aaam
SEO・AIO

LLMO対策のやり方│Googleが不要と明言した施策を外すと、やることは6つ

LLMO対策のやり方│Googleが不要と明言した施策を外すと、やることは6つ

アーム代表の伊藤です。
LLMO対策のやり方として並ぶ施策の半分は、Google検索のためには要らないとGoogle自身が書いています。

外したあとに自分でやることは6つです。どれも費用はかかりません。アームもこのLLMO対策を単体の商品としては売っていません。

LLMO対策のやり方。外すのは5つ、やることは6つ

  • Google検索に要らない施策は5つ
  • FAQリッチリザルトは2026年5月7日に終了
  • AI機能はコア検索ランキングに根ざす仕組み

差が出るのは施策を増やすことではなく、Google検索に要らない施策を先に外すことです。外す理由は項目ごとに違います。「Google検索は使わない」「特別な対応は不要」「任意だが別の用途あり」の3つです。

施策

公式の判断

llms.txtの設置

Google検索は不使用

AI向け構造化データ

任意・リッチリザルト用

コンテンツの細切れ化

特別な対応は不要

AI向けの書き分け

特別な書き方は不要

AI表示の追加最適化

追加要件なし

出典はGoogle検索セントラルの「生成AI機能への最適化ガイド」(2026年10月9日更新)と「AI機能とウェブサイト」(2025年12月31日更新)です。FAQリッチリザルトも2026年5月7日で検索結果への表示が終わっています(出典: 「What is new in Search」)。

llms.txtは、ほかのサービスのために置いておくのは問題ないとGoogleも書いています。構造化データは、リッチリザルトのためにSEOの一部として続けるよう勧めています。

これで良い理由は、GoogleのAI機能が独立したエンジンではないからです。公式ガイドには、生成AI機能はコアな検索ランキングおよび品質システムに根ざしている、と書かれています。Google検索のAI機能について言えば、土台は従来のSEOと同じです。その上に回答の見せ方を変えた層が乗っているだけです。

「乗り遅れる」と急かされる必要も、「情弱だ」と笑われる必要もありません。残るのは、人にもAIにも分かるサイトに整えるという地味な作業の順番だけです。

  • 生成AIに自社を聞いて現状を記録する
  • 誰に何をいくらで提供しているかを書き切る
  • よくある質問に端的に答える
  • サイトの情報構造を整理する
  • Search ConsoleでAI検索での表示を測る
  • 月に1回同じ質問を投げて変化を見る

たとえばllms.txtは、Google検索のために費用を払って実装する施策ではありません。ほかのAIサービス向けに置くなら、目的を決めてからにします。

LLMO対策のやり方6ステップ

  • 1〜3は費用ゼロで社内だけで進む
  • 情報構造は重複確認・テーマ・リンクの順
  • 効果は数か月かかり毎月同じ質問で確認

上から順に進めてください。1から3までは費用がかからず、専門知識も要りません。

ステップ1

生成AIに自社を聞いて現状を記録する

最初にやることは施策ではなく計測です。健康診断を受けずにサプリを買わないのと同じで、現在地を先に押さえます。ChatGPTやGeminiに次の3種類を聞くだけで、30分ほどで終わります。

聞き方

確かめること

「株式会社◯◯について教えて」

説明のずれ

「都内で◯◯に強い会社は」

名前が挙がるか

「◯◯と△△の違いは」

名前が挙がるか

商談に近いのは名前で挙がる推薦のほうで、引用元リンクがクリックされることはまれです。だから目標は「引用される」で止めず「推薦される」に置きます(条件はAIに推薦される会社の条件へ)。回答は日付とあわせて保存してください。記録がないと、成果が出たのかどうかが永久に分からなくなります。

ステップ2

誰に何をいくらで提供しているかを、書き切る

営業担当なら初回訪問で必ず伝える内容が、サイトに載っていない会社はかなり多いです。生成AIが引用できるのは、サイトに書かれていることだけ。1つでも欠けていたらそこが最初の改善点です。

項目

書けている状態

誰向けか

業種・規模・地域が具体的

何を提供するか

範囲と含まれないもの

いくらか

金額か少なくとも範囲。画像やPDFでなく本文の文字で

実績

業種と課題が分かる

誰がやるか

体制と担当者の経験

とくに料金です。金額が書かれていないサービスは、AIも人も比較の対象にできません。

海外のSEOツール会社Ahrefsが、米国のChatGPTに投げた20,000件の質問を調べています。料金・製品の機能・会社の詳細を尋ねる事実の質問では、84.4%の回答が少なくとも1つの公式の情報源を引用していました。「AとBの比較」「どちらが安いか」のような比較の質問では68.3%です。

同社のまとめは、料金や仕様は自社サイトに、文字で、見つけられるページに置く、というものでした。調べたのは米国の英語の質問で、日本語のBtoBのサービスで同じ割合になるかは分かっていません。出典はAhrefs「How ChatGPT Does Query Fan-Out」(2026年10月12日)です。

自社のページに書く意味は、AIがまだ自社をよく知らないうちほど大きくなります。同じAhrefsは別の実験で、自社を推すページ34本を5つのサイトに置きました。そのうえで、4つのAIの回答9,886件を2026年2〜5月に追っています。

それまでAIが触れていなかった新しいイベントでは、新たに出た言及の82%が自社ページを引用した回答でした。すでに有名な自社ツールでは6%にとどまり、残りは第三者の情報からでした。

ただし、イベントを推すページを引用した回答の43%は、同じページに並んでいた他社のイベントを薦めていました。書けば推薦されるのではなく、書かなければ材料がないという順序です。出典はAhrefs「Self-Promotional Content Works」(2026年7月6日)です。

ステップ3

よくある質問に端的に答える

お客様から実際に聞かれる質問を10個書き出し、それぞれ2〜3文で答えるページを作ります。AIのために特別な書き方をしないことが要点です。

書き方

判定

AIのための特別な書き方

不要

前置きを外し先に答える

それで十分

1文目で定義を言い切る

用語説明で有効

Googleは生成AI検索のためだけに特定の書き方をする必要はないと明言しています。やるのは質問にきちんと答えるという当たり前のことだけで、人にとっても読みやすくなります。

ステップ4

サイトの情報構造を整理する

技術的な話がここまで来ないのは、順番として成り立たないからです。AIに引用されにくいサイトの多くは、人にとっても何をしている会社か分かりにくいサイトです。

やること

見るところ

重複の確認

同じ話が複数ページに散る

テーマの割り当て

1ページに1テーマ

リンクの整理

内容が分かる言葉でつなぐ

この状態で表面的な施策を足しても、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものになります。

ステップ5

Search ConsoleでAI検索での表示を測る

効果測定には公式の手段があります。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート(2026年6月導入)で、AIによる概要・AIモードでの表示回数が見られます。Discoverは別のレポートです。

測る手段

扱い

生成AIパフォーマンスレポート

基準にする

GA4の参照元流入

傾向だけ追う

第三者のAI可視性スコア

指標にしない

GA4のChatGPTなどからの流入は、数字が小さく出るのが普通です。第三者ツールの独自スコアは、Googleがその種の効果主張に注意を促しているので指標にしません。

ステップ6

月に1回同じ質問を投げて変化を見る

ステップ1で保存した質問を、月に1回そのまま投げ直します。質問を変えると前回と比較できなくなるので、文言は固定してください。

変化が出るまでには数か月かかります。AIの回答は日々変わるので、1回の結果で判断せず、3回分ほど並べて傾向を見ます。

LLMO対策でやってはいけないこと

手順よりも避けることのほうが差が出ます。次の4つはやると損をします。

やりがちなこと

起きること

AI出力をそのまま貼って量産

スパム扱い

不自然な言及を集める

有効でないと明記

効果を確約する提案を信じる

AI側が決めること

SEOとLLMOを別々に契約

作業が重複する

Googleはスケーリングされたコンテンツの不正利用をスパムとして扱い、Web上での不自然な言及集めは思われているほど有効ではないと明記しています。AIを使うこと自体は禁止されていません。契約を分けるなら工程表で重複を確認してください。

ステップ1〜3は自分で、4は専門家に相談したほうがいい

  • ステップ1〜3は専門知識なしで社内完結
  • ステップ4のURL変更は検索評価の資産を失うリスク
  • アームはLLMO対策を制作と月額に含め追加費用なし

ステップ1から3は社内で完結します。必要なのは自社のことを言葉にする時間だけです。

ステップ4だけは勝手を知らないと資産を失う

ステップ4は既存のページ構成を組み替える判断が絡みます。ページの分け方や統合、URLの扱いを間違えると、検索評価上の資産を失います。線引きは書けば済むことは自社で、構造を触ることは専門家とです。

作業

誰が

現状の記録・原稿・FAQ

自社

ページの統廃合・URL

専門家と

アームはLLMO対策を単体の商品として売っていません。ホームページ制作の支援内容の情報設計に組み込む形なので、対策のためだけの追加費用は発生しません。Google検索に要らない施策は工数にも計上しない。売らないと決めることも提案の一部です。

発注段階で見積もりの妥当性を見たいときと、新しく作る段階の設計を知りたいときは、次の記事へ。

ステップ4で構造を触るかどうかは、URLを一本動かす前に決めておくことです。

LLMOと類語の違い

  • Google検索の観点では中身は共通
  • SEOはLLMOの土台にあたる基礎
  • GoogleがAEO/GEOツールに注意喚起

Google検索の観点では、呼び名が違ってもやることはほぼ共通です。対象にするAIと測り方は違います。提案書でどの用語が使われていても、中身を見て判断してください。

用語

意味

SEO

LLMOの土台

LLMO

AI回答に引用される対策

AIO

LLMOとほぼ同義

GEO

海外での呼び名

AEO

AI回答重視の呼び名

Googleは2026年6月5日、AI体験での改善を約束する第三者ツール、いわゆるAEO・GEOツールについて注意を促しました。Googleは第三者のサービスを評価していないので、そうした主張には注意するように、という内容です。出典はGoogle検索セントラルの「Third-party SEO tools, services, and advice」です。

よくある質問

llms.txtは設置したほうがいいですか?

Googleは、新しい機械可読ファイルやAIテキストファイルを作成する必要はない、Google検索自体がそれらを使用していないため、と公式に明記しています。ほかのサービスのために置くのは問題ない、とも書いています。Google検索のために費用を払って実装する施策ではありません。

構造化データを入れればAIに引用されやすくなりますか?

Googleは、生成AI検索での構造化データは任意で、追加すべき特別なschema.orgマークアップもないと明記しています。リッチリザルトの助けになるので、SEOの一部として引き続き使うよう勧めています。

LLMO対策とSEO対策は何が違いますか?

Google検索に関してはほぼ同じです。異なるのは、Google以外のAIへの対応と、効果の測り方の2点です。

中小企業や個人事業でもLLMO対策をやる意味はありますか?

あります。総務省の令和8年版 情報通信白書では、生成AIを使ったことがある人の割合(20歳以上)が、2024年度の26.7%から2025年度は52.2%に上がりました。出典は総務省「令和8年版 情報通信白書」です。ただし別枠の投資として急ぐ必要はなく、6ステップは通常のサイト運用の範囲で進められます。

LLMO対策のやり方は、不要な5つを外した残り6ステップを順に進めるだけ

  • Google検索に要らない5つを外し残り6ステップを順に進める
  • まず自社名をChatGPTに聞き回答を日付つきで保存する
  • ステップ1〜3は社内で進め4の構造変更だけ専門家と決める

関連するお悩み

関連するコラム