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LLMO対策のやり方|Googleが不要と明言した施策を外すと、やることは6つ

LLMO対策のやり方|Googleが不要と明言した施策を外すと、やることは6つ

アーム代表の伊藤です。llms.txtの設置やAI向け構造化データの追加は、Google自身が公式ドキュメントで不要と明記しています(Google検索セントラル・2026年7月10日更新分を確認)。これらを外すと、LLMO対策で自分がやることは6つに絞れます。この記事では外していい施策の根拠を表で示したうえで、費用をかけずに今日から進められる6ステップと効果測定のやり方を整理します。

こんな方におすすめのコラムです

  • 「施策が多すぎて、何から手をつければいいのか分からない」という方
  • 「llms.txtや構造化データは本当に必要なのか、根拠つきで知りたい」という方
  • 「外注する前に、自社でできるLLMO対策の範囲を見極めたい」という方
  • 「やった結果を、どう効果測定すればいいのか分からない」という方
  • 「やらない理由を社内に説明する材料がほしい」という方

LLMO対策のやり方は、やらないことを決めるところから始まる

LLMO対策のやり方でいちばん効くのは、施策を増やすことではありません。Googleが不要と明言している施策を先に外すことです。

外すべきものを表にまとめます。いずれもGoogle検索セントラルの公式ドキュメントに書かれている内容です。

よく勧められる施策

Google公式の記述

llms.txtの設置

新しい機械可読ファイル、AIテキストファイル、マークアップ、Markdownを作成する必要はない。Google検索自体がそれらを使用していないため

AI向けの構造化データの追加

生成AI検索に構造化データは必須ではなく、追加すべき特別なschema.orgマークアップも存在しない

コンテンツを細切れにする(チャンク化)

AIが理解しやすいようにコンテンツを細切れにする必要はない。Googleのシステムは1ページ内の複数トピックを理解し、関連する部分を示せる

AI向けの文章の書き分け

生成AI検索のためだけに特定の書き方をする必要はない。AIは同義語や求められている意味を理解できる

AI表示のための追加の最適化

AIによる概要やAIモードに表示されるための追加要件はなく、他に特別な最適化も必要ない

出典: Google 検索セントラル「Optimizing your website for generative AI features on Google Search」(2026年7月10日更新)、「AI features and your website」(2025年12月10日更新)

さらに、FAQリッチリザルトは2026年5月7日をもって検索結果への表示が終了しています(出典: Google 検索セントラル「What is new in Search」)。FAQスキーマを実装してAI引用を増やす、という手順は前提が変わりました。

なぜこれで良いのかというと、GoogleのAI機能が独立したエンジンではないからです。公式ガイドには、生成AI機能はコアな検索ランキングおよび品質システムに根ざしている、と書かれています。土台は従来のSEOと同じで、その上に回答の見せ方を変えた層が乗っているだけ、という構造です。

だからLLMO対策のやり方は、特別な技術の習得ではありません。人にもAIにも分かるサイトに整えるという、地味な作業の順番の問題になります。

LLMO・AIO・GEO・AEO・SEOの違いを先に整理する

手順に入る前に、用語を片づけます。ここでつまずいたまま読み進めると、施策の話が頭に入りません。

用語

正式名称

指しているもの

SEO

Search Engine Optimization

検索エンジンからの流入を増やす取り組み。LLMOの土台にあたる

LLMO

Large Language Model Optimization

生成AIの回答に引用されやすくする取り組み

AIO

AI Optimization

LLMOとほぼ同義で使われる

GEO

Generative Engine Optimization

海外で使われる呼び名。中身はLLMOと同じ

AEO

Answer Engine Optimization

AIの回答に載ることを重視した呼び名

呼び名が違うだけで、やることはほぼ共通です。提案書でどの用語が使われていても、中身を見て判断してください。

なおGoogleは2026年6月5日に、AI体験での改善を約束する第三者ツール、いわゆるAEO・GEOツールについて注意を促しています。Googleは第三者のサービスを評価していないので、そうした主張には注意するように、という内容です(出典: Google 検索セントラル「Third-party SEO tools, services, and advice」)。

LLMO対策のやり方6ステップ

ここからが手順です。上から順に進めてください。1から3までは費用がかからず、専門知識も要りません。

ステップ1: 生成AIに自社を聞いて、現状を記録する

最初にやることは、施策ではなく計測です。健康診断を受けずにサプリを買うようなことにならないよう、現在地を先に押さえます。

ChatGPTやGeminiを開いて、次の3種類を質問してください。所要時間は30分ほどで、費用はかかりません。

  • 自社名・サービス名をそのまま聞く(「株式会社◯◯について教えて」)
  • お客様が使いそうな言葉で聞く(「東京都内で◯◯に強い会社は」)
  • 競合と並べて聞く(「◯◯と△△の違いは」)

回答をそのままコピーして、日付とあわせて保存します。この記録が、あとで効果を判断する唯一の基準になります。記録を取らずに施策を始めると、効いたのかどうかが永久に分からなくなります

ステップ2: 誰に何をいくらで提供しているかを、書き切る

生成AIが引用できるのは、サイトに書かれていることだけです。ところが、人間の営業担当なら初回訪問で必ず伝える内容が、サイトに載っていない会社はかなり多いです。

次の項目を確認してください。1つでも欠けていたら、そこが最初の改善点になります。

項目

書けているかの目安

誰向けのサービスか

業種・規模・地域が具体的に書かれている

何を提供するか

作業範囲と、含まれないものが分かる

いくらか

金額か、少なくとも範囲が書かれている

実績

業種と課題が分かる形で載っている

誰がやるか

体制と担当者の経験が分かる

とくに料金の記載は効きます。金額が書かれていないサービスは、AIも人も比較の対象にできないからです。

ステップ3: よくある質問に、端的に答える

お客様から実際に聞かれる質問を10個書き出して、それぞれに2〜3文で答えるページを作ります。ここで大事なのは、AIのために特別な書き方をしないことです。

前述のとおり、Googleは生成AI検索のためだけに特定の書き方をする必要はないと明言しています。やるのは質問にきちんと答えるという、当たり前のことだけです。回りくどい前置きを外して、聞かれたことに先に答える。それで十分です。

用語を説明するときも同じで、1文目で定義を言い切ってから補足に入ると、人にとっても読みやすくなります。

ステップ4: サイトの情報構造を整理する

ここは4番目です。技術的な話が最初に来ないのは、順番として効かないからです。

やることは3つあります。同じ話が複数のページに散っていないか確認する。1ページに1つのテーマを割り当てる。関連するページ同士を、内容が分かる言葉でリンクする。

AIに引用されにくいサイトの多くは、そもそも人にとっても分かりにくいサイトです。何をしている会社か、どこに書いてあるか分からない。この状態で表面的な施策を足しても、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものになります。

ステップ5: Search ConsoleでAI検索での表示を測る

効果測定には、Googleが用意した公式の手段があります。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートです。2026年6月に導入され、AIによる概要・AIモード・Discoverでの表示回数を確認できます。

あわせてGA4で、ChatGPTなどからの参照元流入も見られます。ただし数字は小さく出るのが普通なので、増減の傾向だけを追ってください。

第三者のツールが出す独自の「AI可視性スコア」は、指標にしないことをおすすめします。前述のとおり、Googleはその種のツールの効果主張に注意を促しています。

ステップ6: 月に1回、同じ質問を投げて変化を見る

最後は継続です。ステップ1で保存した質問を、月に1回そのまま投げ直します。質問を変えると前回と比較できなくなるので、文言は固定してください。

変化が出るまでには数か月かかります。AIの回答は日々変わるので、1回の結果で判断せず、3回分ほど並べて傾向を見るのが現実的です。

LLMO対策でやってはいけないこと

手順よりも、避けることのほうが差が出ます。次の4つは、やると損をします。

  • 生成AIの出力をそのまま貼った記事を量産する。Googleはスケーリングされたコンテンツの不正利用をスパムとして扱っています。AIを使うこと自体は禁止されていませんが、価値のない量産は別です
  • 不自然な言及を集める。Googleは、Web上での不自然な言及集めは思われているほど有効ではないと明記しています
  • 効果を確約する提案を信じる。AIの回答に何を載せるかはAI側が決めることで、外部から確約できる性質のものではありません
  • SEOとLLMOを別々に契約する。土台が同じである以上、作業内容は必ず重なります。工程表で重複を確認してください

自分でやる範囲と、専門家に相談したほうがいい範囲

ここまでの6ステップのうち、ステップ1から3は社内で完結します。特別な知識は要らず、必要なのは自社のことを言葉にする時間だけです。

一方でステップ4のサイト全体の情報設計は、既存のページ構成を組み替える判断が絡みます。ページをどう分けるか、どのページを統合するか、URLをどう扱うかは、間違えると検索評価上の資産を失います。線引きとしては、書けば済むことは自社で、構造を触ることは専門家とが現実的です。

アームでは、LLMO対策を単体の商品として売っていません。Webサイトの制作やリニューアルの情報設計に組み込む形で提供しています。Webサイト制作の支援内容に含める形なので、対策のためだけの追加費用は発生しません。

そして、公式が不要と言っている施策は工数に計上しません。llms.txtの設置もAI向けの構造化データも、こちらからは提案しないという意味です。売らないと決めることも、提案の一部だと考えています。

発注を検討する段階で見積もりの妥当性を判断したい場合は、LLMO対策の費用相場と会社の選び方に判断基準をまとめています。サイトを新しく作る段階での設計はAI検索対策とは?ホームページ制作の設計段階でやるべきこと、やらなくていいことで扱っています。

LLMO対策のやり方について相談する

LLMO対策のやり方のよくある質問

LLMO対策のやり方で、最初にやるべきことは何ですか?

生成AIに自社名やサービス名を質問して、現在どう説明されているかを記録することです。費用はかからず、30分ほどで終わります。この記録がないと、あとで施策の効果を判断できません。

llms.txtは設置したほうがいいですか?

Googleは、新しい機械可読ファイルやAIテキストファイル、マークアップを作成する必要はない、Google検索自体がそれらを使用していないため、と公式に明記しています。設置しても害はありませんが、費用を払って実装する優先度の高い施策ではありません。llms.txtの実測データと5分で終わる書き方は、llms.txtの効果を一次情報で検証したコラムで詳しく整理しています。

構造化データを入れればAIに引用されやすくなりますか?

Googleは、生成AI検索に構造化データは必須ではなく、追加すべき特別なschema.orgマークアップも存在しないと明記しています。リッチリザルトを狙う目的での構造化データは引き続き有効ですが、AI引用を目的にした実装は根拠が確認できません。

LLMO対策とSEO対策は何が違いますか?

Google検索に関してはほぼ同じです。公式ドキュメントに、生成AI機能はコアな検索ランキングおよび品質システムに根ざしていると書かれています。異なるのは、Google以外のAIへの対応と、効果の測り方の2点です。

LLMO対策の効果はどのくらいで出ますか?

数か月単位で見てください。サイトの改善がAIの回答に反映されるまでには時間がかかります。月に1回、同じ質問を投げ直して変化を追うのが現実的です。

中小企業や個人事業でもLLMO対策をやる意味はありますか?

あります。総務省の令和8年版 情報通信白書によると、日本で何らかの生成AIサービスを使ったことがある人の割合は58.8%で、前年度の26.7%から大きく上昇しました(出典: 総務省「令和8年版 情報通信白書」)。ただし別枠の投資として急ぐ必要はなく、この記事の6ステップは通常のサイト運用の範囲で進められます。

アーム代表 伊藤 悠希

アームは、伝言ゲームなしで課題の整理からデザイン・実装、公開後のグロースまでを一人が担う戦略デザインスタジオです。

  • サイトはあるのに、売上につながっていない
  • 問い合わせは来るが、質が合わず商談にならない
  • 何に投資すれば伸びるのか、判断がつかない

動くものなら数日で作れる時代です。問われるのは、何を作るかより、なぜ作るか。事業の分解から画面と実装まで同じ人間が担当するので、決めた方針が形になるまで薄まりません。ぜひアームに一度ご相談ください。

LLMO対策のやり方のまとめ

LLMO対策のやり方は、施策を増やす作業ではありません。Googleが不要と明言している5つを外して、残った6ステップを順に進めるだけです。

手順をもう一度並べます。現状を記録する。誰に何をいくらで提供しているかを書き切る。よくある質問に端的に答える。サイトの情報構造を整理する。Search Consoleで測る。月に1回、同じ質問で変化を見る。このうち3つ目までは、今日から費用ゼロで着手できます。

最後にお金の話をしておきます。LLMO対策の月額契約は、いったん始めると固定費になります。効果を測れない指標で3年払い続ければ、金額はサイトの制作費を超えます。逆に、公式が不要と言っている施策を外して、自社で書けることを自社で書けば、同じ予算を商談につながる場所に回せます。

まずは自社名をChatGPTで検索するところから始めてみてください。返ってきた説明が実態とずれていたら、それがそのまま最初の改善点になります。

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アーム代表 伊藤 悠希

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