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BtoBサイトの改善│問い合わせが増えない5つの原因と、検索・AIに見つかっているかの切り分け

BtoBサイトの改善│問い合わせが増えない5つの原因と、検索・AIに見つかっているかの切り分け

アーム代表の伊藤です。
BtoBサイトの改善は、作り直す前にできることがほとんどです。

先に確かめるのは、検索とAIに見つかっていないのか、見つかっているのに選ばれていないのかです。原因は5つあり、直す順番も決まっています。

BtoBサイトの改善は、見つかっていないのか選ばれていないのかを先に切り分ける

  • 見つかっていないなら受け皿を直しても増えない
  • 見る数字は表示回数・クリック率・到達率の3つ
  • AIの引用は検索順位に従う

「アクセスはあるのに」と言われるサイトでも、実は狙う語で見つかっていないことがあります。どこで止まっているかは、Search Consoleと問い合わせページの数字で切り分けられます。

症状見る数字
検索から来ない狙う語の表示回数
表示はあるのに来ないタイトルのクリック率
AIで候補に出ない狙う語でAIに聞いた答え
来ているのに問い合わせがない問い合わせページの到達率
フォームまで来て帰る送信率

上の2行なら、直すのは受け皿ではなく、狙う語とタイトルです。AIで候補に出ないのも同じ側の問題です。アームの自社サイトでは、検索順位が上の記事はAIに112回引用され、下の記事は2回でした。AI検索の対策を足す前に、順位が取れる構造になっているかを見ます。実測はAIO対策・LLMO対策は意味ない?に書きました。

下の2行が当てはまるなら見つかってはいます。ここから先の5つの原因と直す順番がそのまま使えます。

BtoBサイトの改善で足りるか、作り直しか。分かれ目は2つ

  • 改善で足りるのは流入があり導線が弱い時
  • リニューアルは構造が根本からずれた時
  • 迷ったら改善から小さく試す

原因が一部のページや導線にあるなら改善で十分です。作り直しが要るのは、情報設計や基盤が根本からずれている場合だけです。

サイトの状況

打ち手

流入はあるが導線が弱い

改善(導線・CTA)

必要なページが足りない

改善(ページ追加)

情報設計が根本からずれた

リニューアル

基盤が古く更新できない

リニューアル

迷ったら改善からです。小さく直して効果を確かめてから、リニューアルを判断しても遅くありません。

「なんとなく古そうだから」は上長に説明できる理由になりません。どこで取りこぼしているかをデータで示せれば、それがそのまま稟議の材料になります。

BtoBサイトの改善で直す、リードが増えない5つの原因

  • 原因はサイトの中の決まった場所に潜む
  • 説得材料が会社情報の奥にしまわれている
  • フォームは必須項目を絞るのが先

「アクセスはあるのに問い合わせが増えない」とき、原因はサイトの中の決まった場所にあります。自分のサイトがどれに当たるか、照らしながら読んでください。

原因1

アクセスはあるのに問い合わせの受け皿がない

流入を集めても、次の一歩が見えなければリードにはなりません。訪問をリードに変える率は、デザインではなく受け皿の設計で決まります。

安心なサイト

要注意のサイト

どのページにも次の一歩

最下部に問い合わせだけ

迷う場所に導線がある

読み切った人しか拾えない

直し方はアクセスはあるのに、問い合わせにつながらないでも整理しています。

原因2

知りたい順でなく自社が言いたい順になっている

担当者がサイトを開いてまず思うのは「結局、うちの課題は解決するのか」「自社でも使えるのか」です。すぐ答えが返らないと「ここは違うかもしれない」で離脱します。

言いたい順

知りたい順

理念・沿革

課題は解決するか

サービス一覧

自社でも使えるか

実績は奥のページ

誰が使っているか

原因3

上長や決裁者を説得する材料が届く場所にない

BtoBの導入は担当者一人では決まりません。立場の違う人が別の目的でサイトを見ます。

見る人

探すもの

担当者

候補を絞る材料

上長

確認する根拠

決裁者

稟議を通す根拠

導入事例・実績・料金の根拠が会社情報の奥にしまわれていると、信頼が伝わる前に離脱されます。買い手がAIで候補を絞り、人が最後の裏取りに来る流れも増えました(AI検索を業務で使う人は約65%・トライベック調査2026)。要約には載らない実体験や判断基準を、届く場所に置けているかが問われます。

原因4

検討初期のリードを、問い合わせ一択で取りこぼしている

検討を始めたばかりの担当者は「まだ問い合わせるほどではないが、資料だけ見ておきたい」温度感です。問い合わせは検討が進んだ人しか押しません。

受け皿

検討初期のリード

問い合わせだけ

名前を書かずに帰る

資料・無料相談もある

軽い一歩で拾える

資料の段階で費用観や進め方に触れてもらえると、その後の問い合わせは前提のそろったものになります。

原因5

フォームの入力項目が多く、送信前に離脱されている

部署名・役職・電話番号と足したくなりますが、項目が増えるほど離脱は増えます。フォームの見直し(EFOと呼ばれます)は、流入を増やさずにリードを増やせる、費用に対して効果の大きい改善です。

先に直す

やること

必須項目

本当に要るものだけ

エラー表示

どこが違うか示す

入力例

各項目に添える

この5つを直す順番を間違えると、流入を増やしても取りこぼしが増えるだけです。

直す順番は導線→信頼→情報→集客

  • 取りこぼしを先に止める
  • 着手前に良いリードの定義と数値を決める
  • 競合3社と並べて足りない材料を見る

すべてを一度に直す必要はありません。成果への影響が大きい順に手をつけます。

直す順

ねらい

1 導線

次の一歩が見える受け皿

2 信頼情報

説得材料を届く場所に

3 知りたい情報

知りたい順に並べ直す

4 集客

受け皿が整ってから増やす

順番を逆にして集客から始めると、増えた流入がそのまま取りこぼしになります。

着手前に決める2つ。良いリードの定義といまの数値

問い合わせを増やす前に、どんな問い合わせが欲しいかを営業と決めます。前提のズレた10件より、内容に納得して来る1件のほうが、成約率も対応コストも良くなります。定義がないまま件数を追うと、営業は追いきれないリードを抱え、直した側は「増やしたのに評価されない」となります。

もう1つは、着手前のリード数・離脱率を控えておくことです。最初の数分でできて、後で成果を説明できるかどうかを分けます。

競合のBtoBサイトと比べて、判断材料が足りているかを見る

自社サイトだけ眺めても当たりはつきません。狙う語で上位に出る競合を3社開き、見込み顧客が判断に使う材料が揃っているかだけを比べます。

比べる項目

無ければ

導入事例

業種・規模が分かる形で

料金情報

費用の考え方を1ページ

CVの選択肢

軽い一歩を1つ足す

検討初期向けの情報

解説記事を足す

更新の形跡

回せる範囲で型を決める

目的は似せることではなく、足りない材料を自社の言葉で埋めることです。同じ構成を真似ると、違いの分からないサイトが1つ増えるだけです。

商談で毎回聞かれる質問を、そのままBtoBサイトに書き足す

商談で毎回聞かれる質問は、まだサイトに書かれていない情報です。そのままサイトに戻すのが、確実で費用のかからない改善です。

失注の理由も同じです。「対応範囲が合わなかった」が続くなら対応範囲の書き方を直します。件数は減っても、残った問い合わせは前提のそろったものに近づきます。

BtoBサイトの改善はいくらかかり、何件のリードで回収できるか

  • 直すのは月22万円、作り直しは45万円〜
  • 問い合わせ1件の期待粗利は18万円(仮の値)
  • 45万円の作り直しは3件増で回収できる

BtoBサイトの改善に業界共通の定価はなく、費用を集計した公的統計もありません。世に出ている相場はどれも各社の受注実績です。金額を決めているのは作業量ではなく、解こうとしている課題の難しさです。

相見積もりで金額が3倍違う見積もりが並ぶのは珍しくありません。差の正体は解く課題の範囲の違いです。比べるなら、それぞれが何を解く前提で作られているかを聞いてください。

アームの場合、BtoBサイトの改善はいくらか(2026年10月時点)

すべて税別・下限の表記です。

打ち手

料金(税別)

ホームページ制作(単発)

45万円〜

Web担当の月額代行(実装込み)

月22万円

初回ヒアリング(30〜60分)は無料、見積もりの提出は最短翌営業日〜3営業日です。解約は1ヶ月前の連絡だけ、違約金はありません(サイトのリニューアルを含む場合のみ最低3ヶ月)。データとドメインはお客様の所有です。内訳は料金表に公開しています。

BtoBサイトの改善費用は、商談件数で回収ラインが決まる

決めるべきは、いくら払うかではなくいくらを回収する設計にするかです。平均受注単価300万円・粗利率30%・問い合わせからの成約率20%なら、1件受注の粗利は90万円、問い合わせ1件あたりの期待粗利は18万円です。

改修費

回収に必要な増加

ホームページ制作 45万円

問い合わせ3件

サイトは3〜5年使うので、45万円を4年で割れば月1万円ほどの固定費です。この水準を広告の月額予算と並べてください。裏を返せば、受け皿を直さずに流入だけ買い続けると、取りこぼした人数×18万円が毎月の機会損失として残ります。

300万円・30%・20%は計算の形を示す仮の値で、業界の平均値ではありません。自社の実数に置き換えてください。

自社の場合いくらかは、どこで取りこぼしているかが分からないと出せません。現状のサイトを見ながらの相談からで構いません。

この記事の料金表記について

アームの金額は2026年10月時点の税別・下限の表記です。解く課題の範囲によって変わるため、見積もりを取る前に最新の金額を確認してください。回収の計算に使った300万円・30パーセント・20パーセントも、計算の形を示すための仮の値です。

CTAと事例ページ改善

  • 主役CTAは1ページに1つ
  • 文言は押した先で起きることを書く
  • 事例は数字より前提と経緯

CTAは迷う位置に置く

CTAは置いてあるかどうかではなく、読者が迷ったその場所に次の一歩が見えているかで結果が変わります。最下部に1つでは読み切った人しか拾えません。

置く場所

置くCTA

ファーストビュー直下

主要なCTAを1つ

サービス説明の直後

資料ダウンロード

導入事例の末尾

個別相談

料金の直後

見積依頼・費用相談

ページ最下部

相談と資料の2択

同じ重さの選択肢が3つ並ぶと、読者は選ぶこと自体をやめます。主役は1つに決めて残りは補助に落とします。

CTAは押した先を書く

「お問い合わせはこちら」が押されないのは、押した先で営業電話が来るのか分からないからです。文言には得られるものと必要な手間を書きます。「サービス資料をダウンロードする(全12ページ、入力は3項目)」のように次に起きることを想像できる形にします。

ボタンを2つ並べるなら、主は色の付いたボタン、副はテキストリンクと重さを変えます。同じ見た目が横に並ぶと、読者は決めきれずに手が止まります。

フォーム前に不安を消す

フォームはサイトの中で最も離脱が起きる場所です。直前に、返信までの目安・営業の電話をするかどうか・無理な勧誘をしないことを書きます。この数行があるだけで入力に進む負担は軽くなります。

送信後の画面も設計に含めます。「送信しました」で終わらせず、返信までに読める資料や事例を置いておくと、商談は前提のそろった状態から始まります。

自分ごとに読める事例

事例は載せてあるかどうかではなく、読者が自分の会社に置き換えて読めるかです。ロゴは有名順ではなく業種・規模で分け、社名を出せなければ「製造業・従業員300名規模」と属性で示します。

「問い合わせが3倍になりました」の一文だけでは読者は社内で説明できません。期間・施策の範囲・比べた母数まで書きます。出せる数字がなければ意思決定の経緯を書きます。この経緯は数字よりも稟議で使われます。

載せる要素

確かめること

導入前の課題

同じ悩みか

選定理由

なぜ他社でなくここか

実施した内容

どこまでやるのか

成果と前提

本当にそうなのか

担当者の言葉

社内をどう説得したか

事例が2本しかなくても、無理に数を揃える必要はありません。ロゴを10並べるより解像度の高い1本です。主語はお客様にします。

よくある失敗と誤解

  • 見た目だけ変えて導線はそのまま
  • 集客から先に手をつける
  • 一度に全部変える

失敗

起きること

見た目だけ変える

リードはそのまま

着手前の数値を残さない

成果を説明できない

集客だけ先に増やす

受け皿から漏れる

一度に全部変える

成果の理由が分からない

4つとも順番を守れば避けられます。変更は切り分けて試すほうが、うまくいった理由を次に再現できます。

よくある質問

BtoBサイトのCVR(コンバージョン率)の平均はどのくらいですか?

公的機関やプラットフォーム公式が公表する「BtoBサイトの平均CVR」は、2026年7月時点で確認できていません。自社の直近3か月を基準に置き、改善の前後で比べるほうが確実です。

BtoBサイトの改善の効果はどのくらいで出ますか?

公開後、数週間から数か月の推移を見て判断します。改善前の数値を残しておくと効果を正確に比べられます。

BtoBサイトの改善は自社でできますか?それとも依頼すべきですか?

導線の調整やフォーム項目の見直しは、自社で進められます。情報設計やデザインまで踏み込むなら、専門家に頼むと原因の切り分けが早くなります。

AI検索で自社が候補に挙がるには、何を直せばいいですか?

先に直すのは検索順位です。アームの実測では、AIに引用される回数は順位に従いました。狙う語で上位に出るページに、事例・よくある質問・一次情報を置くと、人にもAIにも説明できる状態になります。

BtoBサイトの改善は、作り直す前に取りこぼしを止めるところから

  • 問い合わせが増えない原因は5つで多くは作り直さずに直せる
  • 先に見つかっていないのか選ばれていないのかを切り分ける
  • 導線→信頼情報→知りたい情報→集客の順で直す

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