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オウンドメディア運用代行の費用相場|契約範囲と、解約後に何が残るかで選ぶ

オウンドメディア運用代行の費用相場|契約範囲と、解約後に何が残るかで選ぶ

アーム代表の伊藤です。
オウンドメディア運用代行の費用は月10〜50万円が中心です(アームが相見積もりや相談の場で見てきた範囲。2026年8月時点)。記事制作中心なら月10〜30万円、戦略設計と分析まで含めると月30〜50万円です。

一方、AI要約が出た検索で従来リンクがクリックされたのは8%(Pew Research Center、2025年)。記事の本数を買う契約は回収しにくくなりました。

この記事は、最初の表で費用相場と料金体系を確かめ、損しない契約範囲と月10〜20万円での分担まで決められる構成にしています。

オウンドメディア運用代行で後悔するのは、金額でなく契約範囲を確認しなかったこと

  • 確認項目は6つ、著作権と名義が要
  • アカウント名義が代行側だと資産化しない
  • 12ヶ月縛りは気づかず支払いが続く

ここからは、オウンドメディア運用代行の契約前に確認すべき項目を一覧にします。金額の妥当性より先に、こちらを確認してください。相場より安い契約でも、以下が欠けていると解約時にゼロから作り直しになります

確認項目

確認点

起きる損

著作権の帰属

二次利用も確認

転載に許諾要求

アカウントの名義

自社名義か確認

解約時にアクセス喪失

解約時の引き継ぎ

データ引渡し明記

戦略資産が残らない

レポートの中身

商談貢献まで報告

PVのみで成果不明

制作プロセスの開示

AI利用・監修を開示

品質基準を持てない

契約期間と解約条件

最低期間・精算方法

12ヶ月縛りに気づかず

  • 著作権の帰属: 納品記事の著作権が発注側に移転するか。二次利用(ホワイトペーパー化・SNS転載)は自由か。契約書に定めがなく、解約後のリライトや転載に許諾が要ると言われる
  • アカウントの名義: CMS、サーバー、ドメイン、Google Search Console、GA4の管理者権限が自社名義か。代行会社名義で構築され、解約時にデータごとアクセスを失う
  • 解約時の引き継ぎ: キーワード調査データ、記事の元原稿、分析レポートの引き渡しが契約に明記されているか。「納品物は公開済み記事のみ」とされ、戦略資産が残らない
  • レポートの中身: 順位と流入だけでなく、問い合わせ・商談への貢献まで報告されるか。PVだけのレポートが毎月届き、事業成果と接続されないまま契約が続く
  • 制作プロセスの開示: AI利用の有無と範囲、監修体制、コピペチェックの方法が開示されているか。納品物の中身がブラックボックスで、品質の検収基準を持てない
  • 契約期間と解約条件: 最低契約期間、解約予告のタイミング、中途解約時の精算方法。12ヶ月縛りに気づかず、成果が見えない期間も支払いが続く

資産になるかどうかは、名義で決まる

とくに重視してほしいのは、上の3つです。オウンドメディアの価値は、公開した記事とその評価が自社ドメインに蓄積することにあります。名義と帰属が相手側にある契約は、毎月家賃を払う賃貸と同じで、何年払っても資産になりません

契約書のドラフト段階で、この表を持って読み合わせることをおすすめします。

質問への答え方で、契約前に見極められること

公開されている相談には、成果物を受け取る側が理由を尋ねても「難しいことは考えなくていい」とはぐらかされ、信頼関係が崩れたという声があります。契約書の条項だけでなく、商談の段階での受け答えも確認材料になります。

「なぜこのキーワードを選んだのか」「なぜこの構成にしたのか」を聞いたとき、判断の理由を具体的に説明できるか。言葉を濁す、あるいは「お任せください」で終わる相手は、契約後も同じ受け答えが続くと考えたほうが安全です

運用代行に頼める範囲は4つの層。見積もりはここで比べます

  • 頼める範囲は戦略・制作・分析・内製化の4層
  • 最も工数が重いのはコンテンツ制作層
  • 外注任せは内容が一般論に寄る

オウンドメディア運用代行に頼めるのは、戦略設計・コンテンツ制作・分析改善・内製化支援という4つの層の業務で、どこまで任せるかは契約によって大きく変わります。頼める範囲の全体像を知らないまま見積もりを取ると、各社の金額を同じ土俵で比べられません。

4つの層と、自社に残すと何が起きるか

運用代行とは、自社メディアの戦略設計から記事制作、分析改善までを外部の専門会社に委託するサービスを指します。「SEO記事制作代行」「コンテンツマーケティング支援」とも呼ばれます。業務を層で分けると次のとおりです。4層のうち工数が最も重いのはコンテンツ制作で、外注が集中しがちな層でもあります。

業務

残す影響

戦略設計

目的・ターゲット・KW選定

丸投げ厳禁

コンテンツ制作

構成〜執筆〜入稿

外注最多の層

分析・改善

計測・リライト・報告

△ 軽視されがち

内製化支援

フロー構築・育成

将来のコスト減

  • 戦略設計: 目的とKGIの設定、ターゲット定義、キーワード選定、記事の優先順位づけ。方針のブレを自社で止められる。ここを外注に丸投げすると、成果の定義まで相手任せになる
  • コンテンツ制作: 構成案の作成、執筆、編集、監修手配、CMS入稿。最も工数が重い層。ここだけ外注する契約が一番多い
  • 分析・改善: 順位と流入の計測、リライト、レポーティング。放置すると「作って終わり」になる。制作より軽視されやすいが、公開後の伸びを決める層
  • 内製化支援: 編集フローの構築、社内ライターの育成、マニュアル整備。将来的に代行費をゼロに近づけるための投資。対応していない会社も多い

見積書を受け取ったら、まずこの4層のどこにいくら割かれているかを見てください。同じ「月30万円」でも、制作だけの30万円と、戦略と分析まで含む30万円ではまったく別の商品です。

任せて得ること、社内に残らなくなること

委託のメリットとデメリットも対で押さえておきます。メリットは、担当者の時間を空けられること、立ち上げ初期から専門知見で勝てる土俵を選べること、更新が止まらないことの3つです。

デメリットは、費用が固定費化すること、ノウハウが社内に蓄積しにくいこと、そして外注に任せきるほど記事の中身が一般論に寄っていくことです。

このデメリットをどう潰すかが後半の契約範囲と分担の話につながるので、頭に置いたまま読み進めてください。

この記事の前提。立ち上げ前の方へ

なお、この記事はすでにメディアを持っているか、立ち上げを決めた方向けに書いています。そもそも立ち上げるべきかの判断から知りたい方は、オウンドメディアの立ち上げ手順を先に読んでください。

AI検索時代、記事量産型の運用代行に払う意味はあるか

  • AI要約表示時のクリック率は8%
  • AI Overviews表示でCTRが58%低下
  • aaamは本数追わず流入が3〜4倍に

「記事が無意味になった」わけではありません。量産型の記事から先に価値が消えているという構造です。投資の張り方は「たくさん書いて面で受ける」から「勝てる少数の記事を1位に育て、検索とAIの両方から推薦される根拠を作る」へ変わります。

AI要約が出た検索で、クリックはどう減ったか

Pew Research Centerの調査「Google users are less likely to click on links when an AI summary appears in the results」(2025年発行。米国成人900人の2025年3月のブラウジング実データを分析)によると、AI要約が表示された検索結果ページで従来の検索結果リンクがクリックされたのは、訪問あたり8%でした。

AI要約が出ないページでは15%なので、クリックはほぼ半減しています。さらに、AI要約の中に引用元として貼られたリンクがクリックされたのは、わずか1%です。

Ahrefsの「AI Search Trends 2026」(2026年7月発行)も同じ方向を示しています。

AI Overviews(AIによる概要)が表示された検索では、1位のページのクリック率が予測値3.7%に対して実測1.6%と、約58%下がっていました。1位を取ってもクリックが6割近く削られる。これがいまの検索面です。

※AI Overviews…Google検索結果の最上部に表示される、AIが生成した回答の要約枠のこと。

一般論をなぞった記事は、何本積んでもクリックが来ない

この2つの数字が意味することを、発注の言葉に翻訳します。AI要約は「定義」「一般的な手順」「よくある質問への答え」といった、どのサイトが書いても同じになる知識をユーザーに直接返します。

つまり、一般論をなぞった記事を月に何本積んでも、その検索面ではクリックが発生しません。量産型の契約でそこに記事を注ぎ続けるのは、穴の空いたバケツに水を足すことに近い行為です。

一方で、AIに要約されにくいもの、つまり実測データ、実案件の判断、固有の見解を持つ記事は、AI検索の引用元として選ばれる側に回ります。ただし引用そのものは、上の1%が示すとおりクリックをほとんど生みません。

狙うべきは、「この分野ならどこがいいか」と聞かれたときに社名が挙がる推薦の側です。だから投資の張り方が変わります。

「たくさん書いて面で受ける」から、「勝てる少数の記事を1位に育て、検索とAIの両方から推薦される根拠を作る」への転換です。

アームの実測。本数を追わずに流入が3〜4倍

アームの実測を1つ出します。自社サイトaaam.jpはコラム64本を量産せず、「勝てる少数を1位に育てる」方針で運営してきました。

その結果、2026年7月に検索流入が前月比3〜4倍(クリック49→198、表示2,796→12,600)へ立ち上がりました(アームの実測。2026年8月時点、Google Search Console直近28日)。本数を追わなくても、育て方しだいで流入は段差をつけて伸びます。

AI検索で引用され、さらに推薦される状態をつくる具体的な施策は、LLMO対策のやり方を6つの施策で整理した記事にまとめています。

運用代行の本数課金が量産を生む構造

  • 本数課金は代行側のインセンティブをずらす
  • 上位3位の82.2%はAI含有率50%未満
  • 低AI含有率は2〜3倍のインプレッション

成果を決めるのは本数ではありません。勝てるキーワードに絞れているかと、1記事ごとの中身です。本数課金では代行会社の売上が納品本数に比例するため、発注側と代行側でインセンティブが最初からずれています

「月8本より月12本のほうが成果が早い」は誤解です

前の章の話は、そのまま契約形態の問題につながります。オウンドメディア運用代行の見積もりの多くは「月◯本」の本数課金だからです。

よくある誤解を先に解いておきます。「月8本より月12本のプランのほうが、成果が早く出る」は誤解です。実際には、成果を決めるのは本数ではなく、勝てるキーワードに絞れているかと、1記事ごとの中身が競合と差別化できているかです。

本数課金の構造では、代行会社の売上は納品本数に比例します。すると「絞って深く書く」より「広く浅く量産する」ほうが合理的になる。発注側と代行側で、インセンティブが最初からずれているのです。

AIで本数を増やす提案を、実測データで見る

この構造は、AIによる記事生成が普及してさらに強まりました。「AIで効率化したので月20本書けます」という提案が成立してしまうからです。ここでも実測データを見てください。

Ahrefsの調査「Google Doesn't Punish AI Content」(2026年7月発行。10万件の検索結果の上位10位から集めた100万ページのうち、分析可能な約15万ページを2026年6月に分類)によると、検索上位3位に入ったページの82.2%はAI含有率50%未満で、完全なAI生成は5.3%にとどまりました。

さらに、AI含有率が低〜中程度のページは、高いページの2〜3倍のインプレッションを得ていました。

この調査の主旨は「AIを使ったら順位が下がる」ではありません。GoogleはAI利用自体を罰していません。ただ、AI任せの度合いが高いコンテンツほど検索面で露出を取れていない、という分布が実測として出ています。

Google自身も、この境界線を検索セントラルのスパムポリシーで明文化しています。「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」を、大規模なコンテンツの自動生成として検索結果からの除外対象に挙げています(出典: Google検索セントラル「Google 検索のスパムに関するポリシー」・2026年9月18日確認)。対象になるのはAIの利用そのものではなく、ユーザーにとっての価値を付加することなく量を稼ぐ行為です

「AIで安く量産できるので本数を増やしましょう」という提案は、単価の安さと引き換えに、この対象に自ら近づく提案かもしれません。

見積もりの本数と単価だけでなく、制作プロセスでAIをどう使い、人の知見をどこで足すのかまで確認する必要があります。

費用相場は月10〜50万円。料金体系は4つ

  • 記事単価型は1本3〜10万円が目安
  • 制作中心プランは月10〜30万円
  • 変動要因は専門性・本数・戦略工程の有無

ここまでの契約範囲と構造を踏まえて、費用相場を確認します。まず下の表で、貴社に近い行を決めてください。同じ「月30万円」でも、制作だけの30万円と、戦略と分析まで含む30万円ではまったく別の商品です。金額は料金体系と含まれる範囲をセットで読みます。

料金体系

費用の目安

含まれる範囲

記事単価型

1本3〜10万円(取材・専門家監修つきは10万円超も)

構成〜執筆〜入稿。本数分だけ支払う

月額固定型(制作中心)

月10〜30万円

月数本の記事制作+簡易レポート

月額固定型(戦略・分析込み)

月30〜50万円

戦略設計、キーワード選定、制作、リライト、定例会

全面委託型

月50万円〜

編集部機能ごと外注。企画から効果測定まで

料金体系ごとの、向いているケース

  • 記事単価型:戦略とキーワード選定を自社でできる場合
  • 月額固定型(制作中心):制作リソースだけが足りない場合
  • 月額固定型(戦略・分析込み):メディア運営の経験者が社内にいない場合
  • 全面委託型:事業として本格投資する場合

金額の差を生む主な変動要因は、記事の専門性(監修や取材の有無)、月あたりの制作本数、戦略・分析工程の有無、の3つです。逆に言えば、相見積もりで金額がばらついたときは、この3つの条件が揃っていない可能性を先に疑ってください。

ここで1つ注意があります。費用を「1本あたりいくらか」に換算して安い会社を選ぶ比べ方は、この後で説明する理由により、損をしやすい買い方です。オウンドメディア運用代行の費用は記事の購入費ではなく、商談を連れてくる仕組みへの投資です。

回収の物差しは納品本数ではなく、検索で1位を取れた記事が連れてくる問い合わせの質で測る必要があります。

修正のやり取りにかかる時間も、費用の一部として数える

費用を「1本いくらか」だけで比べると、見落とすコストがあります。公開されている相談には、外注費より修正のやり取りだけで毎週2〜3時間が消えていたという声があります。月4週で8〜12時間です。時給5,000円で自社担当者の時間を換算すると、月4〜6万円ぶんが、記事単価とは別に発生している計算になります(アームが相見積もりや相談の場で見聞きした修正往復の負荷にもとづく仮の計算で、公的な統計ではありません。実際の時間は契約や担当者の裁量権で変わります)。

見積もりの記事単価を比べるときは、修正の上限回数と、差し戻しの判断を誰がどれだけの時間で行うかも合わせて確認してください。

この記事の料金表記について

オウンドメディア運用代行には業界共通の定価も公的な統計も存在しません。本記事の金額は、アームが相見積もりや相談の場で見てきた範囲のレンジです(2026年8月時点)。貴社の条件(専門性・本数・戦略工程の有無)で上下するので、相見積もりは条件を揃えて取ってください。

月10〜20万円の予算で、何を頼み何を自社に残すか

  • 戦略設計は初期だけスポットで委託
  • 一次情報の提供は自社にしか出せない
  • 月10〜20万円で月2〜4本を回せる

運用代行の費用相場の章を読んで、「戦略込みは月30万円〜。うちの予算では届かない」と感じた方も多いはずです。実際、上の相場表には空白があります。

制作中心の月10〜30万円と戦略込みの月30万円〜の間、つまり「戦略から見てほしいが、月30万円は出せない」という層の受け皿です。この予算帯には、全部を委託しない設計が現実解になります。

考え方は、買う部分と残す部分を分けるだけ

考え方はシンプルで、「外の専門性が要る工程」を買い、「自社にしか出せないもの」を残す。具体的には次の分担です。

工程

委託/自社

理由

戦略設計・キーワード選定

委託(初期にスポットで)

経験差が出る・初期集中

構成案・編集・SEO品質管理

委託

勝敗を分ける専門

一次情報の提供(現場の知見・事例・データ)

自社

外注では作れない

執筆

予算に応じてどちらでも

△ 費用を抑えられる

分析・リライト判断

委託(四半期ごとでも可)

外部の目だけ必要

  • 戦略設計・キーワード選定: 勝てる土俵の見極めは経験値の差が最も出る工程。毎月ではなく初期集中で買える
  • 構成案・編集・SEO品質管理: 記事の勝敗を分ける専門工程。ここを外すと執筆だけ上手くいかない
  • 一次情報の提供(現場の知見・事例・データ): 前の章の通り、AI検索時代に評価されるのは固有の中身。これは外注では作れない
  • 執筆: 自社の担当者が書き、編集を委託で締める形なら費用を大きく抑えられる
  • 分析・リライト判断: 毎月でなくてもよい。判断の物差しだけ外部の目を入れる

この分担なら、運用代行への支払いを月10〜20万円に収めつつ、月2〜4本でも1記事ごとの質を落とさずに回せます月20本の量産と月3本の育成、どちらが問い合わせにつながるかは、前の章のデータが示す通りです。

自社の言葉で語る記事だけが、他社に真似されない「うちらしさ」として積み上がります。何屋かを言語化できているかどうかは、AIに推薦されるかにも直結します。

この設計には、自社側の条件が1つある

ただし、この設計には1つ前提があります。自社側に「一次情報を出す時間」を確保できることです。月に数時間、現場の知見を話すインタビューに応じられないなら、委託範囲を広げるか、立ち上げ時期を見直すほうが安全です。

オウンドメディア運用代行の選び方。実測データで語れる会社か

  • 自社の実測データを開示できるか確認
  • 本数でなく順位と商談で語るか見る
  • 「書けない」と断れる会社かも見る

選ぶ基準は、自社メディアのSearch Consoleの実数を見せられ、本数ではなく順位と商談で語る会社かどうかです。判断軸は4つに絞れます。

会社を選ぶときに、聞くべき4つの質問

  • 自社メディアの実測を見せられるか。運用代行を売る会社が、自社サイトの検索流入データを開示できないなら、その手法は未検証です。「支援実績◯社」よりも、Search Consoleの実数を見せてくれるかを確認してください。
  • 本数ではなく順位と商談で語るか。提案書のKPIが「月間◯本納品」で止まっている会社と、「どのキーワードで何位を取り、問い合わせにどうつなげるか」まで設計する会社では、目線がまったく違います。
  • 契約範囲の質問に即答できるか。前の章のチェックリストを商談でぶつけてみてください。著作権と名義の質問に言葉を濁す会社は、その時点で候補から外してよいと思います。
  • 「書けない」と言えるか。勝てる見込みのないキーワードに対して「そこは書かないほうがいい」と言える会社は、本数ではなく成果を売っています。何でも「書けます」の会社より信頼できます。

見た目の制作実績やサンプル記事の綺麗さは、判断軸として優先度を下げて構いません。問うべきは、その会社の提案が自社の商談数をどう動かすのかの一点です。

オウンドメディアの記事を書く前に、アームが「勝てるか」を判定する基準

  • 勝てると判断したテーマのみ書く
  • 64記事で7月流入は前月比3〜4倍
  • 長期は執筆の内製化を推す方針

アーム自身の考え方も開示しておきます。アームはオウンドメディア運用を「記事の納品業」ではなく、「検索とAIの両方から推薦されるサイトを育てる仕事」と定義しています。

だから量産をしません。自社サイトでも、書く前に検索結果を実際に読み、勝てると判断できたテーマだけに絞っています。

実際に、流入は何倍まで伸びたのか

64本という本数は同業のメディアと比べて多くありませんが、1記事ずつを1位まで育てる運用で、2026年7月の検索流入は前月比3〜4倍になりました。支援先のメディアでも同じ方針を取ります。この実測の測り方は、別記事で詳しく検証しています。

月の本数をお約束する代わりに、どの検索面で勝ち、それが商談にどうつながるかを設計してからしか書きません。

抱え込まない契約を、あえて選ぶ

もう1つの方針は、内製化を歓迎することです。前の章で書いた通り、一次情報は自社にしか出せません。長期的には、戦略と品質管理だけ外部に残して執筆を内製する形が、費用対効果の面でも記事の固有性の面でも強いと考えています。囲い込むための契約は結びません。

体制や進め方の詳細はグロース伴走のサービス紹介にまとめています。

メディア戦略の設計から相談する

よくある質問

オウンドメディア運用代行の費用相場はいくらですか?

アームが相見積もりや相談の場で見てきた範囲では、記事制作中心で月10〜30万円、戦略設計と分析まで含めると月30〜50万円が中心です(2026年8月時点)。

業界共通の定価や公的統計は存在しないため、金額よりも4層(戦略・制作・分析・内製化支援)のどこにいくら割かれているかで比べてください。

AI検索の時代に、オウンドメディアはもう意味がないのでは?

一般論をなぞった量産記事の価値は、実測データ上も下がっています。一方で、実測や実案件に基づく固有の記事はAI検索の引用元として選ばれ、「この分野ならどこがいいか」と聞かれたときに社名が挙がる推薦の対象になります。

引用そのものはクリックをほとんど生まないので、狙うべきは推薦の側です。オウンドメディアや運用代行への投資が無意味になったのではなく、「量で戦う設計の意味がなくなった」が正確です。

記事は月に何本公開すべきですか?

本数に正解はありません。成果を決めるのは、勝てるキーワードに絞れているかと1記事の質です。アームの自社サイトは月数本のペースでも検索流入が前月比3〜4倍に伸びた月があります。本数をKPIにする提案には慎重になってください。

内製と外注はどちらがよいですか?

二択にしないのが現実解です。戦略設計や編集などの専門工程は外部の知見を借り、一次情報(現場の知見・事例)は自社が出す分担が、費用対効果と記事の固有性を両立します。長期的には内製比率を上げていく前提で、内製化支援に対応する会社を選ぶと移行がスムーズです。

解約したら記事やデータはどうなりますか?

契約次第です。著作権の帰属、CMSやSearch Consoleの名義、キーワード調査データの引き渡しが契約書に明記されていなければ、解約時に失う可能性があります。契約前に本文のチェックリストで確認してください。

成果が出るまでどのくらいかかりますか?

新規メディアの場合、検索評価の立ち上がりには一般に半年〜1年単位の時間がかかります。だからこそ、その期間の支払いが資産(自社名義のドメイン・記事・データ)として積み上がる契約かどうかが、費用の多寡より先に響いてきます。

オウンドメディア運用代行の費用は、金額より先に「解約後に何が残るか」で選ぶ

オウンドメディア運用代行の費用は、記事制作中心で月10〜30万円、戦略込みで月30〜50万円が目安です(アームの見てきた範囲。2026年8月時点)。ただし最初に見るべきは金額ではなく、著作権・名義・引き継ぎの契約範囲です。

まずは手元の見積もりを本文の4層とチェックリストに当てはめて読み直し、勝てる少数の記事を育てる方針の会社を選んでください。

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