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数字と向き合う

アーム代表の伊藤です。うちのサイトの検索クリックは、この2か月でほぼ倍になりました。問い合わせは増えていません

数字と向き合う、というのはこういうことだと思っています。伸びた数字を並べて喜ぶのではなく、伸びなかった数字の前で立ち止まる。動かないものは自分で作ったものでも止める。このページはその記録です。

「異常なし」は何も起きていないという意味です

  • 多くの月額保守は「守る」だけ
  • 伸ばす運用は別の仕事
  • 報告は「来月何を試すか」まで

毎月届く保守報告の「異常なし」。サーバーは落ちていない。更新も済んでいる。正しい報告です。

問い合わせが1件も来なかった月も、同じ文面で届きます。

異常がないことと、うまくいっていることは別なんですよね。表示監視やCMSの更新は、家でいえば戸締まりです。欠かせません。ただ、戸締まりをいくら丁寧にしても、家は広くなりません。問い合わせを増やすのは、その上に載る「伸ばす運用」の仕事で、多くの保守契約にはこの階がありません。

うちのAIが「3位です」と言ってきた。90日で1回でした

  • 平均順位は表示回数と並べて読む
  • 表示1回の「3位」は数字ではない
  • 報告は母数から書く

うちは代表ひとりのスタジオですが、数字の集計はAIと2人でやっています。ある日そのAIが報告してきました。「三軒茶屋 ホームページ制作」で3位です、と。

Search Consoleの平均掲載順位には、確かに3.0と出ていました。表示回数の列を出したら1。90日で1回だけ表示されて、その1回がたまたま3位だった。(残りの89日はどこにいたのか)

数字は嘘をつきませんが、読み方を間違えると平気で人を喜ばせます。それ以来、順位の横には必ず表示回数を置いています。お客様への報告も同じ形です。

608回のうち185回は1本の記事でした

  • 28日で339回から608回へ
  • うち185回は発表当日に書いた1本
  • 分けないと来月の打ち手を外す

2026年8月18日〜9月14日の検索クリックは608回。その前の28日間は339回でした(自社のSearch Console)。

グラフだけ見ると、サイト全体が強くなったように見えます。分けると違いました。608回のうち185回は、Studio.Dropの発表当日に書いた解説記事1本です。残りは423回。前の28日よりは増えていますが、派手さは消えます。こっちが実力です。

1本が当たったことを「サイトが育った」と読むと、来月も同じ当たりを待つことになります。当たりは待っても来ません。だから伸びた数字ほど、どこから来たかまで割って見ます。

やめた記録もお見せします

  • 地域記事は増やさない
  • 反応のないコラムは3本を公開終了
  • 答えを冒頭に置く型は記事の種類で分ける

数字を見る運用で難しいのは、伸ばすことより止めることです。手をかけたものほど、止める理由を探さなくなる。だから止める基準は、先に自分のサイトへ当てています。

試したこと

実測

判断

地域名で集客する記事

主要語の表示が90日で35回

地域記事は増やさない

反応のないコラム

検索とAIの表示がほぼ0

3本を公開終了

答えを冒頭に置く型

80%地点まで読んだ人0人

型を記事の種類で分ける

3つ目は自分の親切が裏目に出た話です。料金の記事で、冒頭に「どれを選ぶべきか」の表を置きました。読者の時間を奪わない良い型のはずでした。計測したら、15%地点で半分以上が帰っていた。答えが冒頭にあるので、答えを持って帰っていたんです。親切すぎた。

もっとも計測できたのは7人です。これだけで型を捨てると、今度は数字に振り回される。読み物型の記事と並べて比べてから、型を記事の種類で分けました。

守る土台と改修の払い方

  • 保守は月額固定かスポット
  • 改修は都度見積もりかチケット制
  • 範囲は契約書の段階で文書に

1階部分の設計は、これまでどおり柔軟に選べます。

土台となる保守

表示監視、CMSやライブラリの更新、セキュリティ対応、バックアップ確認、軽微な修正。毎月一定の稼働があるなら月額固定、更新量が読めないうちはスポットから始められます。

改修の払い方は「都度お見積もり」か「チケット制」

払い方

向いているケース

都度お見積もり

改修の予定が少ない/改修のたびに社内稟議ができる

チケット制

定期的に改修が発生する/社内稟議に時間がかかる

チケット制は、まとまった工数を先に購入いただき、改修が発生したタイミングで消化する方式です。一番の価値は、見積もり・発注・稟議の手間をまとめ買いでなくせること。チケットの単位・有効期限・対象範囲は契約段階で明示するので、「これは対象か」を毎回確認する負担がありません。

動かなければこちらから「やめましょう」と言います

  • 縛りなし・違約金なし
  • 3か月動かなければこちらから提案
  • 惰性の月額はお互いの損

契約に縛りはありません。解約は1か月前のご連絡だけで違約金もなし。

そのうえで、3か月たっても指名検索と問い合わせが動かないときは、こちらから「続けない」提案をします。自分のサイトのコラムを止めたのと同じ基準です。お金をいただいている側が言うのは変ですが、惰性で続く月額は、お互いにとって損です。

いま払っている運用費は、どの数字を動かすためのお金ですか。

特徴について