
アーム代表の伊藤です。
AIO対策会社を検索している方の多くが本当に確かめたいのは、金額の高い安いより「この見積もりは、Googleが不要だと明言している施策を売っていないか」だと、相談の場で感じています。
AIO対策の費用に、業界共通の定価や公的な相場統計は存在しません(2026年9月時点)。AIO対策・LLMO対策・GEO対策は同じ施策の別名で、名前ごとの相場もありません。金額の妥当性は、相場との比較ではなく見積もりの中身の分解で判断できます。
この記事は、契約形態別の費用の実態から、SEO費用との二重計上や不要な施策の見抜き方、会社選びの5つの基準までを最短でたどる構成です。
「AIO対策」に定価はない。あるのは4つの契約形態
- 定価も公的な相場統計も存在しない
- 契約形態は4つ、診断/月額/制作組込/ツール型
- アームの診断は無料(スポット型)
最初に正直に書きます。AIO対策の費用には、業界共通の定価も公的な相場統計も存在しません。
検索すると「月額◯〜◯万円が相場」という記事が多数出てきますが、その多くはAIO対策を売る会社自身が根拠を示さずに書いたもので、数字の出どころをたどれません。
アーム自身も、実際に確認した
実際にアームが2026年8月時点で、LLMO・AIO支援をうたう主要なサービスの公式サイトを確認した範囲でも、料金を公表している会社は少数で、多くは問い合わせ制でした。
それでも、契約形態は次の4つに整理できます。相場の数字ではなく、この構造で見積もりを受け取る準備をしてください。
契約形態 | 施策の中身 | 向いている状況 |
|---|---|---|
診断スポット型 | 露出・構造・コンテンツの分析と計画 | まず現在地を知り、外注要否を判断 |
月額コンサル型 | 改善提案・コンテンツ改修の指示・モニタリングの継続伴走 | 社内に実行部隊がいて、指示があれば手を動かせる |
制作組み込み型 | サイト制作・リニューアルの工程にAIO対策を織り込む | サイトの作り直しや大規模改修をどのみち予定している |
ツール型 | AI検索での露出モニタリングや分析の自動化 | 計測は内製・改善実行も自社が前提 |
- 診断スポット型は、AI検索での露出状況・サイト構造・コンテンツの現状を分析し、改善計画まで納品する型。
診断・月額・組込・ツール、4つの費用の決まり方
- 診断スポット型:調査範囲と納品物の粒度。単発払い
- 月額コンサル型:稼働量と契約期間。月額×契約月数の総額で見る
- 制作組み込み型:サイト制作費に含まれる。追加費用の内訳を確認
- ツール型:月額のツール利用料。人の支援は別料金のことが多い
料金を公表している数少ない実例として、アーム自身の公表値を挙げておきます。診断スポット型にあたる「AI検索時代の流入診断」は無料(2026年9月時点)で、現状分析と改善計画書の納品までを含みます。診断を有料で受けるかどうかを判断するときの比較対象にしてください。
この記事の料金表記について
本記事の金額は2026年9月時点の税別価格です。AIO対策には公的な相場統計がないため、金額として載せているのは公表されているアーム自身の値です。発注前に、各社の最新の金額を確認してください。
AIO対策の見積もりの金額差は、この4つのどれかで生まれる
- サイト規模とSEOの状態で費用が動く
- 原稿を誰が書くかで費用は数倍変わる
- 実装を含むかどうかで総額が変わる
同じ契約形態でも、AIO対策の費用は次の4つで大きく動きます。見積もりの金額差は、ほぼこのどれかの差です。
- サイトの規模と、現状のSEOの状態
- コンテンツを誰がどれだけ作るか
- 実装まで含むか、提案で止まるか
- 計測とレポートの範囲
直す箇所の多さが、金額に跳ね返る
1つ目は、サイトの規模と現状のSEOの状態です。AIO対策の中身はSEOの延長なので、基本ができていないサイトほど直す箇所が多く、費用は膨らみます。逆に、SEOを継続してきたサイトなら追加でやることは少なくなります。
2つ目は、コンテンツを誰がどれだけ作るかです。AIに引用されるのは、独自の視点や一次情報を持つコンテンツです。原稿を対策会社が書くのか、自社で書くのかで、費用は数倍単位で変わります。
3つ目と4つ目は、見積もりで見落とされやすい
3つ目は、実装まで含むか、提案で止まるかです。提案書を受け取っても、サイト本体を直さなければ何も変わりません。実装費が見積もりの内か外かは、総額を左右します(詳しくは次の章で解剖します)。
4つ目は、計測とレポートの範囲です。どのAIサービスでの露出をどの頻度で追うかによって、ツール費とレポート作成の稼働が変わります。
SEO契約中に、AIO対策名目で同じ施策を二重に払っていないか
- 比較は金額でなくどの課題を解くかで見る
- SEO契約中にAIO名目で同じ施策を二重に買う事故
- 実装費はコンサル費の外にもう一段隠れる
AIO対策の相場を検索し続けるより、早く確実な方法があります。金額の妥当性を、相場との比較ではなく中身の分解で判断することです。
相場が成立するのは、サービスの中身が標準化されている市場だけです。AIO対策はまだ若い市場で、同じ「月額30万円」でも、A社は調査レポートのみ、B社は原稿執筆10本込み、ということが普通に起きます。
金額を横に並べても比較になりません。比較すべきは1円あたりの作業ではなく、その見積もりが自社のどの課題を解くかです。その読み方を、ここから具体的にやります。
二重計上は、名前を変えただけの再購入
最大の事故パターンは、すでにSEO会社と契約している会社が、AIO対策の名目で同じ施策をもう一度買ってしまうことです。AIO対策の中身はSEOの延長線上にあります。名前が違うだけで中身が同じなら、それは同じ保険に二重に入っているのと変わりません。
その項目名、実体は何なのか
見積り項目 | 実体 | 確認すべきこと |
|---|---|---|
AI検索露出のモニタリング | 計測ツールの利用とレポート作成 | 対象と判断者を確認 |
コンテンツのAI最適化改修 | 実体は記事のリライト | リライト費の重複に注意 |
構造化データ実装 | サイトへのマークアップ追加 | 必須ではないと公式明言 |
FAQコンテンツの設計・実装 | よくある質問ページの企画と制作 | FAQスキーマは表示終了 |
llms.txtなどAI向けファイル設置 | テキストファイルの設置 | 不要と公式が明言 |
サイテーション・言及獲得 | 外部サイトでの言及を増やす働きかけ | 不自然な言及集めは無効 |
- AI検索露出のモニタリング:どのAIサービスを何ワード追うのか。レポートを見て誰が何を判断するのか
- コンテンツのAI最適化改修:既存のSEO契約のリライト費と重複していないか。何を根拠に書き換えるのか
- 構造化データ実装:リッチリザルト用途なら有効。ただし生成AI検索には必須でないとGoogleが明言している
- FAQコンテンツの設計・実装:コンテンツとしてのFAQは有効。ただしFAQ用スキーマのリッチリザルトは表示終了済み
- llms.txtなどAI向けファイル設置:Google検索には不要と公式が明言。この項目に値札が付いていたら根拠を聞く
- サイテーション・言及獲得:不自然な言及集めは有効でないと公式が明言。何をもって「自然」とするのか
表中の公式見解は、Google検索セントラルの「AI features and your website」(2026年7月更新)にまとまっています。
FAQ用スキーマについては、Google検索セントラルの変更履歴に、2026年5月の告知でよくある質問のリッチリザルトの表示を終了し、その後、関連ドキュメント自体も削除した旨が記載されています。
FAQのリッチリザルト対応という項目が2026年8月時点の見積もりに載っていたら、その根拠を確認してください。
コンサル費に入らない実装費、あとで誰が払うか
見積もりを読むとき、もうひとつ見落とされやすいのが実装費です。制作まで手を動かす立場から、この構造を解剖します。
コンサル型の見積もりに載るのは、調査・提案・指示までのことが多いです。ところが、提案の中身を実現する作業は、ほぼすべてサイト本体の改修です。
構造化データはページ単位ではなくCMSのテンプレート単位で入れることになり、FAQは1ページ追記して終わりではなく、どの疑問にどのページで答えるかという情報設計からやり直しになります。見出し構造やパンくずの整理も、CMSテンプレートの改修工事です。
実装費は、どこに紛れ込むか
つまり、コンサル費の外側に、制作会社や社内エンジニアに払う実装費がもう一段隠れています。見積もりを受け取ったら、「この提案の実装は誰がやり、その費用はどこに載っていますか」と聞いてください。この一問で、総額の見え方が変わります。
「AI専用の技術に払っている」は誤解です
「AIO対策が高いのは、AIに対応する特殊な技術に払っているからだ」。これは誤解です。実際には、AI検索に表示されるための追加要件も専用技術も存在しないと、Google自身が公式に明言しています。
では何に払う価値があるのか。読者の課題を解く一次情報コンテンツと、それを支える基本のSEO・情報設計・実装です。地味な答えですが、ここにお金を使った分だけが、検索とAIの両方で働く資産になります。逆に「AI専用」を強調する項目ほど、根拠を確認する必要があります。
払う価値があるのは、地味な基本の側
手元に届いた見積もりの項目が、この章の表のどれにあたるのか判断がつかない場合は、その見積もりを見ながらご相談ください。セカンドオピニオンとしての壁打ちだけでも構いません。
どのAIO対策会社に頼むかは、出自で選び方が変わる
- 会社は4タイプ、出自で得意分野が違う
- 判断基準は5つ、まず二重計上を防ぐ
- 月20万円でも12ヶ月縛りなら240万円
AIO対策会社と一括りにされがちですが、出自によって得意分野と費用の構造が違います。
タイプ | 出自と得意 | 合う状況 |
|---|---|---|
SEO会社型 | 検索順位改善の実績とプロセスを持つ | SEOから体制を作り直したい。コンテンツ量が多い |
専業コンサル型 | AI検索の調査・分析に特化 | 社内に実行部隊があり、判断材料だけ欲しい |
制作会社型 | サイト設計と実装まで一気通貫 | サイト改修が前提。提案と実装の分断を避けたい |
ツール型 | 露出モニタリングの自動化 | 計測は内製し、改善は別途考える |
SEO会社型・専業型・制作型・ツール型、費用の違い
- SEO会社型:既存のSEOメニューにAIO対策を統合、または追加
- 専業コンサル型:月額コンサル費。実装は別
- 制作会社型:制作費に組み込み、または診断の単発
- ツール型:月額ツール利用料
そのうえで、どのタイプを選ぶにしても、判断基準は次の5つです。
- SEOとAIOを別料金で分けて売っていないか
- Googleが不要と明言している施策を売っていないか
- AI検索での成果を保証していないか
- 実装を誰がやるかまで見積もりに書かれているか
- 最低契約期間と解約条件が明確か
中身が同じなら、名前を分ける意味はない
基準1は、この記事で繰り返してきた二重計上の防波堤です。中身が同じものを2つの名前で売る会社は、構造的に二重計上を生みます。
基準2は、前章の表がそのままチェックリストになります。llms.txtの設置費やFAQスキーマの実装費が根拠の説明なく載っていたら、その会社の情報鮮度を疑ってください。
基準3には公式の裏づけがあります。
基準3の裏づけは、Google自身の注意喚起
Google検索セントラルの「Third-party SEO tools, services, and advice」(2026年6月更新)は、AEOやGEOと呼ばれるツール・サービスについて、第三者はGoogleの内部ランキングデータにアクセスできず、成果を保証できないと注意喚起しています。
「AI検索での表示を保証します」という営業文句は、この公式見解と正面からぶつかります。
基準4と5は、費用の総額と出口の問題です。実装費の所在は前章のとおり。加えて、月額契約は総額で見ます。月額20万円でも12ヶ月縛りなら240万円の投資判断です。やめたいときにやめられる契約か、先に確認してください。
月20万円のAIO対策、何件の商談で回収できるか
- AIアシスタント経由訪問は23セッション
- 全体の1.5%ほどがAI経由の流入
- 月20万円×12ヶ月なら回収は商談4件
AIO対策の費用をいくらにするかは、効果をどう測り、何で回収するかとセットで決めます。ここを曖昧にしたまま月額契約を始めると、やめどきが判断できなくなります。
AI経由の流入は、2つの方法で測れる
測る手段は、2026年8月時点で2つあります。1つはGA4です。
ChatGPTなどのAIアシスタント経由の流入は参照元から識別でき、アーム自身のGA4でも、直近90日でAIアシスタント経由の訪問が23セッション記録されていました(2026年8月時点)。全体の1.5%ほどの規模です。
もう1つの手段は、まだ効果測定の柱になれない
もう1つはSearch Consoleで、AI Overviewsなどでの表示回数を確認できる生成AIパフォーマンスレポートの提供が2026年6月に始まりました。
ただしSearch Consoleヘルプに明記されているとおり、2026年8月31日に全プロパティへの展開は完了したものの、確認できるのは表示回数・ページ・国・デバイス・日付のみで、クリックもクエリも見られません(2026年9月17日確認)。効果測定の柱には、まだなりません。
測定の限界は、アーム自身の実測でも同じでした。
回収できるかは、単純な割り算で決まる
この2つの数字が示すのは、AI経由の流入は増えてはいるが、多くのサイトではまだ月数件〜数十件の規模だ、という現実です。費用は流入数ではなく、商談からの回収で判断します。考え方は単純な割り算です。
仮に月額20万円を12ヶ月契約すれば総額240万円。1件の商談が平均60万円の粗利につながる事業なら、この施策経由の商談が4件で回収という計算になります(あくまで単純計算です)。
自社の商談単価でこの割り算をして、現実的な件数に見えなければ、その金額はまだ早いという判断ができます。
大きな契約より先に、小さく始める
正直に言えば、AI経由の流入がまだ月数件のフェーズで、いきなり年間数百万円のフル支援に踏み込む必要のある会社は多くありません。焦って大きな契約を結ぶことより、現在地を測って小さく始め、数字を見ながら投資を増やすことのほうが、回収の設計としては健全です。
積み上げてきた時間も、原価に入れて考える
回収を計算するとき、見積もりの金額だけでなく、自分たちがすでに費やした時間も原価に入れてください。月60本のコラムを自力で書き続けても結果が変わらない場合、1本に1時間かけているだけで月60時間、年間720時間を投じている計算になります(仮に1本1時間として単純計算)。
その時間を効果測定と原稿の質に振り向け直すほうが、新しく大きな契約を結ぶより先に着手できる、費用のかからない改善です。時間を溶かし続けることも、立派な投資判断の対象です。
AIO対策、自社でやる範囲と外注する範囲の線引き
- 自社の役割は素材集めの部分
- 外注の役割は構造設計と実装
- 自力の手順は別記事で6ステップ
AIO対策の費用を抑えるいちばん確実な方法は、自社でやれる範囲を先に切り分けることです。
自社でやったほうがいいのは、素材の部分です。お客様から実際に受けた質問の記録、導入事例の具体的な数字、現場だから知っている判断基準。AIに引用される「独自の視点・一次情報」の原石は、対策会社ではなく自社の中にしかありません。
ここを外注すると、どこにでもある一般論の記事が量産され、費用だけが積み上がります。
外注が働くのは、構造を作る部分
外注が生きるのは、構造の部分です。現在地の診断、どの疑問にどのページで答えるかという情報設計、サイト本体の実装。ここは専門性と工数の両方が要るので、外の手を借りる価値があります。
自分でやれる範囲の具体的な手順は、別の記事に6ステップでまとめています。外注の見積もりを取る前に一読すると、どこまでが自力で届く範囲かの感覚がつかめます。
事業の魅力は、外注しても手に入らない
AIO対策を外に出したくなる気持ちの裏には、もうひとつの本音があります。「対策さえ整えば、あとは業者に任せられる」という安心感が欲しいのだと思います。ですが、AIが引用したくなる一次情報の中身、つまり商材や提案の魅力そのものは、外注しても手に入りません。
構造と実装は任せられても、事業の魅力を言葉にする作業までは委ねられません。ここを他人任せにできないという感覚は、経営としてむしろ健全です。外注先を選ぶ基準の1つに「素材集めまで巻き取ろうとしていないか」を加えてください。巻き取る提案をする会社ほど、あとで一般論の記事が量産される構造に陥りやすくなります。
AIO対策とは。LLMO・GEOと呼び名が違っても同じ請求書
- AIO・LLMO・GEO・AEOは同じ施策の別名
- 引用されると推薦されるは別物、クリックはまれ
- 生成AI利用者は58.8%、前年は26.7%
AIO対策・LLMO対策・GEO対策・AEO対策は、同じ施策の別名です。中身はSEOとコンテンツ作りの延長で、AI検索に表示されるための追加要件は存在しないとGoogleが明言しています。
AIO対策とは、何にお金を払う取り組みなのか
AIO対策とは、GoogleのAI Overviews(AIによる概要)やAIモードの回答に、自社サイトが引用・言及される状態を作る取り組みを指します。
AIOはAI Optimizationの略で、対象をチャット型AI全般に広げてLLMO対策やGEO対策とも呼ばれます。AIの回答経由で自社を知る見込み客が増えるほど、この入口を整えられているかどうかが商談の数と質に響いてきます。
ひとつ、先に分けておきたい概念があります。回答に「引用される」ことと、おすすめとして「推薦される」ことは別物です。引用はAIが回答を作る素材に選ばれることで、引用元リンクがクリックされることはまれです。
引用と推薦は、別物として確認する
商談につながるのは、「どの会社がおすすめ?」という質問に社名で答えてもらう推薦のほう。費用対効果を見るときは、その提案が「引用の数」を売っているのか、「推薦される状態づくり」まで設計しているのかを分けて確認してください。
AIO・LLMO・GEO、呼び名が違うだけで請求内容は同じ
呼び名は乱立していますが、中身はほぼ同じです。
用語 | 正式名称 | ニュアンスの違い |
|---|---|---|
AIO対策 | AI Optimization | AI Overviews/AIモード対策の意味で多用 |
LLMO対策 | Large Language Model Optimization | ChatGPT等チャット型AI全般を含む |
GEO対策 | Generative Engine Optimization | 海外での呼び名/中身は同じ |
AEO対策 | Answer Engine Optimization | AIの「回答」に載ることを強調した呼び名 |
- AIO対策:日本ではGoogleのAI Overviews・AIモードへの対策を指して使われることが多い
- LLMO対策:ChatGPTなどチャット型AI全般への最適化を含む呼び名
ドラッグストアで、中身は同じ風邪薬がパッケージ違いで3列に並んでいる光景を想像してください。AIO対策の売り場は、いまそれに近い状態です。
入口の呼び名がGoogle寄りかチャットAI寄りかの違いはあっても、やることは「AIが引用したくなる、根拠のあるコンテンツと構造を作る」の一点に集約されます。
名前が変わっても施策は変わらないので、名前ごとに別の相場があるわけでもありません。
AIO対策の費用を考える前に知るべき、SEOとの関係
AIO対策の費用を考えるうえで、いちばん大事な前提がこれです。
Google検索セントラルの「AI features and your website」(2026年7月更新)は、AI Overviewsなどの生成AI機能に表示されるための追加要件は存在せず、特別な最適化も不要だと明言しています。
新しい機械可読ファイルやAI向けのマークアップを作る必要はなく、構造化データも生成AI検索に必須ではない、とまで書かれています。
払っているのは、特殊技術でなく基本の質
つまり、AIO対策として払うお金の中身は、良質なSEOとコンテンツ作りそのものです。「AI専用の特殊技術」への対価ではありません。この前提を持って見積もりを読むだけで、費用の判断は大きく変わります。
AIO対策の相談が、なぜ今あなたの会社にも来るのか
検索の入口が実際に変わり始めているからです。総務省「令和8年版情報通信白書」(2026年)によると、生成AIサービスを使ったことがある人の割合は2025年度調査で58.8%でした。
前年度の26.7%から大きく伸びています(2025年度調査は15〜19歳を新たに対象に加えており、20歳以上に限ると52.2%)。
お客様が調べもの段階でAIの回答を目にする機会は、確実に増えています。一方で、この変化は「今すぐ大金を投じないと手遅れになる」という話でもありません。AI経由の流入はまだ規模が小さく、費用は現在地を測ってから決めるのが合理的です。
AIO対策を頼む前に、アームなら最初に何を聞くか
- SEOと分けて二重計上しない
- AI検索流入診断は無料で開始
- 不要な施策は売上になっても売らない
最後に、アームがAIO対策をどう扱っているかを書いておきます。会社選びの比較材料のひとつにしてください。
SEO契約があるなら、AIO対策は別売りにしない
アームは、AIO対策を独立したメニューとして販売していません。中身がSEOとコンテンツ作りの延長である以上、分けて売ると二重計上の構造をこちらが作ることになるからです。サイト制作・改善の工程に、AI検索で引用されるための設計を最初から織り込みます。
月額契約より先に、無料診断で現在地を決める
いきなり月額契約を勧めることもしません。まず「AI検索時代の流入診断」(無料)で、検索とAIの両方での現在地と、直すべき箇所の優先順位を出します。そのうえで、必要な施策だけを積み上げて見積もります。
費用の考え方の全体像は費用と相場の考え方で公開しています。内訳を説明できない費用は請求しない、が方針です。
Googleが不要と言う施策は、売上になっても売らない
llms.txtの設置やAI向けの特別なマークアップなど、Googleが不要と明言している施策は、お客様に売りません。売上の機会としては損ですが、根拠のない施策に予算を使わせないことのほうが、長い付き合いでは大きいと考えています。
よくある質問
AIO対策の費用相場はいくらですか?
相場と呼べる公的な統計は存在せず、主要な会社の多くは料金を非公開にしています(2026年8月時点)。
契約形態は診断スポット型・月額コンサル型・制作組み込み型・ツール型の4つに整理でき、参考値としてアームの診断は無料です。金額は相場との比較ではなく、見積もりの中身の分解で判断してください。
AIO対策とLLMO対策は、別々に発注する必要がありますか?
必要ありません。AIO対策とLLMO対策は同じ施策の別名で、やることは共通しています。別々のサービスとして両方契約すると、同じ施策への二重払いになる可能性が高いです。
すでにSEO会社と契約しています。AIO対策を追加すべきですか?
まず今のSEO会社に、AI検索への対応方針を聞いてください。AIO対策の中身はSEOの延長なので、良質なSEOが回っているなら追加契約なしでカバーできている可能性があります。
回答が曖昧な場合や、AI専用の追加費用を提示された場合は、この記事の見積もりの読み方で中身を確認してください。
AIO対策のツールだけ導入すれば十分ですか?
ツールで分かるのは露出の現状までで、改善の実行は別の仕事です。計測を内製したい会社には有効ですが、コンテンツと実装を動かす体制がなければ、数字を眺めるだけの固定費になります。導入前に、誰がその数字を見て何を直すのかを決めておいてください。
AIO対策の効果はどのくらいで出ますか?
確立した目安は存在しません。効果の出方はサイトの現状と業種で大きく変わるうえ、公式の計測手段も整備の途上です。だからこそ、開始前に計測手段(GA4のAI経由流入など)を決め、契約は途中でやめられる形にしておくことをおすすめします。
「AI検索での表示を保証します」という会社は信用できますか?
Googleは、第三者は内部ランキングデータにアクセスできず成果を保証できない、と公式に注意喚起しています。表示の保証をうたう営業は、この公式見解と矛盾します。保証の語が出てきた時点で、契約は慎重に判断してください。
業者の評判や噂だけで判断してもいいですか?
判断材料の1つにはなりますが、それだけでは不十分です。評判は人づてに伝わるうちに変形します。この記事の基準2(Googleが不要と明言している施策の一覧)と基準5(最低契約期間・解約条件)を、実際の見積もりと契約書で確認してください。噂より先に、書面で確かめられることのほうが多いはずです。
AIO対策会社の見積もりは、相場でなく「何件の商談で回収するか」で決める
AIO対策の費用に相場はなく、名前ごとに別の施策があるわけでもありません。金額は相場との比較ではなく、見積もりの中身の分解で判断してください。Googleが不要と明言している施策が値札付きで載っていないか、それだけでも契約前に確かめてください。最後に問うべきは「いくらで頼むか」ではなく「何件の商談で回収する設計か」です。
確かめる入口は、なぜ無料の診断なのか
アームでは、検索とAI検索の両方での現在地を単発で診断する「AI検索時代の流入診断」(無料)を入口にしています。診断の結果、大きな対策が不要と分かればそこで終わって構いません。手元の見積もりの妥当性を確かめたい、という段階のご相談でも大丈夫です。




