業務システムUIUXデザイン
基幹系の業務システム、管理画面、ダッシュボード、社内向け業務ツール……毎日触る業務システムこそ、UIの設計品質が業務効率と現場の生産性を左右します。
アームは、機能の追加と改修を重ねた結果としてUIが破綻している業務システムや、現場が「使いにくい」と感じながらも改修の優先順位がつかない状態のシステムに対して、情報設計とUIデザインをゼロから組み直す支援を行っています。表層的なリニューアルではなく、業務フローとの整合・運用負担の軽減・教育コストの削減まで含めた、見やすく使い続けられる業務システムのUIデザインをご提案します。
東京都世田谷区三軒茶屋を拠点に、業種・規模を問わず100件以上のプロジェクトを経験。大手広告代理店経由の大規模システムから、スタートアップの社内ツールまで対応してきました。
業務システム・管理画面のUIデザインで解決できる代表的な課題
業務システムには、コンシューマ向けプロダクトとは異なる固有の課題があります。アームの業務システムUIUXデザインで解決できる、代表的な課題をご紹介します。
機能追加と改修を重ねた結果、画面の一貫性が崩れている
リリース当初は整っていた業務システムも、年単位で機能追加・改修を続けるうちに、画面ごとに操作のルールが違う、似たようなボタンが3種類ある、用語が画面ごとに揺れている、といった状態に陥ります。現場は「慣れ」でカバーしていますが、新人の習熟コストや保守コストとして見えない形で蓄積していきます。
新人が一人前になるまでに、教育コストがかかりすぎている
業務システムは、毎日触る現場ほど「慣れ」が効きます。ただし裏を返せば、新人がベテランと同じスピードで使えるようになるまで数週間〜数ヶ月かかるシステムは、UIの設計に課題がある可能性が高いです。教育マニュアルを厚くする前に、画面そのものを見直すべきタイミングです。
Excel・スプレッドシート併用で運用が回っている
「業務システムだけでは足りないので、Excelで補完している」「特定の集計だけ別シートで管理している」といった運用が常態化しているケースは、業務システムが本来カバーすべき機能をUI上で表現しきれていないサインです。情報設計の見直しによって、Excel依存を減らしていくことが可能です。
管理画面のデザインが古く、社内・社外への説明時に印象が悪い
社内向けの管理画面でも、来客時のデモや投資家向けのプレゼン、お客様向けの操作レクチャーといった場面では、UIの印象が会社全体の印象に直結します。「機能はあるのに、画面が古い」状態は、機会損失につながります。
一部のベテランしか使いこなせない画面がある
「あの画面はあの人にしか触らせない」「Aさんがいないと月次処理が回らない」といった属人化は、UIの設計が原因であることが少なくありません。誰が見ても次のアクションが分かる、見やすい管理画面に組み直すことで、業務の属人化を解消できます。
改修したいが、現状の画面構造が複雑すぎて見積もりが取れない
業務システムが複雑化しすぎて、「どこから手をつければいいか分からない」「ベンダーに改修見積もりを依頼しても返ってこない」状態は、設計負債が限界に来ているサインです。アームでは、現状調査と課題の構造化から着手し、改修の優先順位とロードマップを整理するところから支援できます。
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業務システムUIUXデザインの対応範囲
業務システムといっても、対象となる画面・システムの種類は多岐にわたります。アームでは以下の範囲をカバーしています。
基幹系業務システムのUI改修・リニューアル
販売管理、在庫管理、生産管理、会計、人事といった基幹系業務システムのUIを、現場の業務フローに沿った形に再設計します。レガシーなUIフレームワーク上で動いているシステムでも、デザインの観点からは改善余地が大きく残っていることが多いです。
管理画面・ダッシュボードの再設計
SaaSや自社サービスの管理画面、KPIダッシュボード、運用画面など、データの可読性とアクション導線が両立した管理画面のデザインを行います。情報密度を上げながら認知負荷を下げる、見やすい管理画面の設計が得意領域です。
社内向け業務ツールのUI設計
社内エンジニアが自前で開発しているツールや、特定部門のためのワークフロー管理ツールなど、社内向けに作られた業務ツールのUIを整えます。利用者が限定的でも、毎日使うものだからこそUIの設計品質が業務時間を左右します。
業務システムの新規開発時のUI設計
ゼロから業務システムを開発するフェーズで、要件定義と並走しながらUI設計を進めます。AIを活用した高速プロトタイピングで「見て触れる」状態を早期に立ち上げ、関係者全員が同じゴールに向かえる設計プロセスをご提供します。
既存システムへの部分改修・特定画面の改善
「全部は無理だけど、まずこの画面だけ直したい」というご要望にも対応します。月次処理の画面、利用頻度の高いダッシュボード、新人がつまずくフォーム画面など、ROIの高い画面から着手するスコープ設定が可能です。
アームが業務システムUIデザインで重視している5つの観点
業務システムには、コンシューマ向けプロダクトとは異なる設計の観点が必要です。アームが業務システムのUIデザインで重視しているのは、以下の5つです。
1. 認知負荷の最小化を最優先にする
業務システムは、毎日触る道具です。1画面あたり0.5秒の認知負荷の差が、年間の業務時間に大きく跳ね返ります。装飾的なスタイリングよりも、情報の階層と関係性が一目で分かる構造を優先します。
2. 業務フローとUIの整合性を取る
業務システムは、業務フローの「容れ物」です。現場の業務リズム、判断のタイミング、よく使う機能の頻度などを設計に反映させないと、どれだけ美しいUIでも現場には定着しません。設計前のヒアリングに時間をかけるのは、ここに直結します。
3. ベテランも新人も使える二層設計
業務システムには、毎日使うベテランと、月に数回だけ触る新人やヘルプ要員の両方がいます。ベテラン向けにショートカットやキーボード操作を厚くしつつ、新人向けにラベルとガイドを丁寧に置く、といった二層構造の設計が必要です。
4. データ密度と可読性のバランス
業務システムでは、画面いっぱいに情報を詰め込んだほうが業務効率が上がる場面が少なくありません。コンシューマ向けの「余白を取った美しいUI」を持ち込むと、かえって業務が遅くなることもあります。情報密度を高めながら可読性を下げない、業務システムならではのデザイン判断が問われます。
5. 段階的な移行と運用継続性
業務システムの全画面を一気にリニューアルすると、現場の混乱が大きすぎて運用に支障が出ます。重要度の高い画面から段階的に切り替える計画と、新旧UIが並走する期間の運用設計まで含めて、移行をデザインします。
業務システムUIUXデザインの進め方
業務システムのプロジェクトは、現場理解とフェーズ分割が成否を分けます。アームでは以下の6ステップで進めています。
0. お問い合わせ・初期相談|無料
業務システムの現状、課題、改修の優先順位、予算感、スケジュールをお聞かせください。差し支えない範囲で、既存システムのスクリーンショットや画面構造のドキュメントを共有いただけるとより具体的なご提案が可能です。
0.1 ヒアリング
オンラインまたは対面で、業務システムの利用シーン、現場の困りごと、改修したい範囲をお聞きします。技術的な制約や保守ベンダーとの関係性についても、この段階で整理します。
0.2 概算見積り・スケジュールのご提示
ヒアリングをもとに、想定スコープ・概算見積り・スケジュール案をお渡しします。全画面リニューアルか部分改修か、フェーズ分割の方針もこの段階で擦り合わせます。
0.3 契約締結・キックオフ
業務委託契約(必要に応じてNDA)を締結し、プロジェクトをキックオフします。
主な実施項目例
- ヒアリング(オンラインまたは対面)
- 現状の画面構造の確認
- 概算見積り・スケジュール案の提示
- 業務委託契約/NDA締結
1. 業務フロー・既存システムのヒアリング|約1〜2週間
業務システムの設計品質は、現場の業務フローをどれだけ正確に理解しているかに比例します。利用者ヒアリング、業務フローの整理、既存システムの操作ウォークスルーを通じて、現場の「暗黙知」を可視化します。
1.1 利用者ヒアリング
実際にシステムを使っている現場の方々から、業務の流れと困りごとをお聞きします。可能な限り、ベテラン・中堅・新人それぞれの視点をうかがうことで、二層設計の参考にします。
1.2 業務フローの整理
ヒアリングをもとに、業務フロー図を作成・更新します。「システム上で完結している部分」「Excelやメールで補完している部分」「属人化している部分」を可視化します。
1.3 既存システムの操作ウォークスルー
主要な画面と操作フローを実際に操作しながら、認知負荷がかかっている箇所、無駄な遷移、用語の揺れなどを記録します。
主な実施項目例
- 現場ヒアリング(複数役割の利用者)
- 業務フロー図の作成・更新
- 既存画面の操作ウォークスルー
- 課題リストと優先順位の整理
2. 課題の言語化と改善方針の合意|約3〜5日
ヒアリングで明らかになった課題を構造化し、「どの課題から、なぜ、どう改善するか」を言語化します。お客様と方針を合意したうえで次工程に進みます。
2.1 課題マップの作成
課題を「画面構造の問題」「情報設計の問題」「操作の一貫性の問題」「業務フローとのズレ」といったレイヤーに分けて整理します。
2.2 改善方針ドキュメントの作成
各課題に対する改善方針と、想定される効果(教育コスト削減・属人化解消・処理時間短縮など)をドキュメント化します。
主な実施項目例
- 課題マップの作成
- 改善方針ドキュメントの作成
- お客様との方針合意ミーティング
3. 情報設計・画面構造の再設計|約2〜3週間
業務システムの場合、UIに着手する前の「情報設計」と「画面構造」の見直しが、最終品質を大きく左右します。ここを丁寧にやり切ることで、後工程の手戻りを最小化できます。
3.1 情報設計
画面ごとに表示する情報要素、操作要素、関連リンクを整理します。業務フローのどの場面で、どの情報が必要かを基準に判断します。
3.2 画面構造の再設計
サイトマップ・画面遷移図・主要画面のワイヤーフレームを作成します。装飾を排した状態で、情報の階層と操作の流れを検証できる形に仕上げます。
3.3 開発チーム・ベンダーとのレビュー
エンジニアや保守ベンダーとワイヤーフレームをレビューし、技術制約や工数の観点からフィードバックをもらいます。
主な実施項目例
- 画面ごとの情報要素整理
- サイトマップ、画面遷移図の作成
- ワイヤーフレームの作成(Figma)
- 開発チーム・保守ベンダーとのレビュー
4. UIデザイン・磨き込み|約3〜5週間
ワイヤーフレームをもとに、業務システムらしい情報密度と可読性を両立するUIを作り込みます。
4.1 デザインの方向性検証
主要1〜2画面でデザインの方向性を複数案検証し、お客様と合意します。社内向けシステムか、対外的にも見せるシステムかで、トンマナの判断が変わります。
4.2 全画面のUIデザイン
合意した方向性をもとに、全画面のUIを作成します。コンポーネント単位で設計し、画面間の一貫性を担保します。
4.3 状態網羅とエッジケース対応
長文表示、極端な数値、エラー、空状態、ローディング、権限による表示差分など、業務システム特有のエッジケースを網羅して設計します。
4.4 仕様書・ハンドオフ
開発に渡すための仕様書(コンポーネント仕様、状態仕様、間隔ルールなど)を整理し、Figma上でハンドオフします。
主な実施項目例
- デザイン方向性の複数案検証
- 全画面のUIデザイン
- コンポーネント設計
- 状態網羅とエッジケース対応
- 仕様書作成とハンドオフ
5. 移行計画・運用立ち上げ|約1〜2週間
業務システムは「リリースして終わり」ではなく、現場が新UIに移行するフェーズが最も重要です。
5.1 移行計画の策定
全画面一斉リリースか、画面単位の段階的リリースかを判断し、移行スケジュールと並走運用期間を設計します。
5.2 現場への説明資料の作成支援
新UIの変更点を現場に説明するための資料、操作マニュアル、変更ハイライトなどの作成をサポートします。
5.3 リリース後のフォロー
リリース直後の現場フィードバックを受け、軽微な調整やドキュメントの追補を行います。
主な実施項目例
- 移行計画とスケジュールの策定
- 現場向け説明資料・マニュアルの作成支援
- リリース後の調整・フォロー
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業務システムUIUXデザインの料金・期間の目安
業務システムのプロジェクトは、画面数と現場ヒアリングの規模で大きく変動します。目安として下記をご参考ください。
依頼パターン | 期間の目安 | 料金の目安(税別) |
|---|---|---|
部分改修(特定画面〜10画面程度) | 1〜2ヶ月 | 80万円〜 |
中規模リニューアル(10〜30画面) | 3〜4ヶ月 | 250万円〜 |
全画面リニューアル(30画面以上) | 5〜8ヶ月 | 600万円〜 |
新規業務システムのUI設計 | 3〜6ヶ月 | 300万円〜 |
月額契約(業務委託デザイナーとして) | 月単位 | 月額50万円〜 |
※料金の目安は2026年時点のものです。プロジェクトの規模・難易度により変動しますので、正式なお見積りは無料相談時にご提示いたします。
業務システムUIUXデザインに関するよくあるご質問
Q. 既存システムの一部の画面だけ改修することは可能ですか?
可能です。むしろ「全部を一気にやらない」判断のほうが、運用継続性の観点で正しいケースが多くあります。利用頻度が高い画面、新人がつまずきやすい画面、対外的に見せる機会が多い画面など、ROIの高い画面から段階的に着手するスコープ設定をご提案します。
Q. 業務システムの開発(実装)までお願いできますか?
開発は信頼できるパートナー企業と連携してご対応いたします。デザインのみ、設計のみのご依頼も可能です。既存の保守ベンダーがいる場合、ベンダーとの連携の取り方からご相談いただけます。
Q. 現場ヒアリングは必須ですか?
業務システムのプロジェクトでは、現場ヒアリングをほぼ必須とお願いしています。発注担当の方からだけうかがう情報では、実際に毎日使っている現場のリアルな困りごとがすくい上げられないためです。短時間のオンラインヒアリングでも構いませんので、できる限り設定をお願いしています。
Q. 機能の追加・削除の判断もしてもらえますか?
UIデザインの観点から、機能の整理に関する提案も行います。「使われていない機能を削る」「似た機能を統合する」「機能の見せ方を変える」といった判断は、UIと業務フローの両方を見ないと適切な判断ができないためです。最終的な機能要件の決定はお客様にお任せしますが、判断材料はしっかりご提供します。
Q. 業務委託デザイナーとしてプロジェクトに継続的に入れますか?
可能です。業務システムのリニューアルプロジェクトは、リリース後の運用・改善フェーズが長く続きます。スポットでのリニューアル支援だけでなく、月額契約での継続支援にも対応していますので、ご相談ください。
Q. 管理画面・ダッシュボードのデザインだけお願いすることはできますか?
もちろん可能です。SaaSの管理画面、社内ツールのダッシュボード、運用画面など、管理画面に特化したご依頼も多くお受けしています。見やすい管理画面の設計には、情報密度と可読性のバランスといった業務システム特有の観点が必要なので、コンシューマ向けプロダクトのデザインとは異なるアプローチでご提案します。
Q. 守秘義務契約(NDA)には対応できますか?
対応可能です。社内システムや基幹系システムのプロジェクトは機密情報を扱うことが多いため、お問い合わせ後のヒアリング前であっても、必要に応じてNDAを締結したうえで詳細をうかがいます。お客様のテンプレートでも、こちらのテンプレートでも対応可能です。
Q. レガシーなUIフレームワーク上で動いているシステムでもデザインを変えられますか?
ご相談ください。技術的な制約があるなかでも、デザインの観点で改善できる余地は必ず存在します。「いまの技術スタックでも実現できる範囲でのリニューアル」と「中長期で技術スタック側も入れ替えていく前提のリニューアル」を、お客様の状況に応じて使い分けます。
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代表
伊藤 悠希
愛媛出身、東京在住。複数の制作会社でオンスクリーン領域のデザインを経験後、屋号「aaam(アーム)」で独立。スタートアップを中心にデザイン支援を行う。
1
総プロジェクト数
100
+
業種・規模を問わず100件以上のプロジェクトを経験。初めての業界でも、過去の知見から最適な設計を提案できます。
※数字は、アームとして独立する前の期間も含めています。
2
業界歴
9
年
Web制作・UIデザイン領域で9年の実務経験。設計だけでなく、公開後の運用・改善まで見据えた提案ができます。
※数字は、アームとして独立する前の期間も含めています。
3
伝言ゲーム
0
回
ディレクター不在の一気通貫体制。課題を直接聞いたデザイナーが設計・制作するため、要件のズレや手戻りが起きません。

