設計します。読みやすさ、スマートフォンでの見やすさ、応募までの導線、細部のUIデザインまで整えることで、関心を応募へと運びます。
採用オウンドメディアは、公開して終わりではありません。どのコンテンツが読まれ、どこで候補者が離れ、何が応募につながったのかを見ながら、コンテンツとUIを改善し続けます。媒体の管理画面の数字に頼るのではなく、自社で行動データを取れる状態にしておくこと。改善のたびに資産が積み上がる循環をつくって初めて、媒体に頼らない採用が回り始めます。
同じ「自社で採用候補を集めたい」という目的でも、進め方によって残るものは大きく変わります。媒体や運用代行に任せる進め方と、設計から作るオウンドメディアリクルーティングを並べて整理します。
観点 | 媒体・運用代行まかせ | 設計から作るオウンドメディアリクルーティング |
|---|---|---|
候補者との接点 | 掲載期間だけ。契約が切れると消える | 自社サイトに資産として残り続ける |
伝えられる内容 | 求人枠の決まったフォーマット | 自社のカルチャーや働く人の物語を自由に |
届く相手 | いま応募を探している顕在層が中心 | 潜在層の関心を育てて応募につなげる |
改善のしかた | 媒体の管理画面の数字に頼る | 自社で行動データを取り、UIとコンテンツを改善 |
採用後に残るもの | 採用が終われば手元に何もない | コンテンツと知見が社内の資産になる |
「媒体・運用代行まかせ」に当てはまる項目が多いほど、採用候補が集まらない原因は予算ではなく、接点の設計にあると考えられます。まずは自社の魅力を言語化し、どこから自社の資産に変えていけるかを整理することをおすすめします。
次の項目のうち、いくつか当てはまるものがあれば、採用サイト・オウンドメディアの設計から、自社で採用候補を集める余地があります。
ひとつでも心当たりがあれば、まずは現状をお聞かせください。
アームは、採用を求人媒体への出稿ではなく、自社の体験設計として捉えるデザインスタジオです。運用を代行して記事を量産するのではなく、誰に何を伝えるかの言語化から、採用サイトとオウンドメディアの設計・デザインまでを一貫して行います。社内では当たり前になっている自社の魅力やカルチャーを、候補者の視点でほどき、伝わる言葉と構成に翻訳します。
デザインデータは、見た目を整えるだけのものではありません。候補者が応募までたどる導線、情報の順番、スマートフォンでの体験までを設計として作り込み、関心を応募に変える候補者体験そのものをデザインします。100件以上のプロジェクト経験をもとに、公開後の行動データを見ながらコンテンツとUIを改善し、応募数だけでなく入社後の定着まで見据えた採用基盤づくりに伴走します。
AIによって誰でも素早く採用ページを作れる時代だからこそ、誰に何を、どの体験で伝えるかを見極める設計の価値は、むしろ高まっていると考えています。
役割と対象が異なります。採用サイトは、応募を考えはじめた顕在層に向けて、募集要項や会社の公式情報を整理して伝える場です。一方の採用オウンドメディアは、まだ転職を決めていない潜在層も含め、社員インタビューやカルチャーといったコンテンツを継続的に発信し、自社への関心を育てる場です。両方とも自社が運営する資産であり、組み合わせることで、応募の手前から定着までを一貫して設計できます。
自社が運営するメディア(採用サイト、ブログ、SNSなど)を通じて、企業が候補者に直接メッセージを発信し、自社の価値観に共感する人材を集める採用手法です。英語表記の頭文字からOMRとも呼ばれます。求人媒体や人材紹介に頼り切るのではなく、自社が主体となって候補者との接点をつくり、資産として蓄積していく点が特徴です。
オウンドメディアリクルーティングは、立ち上げてすぐ成果が出る手法ではありません。コンテンツが検索や紹介で見られ、候補者の関心が育つまでには、数カ月から1年程度を見込む必要があります。そのため、立ち上げ期は求人媒体を併用しながら、並行して自社の資産を育てていくのが現実的です。一度積み上がれば、媒体費に頼らない安定した接点になります。
運用代行は、記事の作成や更新を継続的に代行してくれる手段で、社内の工数を抑えたい場合に有効です。ただし、誰に何を伝えるかの設計や採用サイトの体験づくりまで踏み込まないと、コンテンツを量産しても応募にはつながりにくくなります。アームが担うのは、採用ペルソナの言語化から情報設計、候補者体験のデザインまでの上流です。土台を設計したうえで、運用は内製と外注を組み合わせて回す形をおすすめしています。
母集団形成とは、自社の選考を受ける候補者の集団を、量と質の両面でつくる活動を指します。求人媒体だけに頼った母集団形成は、掲載が終われば途切れてしまいます。採用オウンドメディアは、自社に合う候補者の関心を継続的に育てることで、質の高い母集団を自社の資産として積み上げる手段になります。
必ずしも全面的な作り直しが必要なわけではありません。まず現状の採用サイトが、候補者の体験としてどこで止まっているかを整理し、効果の大きい部分から手を入れる進め方もできます。費用や範囲はサイトの規模や課題によって変わりますので、採用サイト制作のページをご覧いただくか、お気軽にご相談ください。
はい、始められます。まず自社の魅力やカルチャーを引き出すヒアリングから入り、何を、どの順番で発信するかを一緒に設計します。書き手の体制は、内製と外部の組み合わせを含めて、続けられる形をご提案します。