
アーム代表の伊藤です。Studioの料金プランは6種類で、法人サイトの実務ラインはBusinessの月3,980円です(年払い・2026年8月時点)。ただし総額を決めるのは月額の数百円差ではなくワークスペース側で、サイトが4件以上になると年52,200円が乗ります。
この記事では、プロジェクト数・CMSの上限・バージョン管理の保持期間の差から、必要なプランと総額を決める手順を整理します。
こんな方におすすめのコラムです
- 「Studioの料金プラン、6種類もあってどれが自社に合うのか分からない」という方
- 「無料のFreeプランでどこまでできるのか。有料が必要になる境目を先に知りたい」という方
- 「複数人で編集すると追加料金がかかるのか、解説記事によって書いてあることが違う」という方
- 「ワークスペースの費用まで含めた総額で、導入前に見積もっておきたい」という方
- 「Framerと比べてStudioは高いのか安いのか、条件を揃えて比較したい」という方
Studioの料金プラン一覧(2026年8月時点)
Studioの料金はサイト(プロジェクト)単位でかかります。Studio公式の料金プランページでは、個人利用が3プラン、法人利用が3プランの計6種類が提示されています。
プラン | 年払い(月額) | 月払い(月額) | 独自ドメイン | Studioバナー |
|---|---|---|---|---|
Free | 0円 | 0円 | 接続できない | 表示される |
Mini | 590円 | 1,290円 | 接続できる | 非表示 |
Personal | 1,190円 | 1,720円 | 接続できる | 非表示 |
Business | 3,980円 | 5,460円 | 接続できる | 非表示 |
Business Plus | 9,980円 | 12,900円 | 接続できる | 非表示 |
Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 接続できる | 非表示 |
独自ドメインを使うなら、最低でもMini以上です。Freeプランはサイト左下にStudioのバナーが出るため、事業で使うサイトでは実質的に有料プランが前提になります。
上限値の比較。ここで差がつきます
月額より先に見るべきはこちらです。
プラン | ページ数 | CMSモデル | CMSアイテム | フォーム回答 | バージョン管理 | ストレージ |
|---|---|---|---|---|---|---|
Free | 50 | 3 | 100 | 100件 | 1日 | 5GB |
Mini | 2+404 | 3 | 100 | 100件 | 5日 | 10GB |
Personal | 150 | 5 | 1,000 | 1,000件 | 30日 | 10GB |
Business | 300 | 10 | 5,000 | 10,000件 | 120日 | 100GB |
Business Plus | 300 | 30 | 15,000 | 10,000件 | 360日 | 100GB |
Enterprise | 無制限 | 無制限 | 無制限 | カスタム | カスタム | カスタム |
Miniのページ数が公式に「2+404ページ」と表記されているとおり、Miniは1〜2ページ専用です。コーポレートサイトには足りません。
見落とされやすいのがバージョン管理の保持期間です。Freeは1日、Businessは120日。誤って消してしまった状態からどこまで戻せるかが変わります。更新担当が複数いる会社ほど効いてきます。
見落としやすいワークスペースの費用
ここがこの記事で一番お伝えしたいところです。
Studioには、サイトごとのプランとは別にワークスペースプランがあります。多くの解説記事が「複数人で編集するなら有料」と書いていますが、これは正確ではありません。
項目 | Free | Team | Enterprise |
|---|---|---|---|
料金 | 0円 | 1名あたり月1,450円 | 要問い合わせ |
最低契約 | 〜 | 最低3名から(月4,350円〜) | 〜 |
メンバー追加 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
プロジェクト数 | 最大3件 | 無制限 | 無制限 |
ゲストを招待 | 不可 | 可能 | 可能 |
細かな権限管理 | 不可 | 可能 | 可能 |
Freeワークスペースは、メンバー数が無制限です。つまり何人で共同編集しても無料です。
制約は人数ではなくプロジェクト数(最大3件)にかかります。Teamプランが必要になるのは、次のいずれかに当てはまるときです。
- 4つ目以降のサイトを同じワークスペースで管理したい
- 社外のパートナーをゲストとして招待したい
- メンバーごとに権限を細かく分けたい
4件目のサイトを作った瞬間、年5万2千円が乗ります
TeamプランはStudioの料金体系のなかで唯一、最低人数の縛りがあります。1名あたり月1,450円で、最低3名から。つまり1人で使っても月4,350円です。
年間にすると52,200円(1,450円×3名×12ヶ月の単純計算)。サイトプランのBusiness(年払いで月3,980円=年47,760円)より高くなります。
「サイトを1つ増やすだけ」のつもりが、ワークスペース側で本体より高い費用が乗る。これがStudioの料金でもっとも見落とされやすいポイントです。逆に、3件で足りるならFreeワークスペースのままで問題ありません。
自社の体制だと総額がいくらになりそうか、見積もりを取る前に当たりをつけたい方は、要件の整理からで構いませんのでStudio導入の費用試算について相談するからお気軽にどうぞ。
結局どのプランを選ぶべきか
用途別の目安を整理します。
状況 | おすすめプラン | 理由 |
|---|---|---|
まず試したい・学習したい | Free | 独自ドメインは使えないが機能は試せる |
名刺代わりの1ページ | Mini | 2ページ専用。月590円 |
個人サイト・小規模サイト | Personal | 150ページ・CMS5モデルで足りる |
法人サイトの標準 | Business | CMS10モデル・5,000アイテム・バージョン管理120日 |
情報量が多い法人サイト | Business Plus | CMS30モデル・15,000アイテムが要るとき |
大規模・個別要件 | Enterprise | 無制限・個別見積もり |
法人サイトの実務ラインはBusinessです。コーポレートサイトや採用サイトの通常の運用で、CMSモデル10・アイテム5,000・フォーム回答10,000件が不足することはまずありません。
よくある誤解: 「アクセスが増えると追加料金がかかる」
これは以前の話です。2026年7月2日に、全プランで月間アクセス数の上限が廃止されました(出典: Studio公式 What's New「全プランで月間Visitor数の上限を廃止」・2026年7月)。
通常の運用でアクセス増を理由に追加費用がかかることはありません。ただし短期間に高い同時接続が見込まれるキャンペーンなどでは、同時接続保証や負荷テスト支援が別途の相談事項になります。
なお古い解説記事には、いまもアクセス数上限を前提に書かれたものが残っています。金額を比較するときは公式ページで現行の条件を確認してください。
StudioはFramerと比べて高いのか
日本でStudioとよく比較されるのがFramerです。Framerは米ドル建てなので、円に直して並べます(1ドル150円で換算した単純計算)。
運用体制 | Studio | Framer |
|---|---|---|
1人・企業サイト | Business 3,980円 | Pro $30 ≒ 4,500円 |
2人で編集(サイト3件以内) | Business 3,980円 | Pro+コンテンツエディター $40 ≒ 6,000円 |
3人で編集(サイト3件以内) | Business 3,980円 | Pro+$20+$10 ≒ 9,000円 |
3人で編集(サイト4件以上) | Business 3,980円+Team 4,350円=8,330円 | 同上 ≒ 9,000円 |
1人運用ならほぼ同額です。よく「Framerは高い」と言われますが、本体価格だけを見れば差はほとんどありません。
差がつくのは編集する人数が増えたときです。Framerは1人増えるごとに月$10〜20が積み上がるのに対し、Studioはサイト3件以内なら何人でも無料。ここがStudio最大のコスト優位です。逆にFramerが有利になるのは多言語対応で、StudioはAI翻訳による多言語化を標準機能では持っていません。
Framer側の内訳はFramerの料金プラン|無料と有料の違いと、月額の外側にかかる費用で、機能面も含めた選び分けはFramerとStudioはどっちを選ぶ?料金・機能・更新体制で比べる判断基準で整理しています。
アームのStudio料金の考え方
プランは「サイトを何件持つか」から逆算する
Studioのコストを決めるのは、月額の数百円差ではなくワークスペース側です。将来コーポレートサイトのほかに採用サイトやLPを作る予定があるなら、その時点でプロジェクト3件を超えます。最初のサイトを作る段階で「3年後に何サイトになるか」を一度考えておくと、後から慌てません。
年払いを前提に見積もる
Studioは年払いと月払いの差が大きいツールです。Businessで比べると年払い3,980円に対して月払い5,460円で、年間17,760円の差になります(単純計算)。1年以上運用する前提なら、年払い一択です。
制作費とランニングは分けて考える
制作会社に依頼する場合、制作費(イニシャル)とStudioのプラン利用料(ランニング)は別物です。アームでは見積もりの段階で公開後の月額まで含めてご提示しています。制作費の考え方は費用と相場の考え方にまとめています。制作会社の選び方そのものはStudio制作会社の選び方|費用相場・代行の範囲・プラン別の機能差をご覧ください。
よくある質問
Studioの料金は月額いくらですか?
2026年8月時点で、年払い時の月額はFree 0円、Mini 590円、Personal 1,190円、Business 3,980円、Business Plus 9,980円です。法人サイトの実務ラインはBusinessになります。
Studioは無料で使えますか?
使えます。ただしFreeプランは独自ドメインを接続できず、サイト左下にStudioのバナーが表示されます。事業で使うサイトでは実質的に有料プランが前提です。
複数人で編集すると追加料金がかかりますか?
かかりません。無料のFreeワークスペースでもメンバー数は無制限です。追加料金が発生するのは、プロジェクトが4件以上になる場合、社外のゲストを招待する場合、メンバーごとの権限管理が必要な場合です。
ワークスペースのTeamプランは1人でも契約できますか?
最低3名からの契約になります。1人で使っても月4,350円(年払い時)が発生します。
アクセスが増えると料金は上がりますか?
2026年7月2日に全プランで月間アクセス数の上限が廃止されたため、通常の運用では上がりません。
年払いと月払いはどちらが得ですか?
年払いです。Businessプランの場合、年間で17,760円の差になります(単純計算)。
プランは途中で変更できますか?
できます。上限に達した時点でアップグレードする進め方で問題ありません。
まとめ
Studioの料金プランは6種類で、法人サイトの実務ラインはBusiness(年払いで月3,980円)です。ただし総額を決めるのはサイトプランではなく、ワークスペース側です。
サイトが3件以内なら、何人で編集しても追加費用はかかりません。4件目を作った時点で、年5万2千円が乗ります。プランを選ぶ前に、この先何サイト持つのかを一度考えてみてください。それが決まれば、必要なプランと総額は自然に定まります。
