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Framer・Studio

FramerのLP制作で実際にやっていること|40万円の中身を工程から公開

FramerのLP制作で実際にやっていること|40万円の中身を工程から公開

アーム代表の伊藤です。
アームのFramerでのLP制作は40万円〜で、その7割は画面に見えない「考える」工程に使われています(税別・2026年9月時点)。

見積もりを見た人の多くが気になるのは、金額そのものより「このオプション、本当に要るのか」「言い値で払わされていないか」だと思います。

この記事では、40万円の中身を工程の順番と時間配分ごと公開し、どの制作会社に頼む場合でも使える見積もりの見極め方までまとめます。

40万円はどこに消えるのか|配分と4つの工程

工程

費用の配分

やること

考える(ヒアリング・ファネル設計・情報設計)

約70%

売れる理由の分解・チャネル逆算・ワイヤーフレーム

形にする(デザイン・実装)

約25%

Framer上でデザインと実装を同時に進める

検証(公開準備・引き渡し)

約5%

速度・スマホ表示・フォーム・計測を確認、直せる形で引き渡し

  • 検証工程の引き渡しは、クライアントが自分で直せる形にして渡す。

アームの制作費は「考える(リサーチ・戦略設計・情報設計)約70%」「形にする(デザイン・実装)約25%」「検証約5%」という費用配分を目安にしています。なお時間の配分は逆で、目安は考える3・手を動かす7です。

価格の根拠は、時間ではなく課題の難しさにある

それでも金額が考える側に乗るのは、価格の根拠が時間の量ではなく、解く課題の難しさにあるからです。FramerのLP制作が40万円〜でできるのは、この配分のうち手を動かす工程の工数がコーディングより大幅に小さいからです。

品質を落としているのではなく、実装の手段が変わったことで、浮いた工数のぶん価格が下がっている。これがノーコードLPの価格の正体です。

つまり、40万円の7割は画面に見えない「考える」工程に配分されています。ここからは、その工程を順番に開きます。

アーム側の制作費とは別に、Framer本体の料金プランも契約前に確認しておくと安心です。

その見積もり、何を聞けば損をしないか

  • 内訳は金額でなく工程で聞く
  • 「考える」工程が薄いと要注意
  • 安さの理由は削った工程で判断

LP制作の相談を受けていると、金額そのものより「この見積もり、何が入っていて何が入っていないのか分からない」という不安のほうが強い方が多くいます。予算の上限だけを伝えて依頼すると、その上限まで積み増すような提案が返ってきて困った、という相談を見かけます。

この不安を消す方法は1つです。金額ではなく、工程の中身を聞くこと。どの制作会社に依頼する場合でも、次の3つを尋ねれば比較の軸ができます。

聞くべきは金額の内訳ではなく、工程の内訳

質問

分かること

「考える」工程は何時間?

戦略設計があるか

デザイン修正は何回まで?

手戻り費用の有無

公開後1ヶ月の修正は込みか?

追加請求の有無

金額だけ安く、「考える」工程の説明がない見積もりは、既製のテンプレートへ文字を当てはめるだけになっている可能性があります。安さの理由を、工程のどこを削っているかで確認してください。アームの40万円の中身は、次の章で工程ごとに公開します。

公開したその日に、自分で直せるかどうか

  • 依頼のたび数日待つと改善停止
  • 価値は安さでなく修正の速さ
  • 公開後1ヶ月の軽微修正は制作費に込み

LPは公開後に文言を調整して育てるものです。「直すたびに制作会社に依頼して数日待つ」構造にしてしまうと、改善はそこで止まります

広告を回しながら「この見出しを変えたい」と思ったその日に、自分で直せる。ノーコードで作るLPの本当の価値は、制作費の安さよりも、この改善サイクルの速さだと考えています。アームは公開後1ヶ月の軽微な修正対応も制作費に含めています。

LPは、広告費を守る土台として見る

  • LPは広告費の回収効率を左右する
  • CVRの低下は広告費の膨張に直結
  • 40万円は広告費への保険と考える

アームの料金ガイドは、LP制作を「特定オファーの転換率。広告費の回収効率」を回収する投資と位置づけています。LPは単体の成果物ではなく、広告費が正しく働くための土台です。

40万円を「制作費」ではなく「広告費の保険」として見る

この土台がゆるいと、広告費の使われ方が変わります。たとえば月30万円の広告費を使っていて、LPの転換率が半分に落ちると、同じ数の申し込みを集めるのに広告費は単純計算で月60万円まで膨らみます。これは実測ではなく前提を単純化した試算ですが、LPの完成度が広告費という別の予算に跳ね返る構造そのものは変わりません。

40万円という制作費だけを見ると高く感じても、広告費側への跳ね返りまで含めて考えると、見るべき数字の桁が変わります。LP単体の安さではなく、広告費全体の回収効率で見積もりを評価してください。

正直に書く。Framer LPに向かない場合

  • 会員・決済等の開発要件は不向き
  • 数十ページ規模はサイト設計の話
  • 実装のみならフリーランスが安い

実録として、向かない場合も書いておきます。

  • 会員機能・決済・複雑な検索など、システム開発が必要な要件
  • 数十ページ規模のサイト全体を作りたい場合(LPではなくサイト設計の話になります)
  • 「原稿も構成も全部決まっていて、1円でも安く実装だけしてほしい」場合。アームの40万円には設計が含まれているので、実装だけならフリーランスへの依頼のほうが安く済みます

このあたりの、費用相場全体の考え方や依頼先の選び方は、こちらにまとめました。あわせて読んでもらうと、自社に合う依頼先が判断しやすくなるはずです。

ここからは、40万円の7割を占める「考える」工程の中身です。

40万円のうち、各工程で実際にやっていること

工程1

ヒアリングと「売れる理由」の因数分解

最初にやるのはデザインではなく、事業の話を聞くことです。誰に売りたいのか、その人は今どんな選択肢と比べているのか、選ばれるときは何が決め手なのか。初回のヒアリングでここを掘り下げて、LPの訴求の軸を決めます。

このとき、アームは「いい感じにかっこよく」という要望をそのまま受け取りません。かっこよさは手段であって、LPの仕事は「読んだ人の行動が変わること」だからです。ヒアリング後には要件を文書にして、認識を揃えてから先に進みます。ここで作った文書が、以降のすべての判断基準になります。

工程2

集客チャネルとファネルの設計に一番時間をかける

訴求の軸が決まったら、次は「売れる流れ」を設計します。どの広告・チャネルから、どんな温度感の人が来るのか。その人はどんな順番で不安が解消されれば行動に至るのか。

ファーストビューで何を言い切るか、お客様の声や実績をどこに置くか、CTAをどこに何回置くか。これらはすべて、事業理解と集客ファネルからの逆算で決まります。

ワイヤーフレームはこの議論を目に見える形にするための道具であって、ここではまだFramerもデザインも開きません。

経験上、LPの成果はこの設計でほぼ決まります。ワイヤーフレーム自体は今やAIが数秒で出力できますが、「この事業の、この流入元の、この読者に届く順番」は事業理解なしには決まりません。

逆に、この設計を飛ばしてデザインから入ると、後から「やっぱり順番を変えたい」が必ず起きて、手戻りで時間と費用が溶けます。地味な工程ですが、40万円の中で一番価値のある部分はここだと考えています

工程3

Framerでデザインと実装を同時に進める

設計が固まってから、はじめてFramerに入ります。Framerの利点は、デザインツールとほぼ同じ感覚で作りながら、それがそのまま本番のLPになることです。デザインカンプを作ってから別工程でコーディングする従来の流れと比べて、「デザインと実装のあいだの伝言」が消えます。

  • デザインの確認は、画像ではなく実際に動くページで行えます。スマホでの見え方も、その場で本物を確認できます
  • アニメーションや細かい動きも、Framer上で直接調整します
  • 修正のサイクルが速く、「確認→修正→再確認」が日単位で回ります

ノーコードへの「簡易的では」という心配に答えるなら、表現の自由度でLPに必要な水準を下回る場面は、実務ではほとんどありません。

一方で、会員機能や複雑なシステム連携が要る案件はFramerの守備範囲を超えるので、その場合は最初の段階で別の手段を提案します。

Framerというツール自体の特徴はFramerとは?できること・日本語対応・始め方に詳しくまとめています。

工程4

公開準備と、引き渡しの設計

公開前には、表示速度・スマホ表示・フォームの動作・計測設定を確認します。そして、アームが大切にしているのが引き渡しの設計です。テキストの差し替えや画像の変更を、お客様が自分でできる状態にして渡します。

よくある質問

Framerで作ったLPは、公開後も自分で直せますか?

直せます。テキストや画像の差し替えは、制作会社への依頼なしにその場で行えます。詳しくはFramerとは?できること・日本語対応・始め方で解説しています。

デザインも原稿もすでに決まっていれば、もっと安くなりますか?

実装だけを依頼するなら、アームの40万円より安く済む可能性があります。40万円には要件を分解して設計する工程が含まれているため、その部分が不要なら実装だけを請け負うフリーランスへの依頼のほうが向いています。

見積もりの金額の高い安いだけで、良し悪しを判断できますか?

判断できません。金額ではなく工程の中身を聞いてください。「考える」工程の説明がない見積もりは、テンプレートへの当てはめになっている可能性があります。

「1ページ40万円」の中身は、半分が設計

FramerでのLP制作の実際を工程から公開しました。要点は3つです。40万円の半分は、画面に見えない「考える」工程に使われていること。LPの成果は事業理解と集客ファネルの設計でほぼ決まるので、そこに一番時間をかけていること。

そしてノーコードの本当の価値は安さではなく、公開後に自分で直せる改善サイクルの速さにあること。LP制作の見積もりを比較するときは、金額の裏でこの工程がどう扱われているかを聞いてみてください。中身の説明を求められて困る依頼先なら、選ばないほうが安全です。

「うちの商材でもノーコードで足りるか」という確認からで構いません。

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