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LP制作の費用|獲得単価への換算と、契約後に膨らむ落とし穴

LP制作の費用|獲得単価への換算と、契約後に膨らむ落とし穴

アーム代表の伊藤です。
LP制作の費用を調べに来た方の多くが本当に確かめたいのは、相場の一覧よりもその費用が広告の獲得単価にどう跳ね、契約後に想定外の金額が積み上がらないかの2点です。差を生んでいるのは作業量ではなく、その2つに対する設計と契約の作り方です。

この記事は、獲得単価への換算と、契約後に金額が膨らむ落とし穴を先に説明します。相場の幅(10万円台から100万円超)とアームの料金は、判断の物差しとして後半に置きます。

LP制作の費用は、広告の獲得単価にいくら跳ねるかで判断する

  • 反応率の差が獲得単価を動かす
  • 制作費差は広告費の中で回収できる
  • 数字はあくまで考え方の例

LP制作費を検討するとき、多くの方は「制作費をいくら払うか」だけを見ます。ですが広告の受け皿として使うLPでは、制作費は広告費と合算して、1件あたりの獲得単価(CPA)を動かす要素になります

仕組みだけを示す例で考えます。月の広告費が30万円、反応率(CVR)が1%のLPなら、月30件の問い合わせに対して獲得単価は1万円です。同じ広告費のまま反応率が1.5%に上がれば、月45件・獲得単価は約6,700円まで下がります。制作費の差額を払う判断は、この反応率の差を広告費の中で回収できるかどうかで決まります。実際の反応率は商材や流入元によって大きく変わるので、この数字自体を目安にはせず、考え方の型として使ってください。

制作費の差額を、何ヶ月の広告費で回収するかを先に決める

安いLPと高いLPの差額を、毎月の広告費の何割にあたるかで見ると判断しやすくなります。差額が月の広告費の1ヶ月分以内なら、反応率がわずかに上がるだけで回収できる計算になります。広告予算が決まっているなら、LP制作を依頼する前に「差額を何ヶ月で回収する前提か」を決めておくと、依頼先との会話がぶれません。同じ逆算の考え方は、ホームページ全体の予算にも使えます。

見積もり後に金額が膨らむ、もう1つの理由

  • 修正ルール不在で費用が積み上がる
  • 広告費が別立てだと後から気づく
  • 契約前に2つの境界を確認する

LP制作の費用を検討する方の中には、契約した時点では気づかず、公開後になって金額が膨らんでいたと気づく方もいます。原因の多くは次の2つに整理できます。

修正のたびに費用が加算され、当初の見積もりの倍額になることがある

相見積もりの場で見てきた範囲では、多くの見積もりは修正2〜3回までを含み、それを超えると1回ごとに数万円が加算される契約になっています。この回数と単価が見積書に書かれていないまま契約すると、公開までの微調整を重ねるうちに、当初の見積もりの倍額に達することもあります。契約前に「何回目から、いくら加算されるか」を確認してください。

「LP制作費」のつもりが、広告費は別立てだったと後から気づく

LP制作の見積もりには、公開までの制作費だけが入っているのが通常で、公開後にLPへ人を集める広告費は含まれません。ところが「集客をお願いします」という依頼の仕方をすると、広告費まで込みの金額だと誤解したまま契約してしまうことがあります。見積もりを受け取ったら、「この金額に広告費は含まれていますか」と一言確認するだけで防げます。

この2つを見落とすと、直前で説明した獲得単価の計算の前提そのものが崩れます。金額を見るときは、初期費用だけでなく、修正ルールと広告費の扱いまで含めて確認してください。

LP制作は1ページ40万円〜。相場は10万円台から100万円超まで

  • 調査の平均は55.4万円(Web幹事)
  • サービスサイト制作は80万円〜
  • 公開後1ヶ月の軽微修正まで込み

LP制作に業界共通の定価はありません。そこで、実際にLP制作を請けているアームの料金を物差しの1つとしてそのまま載せます

サービス

規模

料金(税別)

LP制作

1ページ

40万円〜

サービスサイト制作

5〜10ページ

80万円〜

いずれも戦略設計・構成・デザイン・実装・公開後1ヶ月の軽微な修正までを含みます。

40万円は、質を削った価格ではない

アームのLP制作が40万円〜に抑えられているのは、品質や設計を削っているからではなく、AIやノーコードで効率化できる部分の恩恵を価格に還元しているからです。課題を解く中枢である設計には、同じだけ頭を使います。

公開後に自社で文言を直せる利点もあり、広告の仮説検証を回したいLPとの相性が良い選択肢です。費用の内訳の考え方は費用と相場の考え方に詳しくまとめています。40万円の内訳を工程ごとに公開した記事はこちらです。

世の中の相場は、10万円台から開く

このうえで、世の中の相場の幅を並べると次のようになります。

物差し

金額

補足

相場の幅

10万円台〜100万円超

依頼先と、解く課題の深さで開く

調査の平均値

55.4万円

Web幹事の調査記事

アームの実料金

40万円〜

1ページ・税別・実装手段は問わない

平均値は、解いている課題の深さがばらばらな案件をならした数字です。自社の予算を決めるときは平均ではなく、次の工程表で「どこまで解く前提の金額か」を揃えてください。

この記事の料金表記について

アームの金額は2026年9月時点の税別価格です。平均値はWeb幹事の調査記事の掲載値(2026年5月31日更新・2026年9月17日確認)で、依頼先や調査時期により変わります。見積もりを取る前に、最新の金額を確認してください。

広告の受け皿はLP制作、ホームページ本体には手を入れない理由

  • LPは1つの行動だけに絞った受け皿
  • 訴求の差し替えがLP1枚で完結
  • 評価される検索意図がそもそも別

LP制作の費用を調べる方の多くは、同時に「ランディングページとホームページの違い」も検索しています。ホームページ本体を丸ごと作り直さず、LPだけを別に作る理由は、承認や公開の手間を、広告を回すたびにホームページ本体へ持ち込まないためです。

ホームページ本体は、会社を丸ごと背負っている

ホームページ本体は、会社概要から事業紹介、採用情報まで複数の目的を1つのサイトで背負います。訴求を1つ差し替えるだけでも、他のページとの整合性やナビゲーションへの影響を確認する工程が挟まり、公開までに社内の承認も複数関わります。承認待ちが長引くほど、担当者は他の業務と掛け持ちしたまま拘束時間が延び、対応に追われる時間が増えます。

LPは、その逆を狙って作る1ページです。出口を「問い合わせ」や「購入」の1つだけに絞り、他のページへの回遊もナビゲーションもあえて削ります。広告の見出しやクリエイティブを変えるたびにLPの文言だけを差し替えれば済み、ホームページ本体の構成やSEOで積み上げた評価に触れずに検証を回せます。

検索で育てるホームページ本体と、広告で回すLPは評価軸が違う

ホームページ本体は検索エンジンからの流入を主に育てる場所で、更新を重ねるほど評価が積み上がります。LPは広告の遷移先として単発で機能する場所で、検索エンジンの評価を積み上げる必要がありません。この違いを分けずに「ホームページのリニューアルのついでにLPも」と1つのプロジェクトに混ぜると、両方の目的が薄まります。新商品の告知や期間限定のキャンペーンで、初めて広告を回すと決めた段階なら、ホームページ本体より先にLP1ページを検討したほうが、意思決定は速く済みます。

安いLP制作が、結果的に高くつく理由

  • 省かれるのは戦略・構成設計とライティング
  • 反応率の差が毎月の広告費を左右
  • 10万円削ると数十万円の損失

ここまでの獲得単価の考え方を踏まえると、LP制作で一番多い失敗が見えてきます。「とりあえず安く作って、成果が出ず、作り直す」という流れです。安いLP制作が高くつくのには構造的な理由があります。

理由1

安さの正体は、戦略と構成設計を削ること

安い見積もりで最初に省かれるのは、戦略・構成設計とライティングです。ところがLPの成果は、デザインの美しさよりも「誰に・何を・どの順で伝えるか」でほぼ決まります。課題解決に一番直結する工程を省いたLPは、きれいでも反応が取れません。

理由2

反応率の差が、毎月の広告費の回収効率を左右する

LPの多くは広告の受け皿として使われます。広告費を払って流入を買う以上、LPの反応率がわずかに違うだけで、毎月の広告費の回収効率が大きく変わります。作りっぱなしで改善されないLPは、広告費を静かに漏らし続けます

LPで集客がうまくいかない原因の切り分けは、LP集客の方法|広告・SEOの使い分けと、うまくいかない原因の切り分けで詳しく解説しています。

理由3

作り直しのコストは「制作費の2倍」ではない

成果が出ないLPを作り直す場合、失うのは2本分の制作費だけではありません。成果が出なかった期間の広告費と機会損失が上乗せされます。最初の制作費を10万円削る判断が、数ヶ月後に数十万円の損失になっているケースを、アームは相談の場で何度も見てきました。

予算の幅と目的を伺えれば、ノーコードで足りるか、作り込みが必要かも含めて率直にお答えします。

作り直しを避けるためにできることは、依頼の前にあります。

LP制作を依頼する前に決めておく3つのこと

  • コンバージョンを1つだけに絞る
  • 流入元で訪問者の温度感が変わる
  • 素材が揃うほど費用は下がる

LP制作の費用対効果は、依頼前の準備でかなり変わります。次の3つを決めてから見積もりを取ってください。

決めること1

LPのゴールを1つに絞る

問い合わせ、資料請求、購入、予約。LPのゴール(コンバージョン)は1つに絞ります。ゴールが複数あるLPは訴求がぼやけ、どの成果も中途半端になります。

決めること2

どこからの流入かで、構成が変わる

Web広告からの流入か、検索からか、SNSからか。流入元によって、訪問者が持っている前提知識と温度感が違うため、LPの構成も変わります。見積もり時に流入元を伝えると、依頼先の提案の精度が上がります。

決めること3

素材が揃うほど、費用は下がる

商品写真、お客様の声、実績数値。素材が揃っているほど費用は下がり、LPの説得力は上がります。逆に「素材はないが説得力は欲しい」なら、取材・撮影・ライティング込みの依頼先を選ぶ必要があります。

この3つに加えて、広告費の中で獲得単価をどこまで動かす設計かを先に決めておくと、見積もりの比較がぶれません。

LP制作の費用が、同じ1ページで10万円台から100万円超まで開く理由

  • 費用を決めるのは課題の難しさと競合
  • 戦略・構成設計は安価な依頼で最初に省かれる
  • 10万と60万のLPは課題の深さが違う

LP制作の費用を決めているのは、解決したいビジネス課題の難しさと、競合の強さです。指名で買いに来る人を受け止めるLPと、強い競合がひしめく市場で比較検討層に選ばれるLPでは、必要な設計の深さがまったく違います。

作業範囲はこの課題から逆算された結果であって、費用の原因ではありません。10万円のLP制作と60万円のLP制作は、同じ「LP1ページ」でも解こうとしている課題の深さが違う、というのが実態です。

課題から逆算して必要になる主な工程を分解すると、次のようになります。

工程

内容

省かれやすさ

戦略・構成設計

ターゲット定義、訴求の設計、構成案(ワイヤーフレーム)

安価な依頼で最初に省かれる

ライティング

キャッチコピー、本文、CTA文言

「原稿支給」で省かれることが多い

デザイン

ビジュアルデザイン、素材の選定・加工

ほぼ必ず含まれる

実装

コーディングまたはノーコード構築、フォーム設置

ほぼ必ず含まれる

公開後の改善

計測設定、ABテスト、改善提案

含まれないことが多い

見積もりを比較するときは、金額ではなく「どの課題まで解く前提の金額か」を揃えてください。特に、課題を解く中枢である「戦略・構成設計」が含まれているかどうかが、LPの成果をほぼ決めます。見積もりの比べ方は、ホームページ制作でも同じ考え方です。

LP制作の依頼先、フリーランス・制作会社・代理店の違い

  • 費用感はフリーランス低、代理店高
  • 訴求設計から頼むなら制作会社向き
  • 構成を自社で作れれば費用対効果は良い

LP制作の依頼先は大きく3つに分かれ、それぞれ費用感と得意領域が違います。

依頼先

費用感

向いているケース

フリーランス

低〜中

構成・原稿が自社で用意でき、デザインと実装だけ頼みたい

制作会社・デザインスタジオ

中〜高

訴求の設計から任せたい、品質と一貫性を重視したい

広告代理店

広告運用とセットで、改善まで一括で回したい

どれが正解ではなく、自社で用意できるものとの組み合わせで決まります。構成とライティングを自社でやれるなら、フリーランスへの依頼は費用対効果に優れます。逆に「何を訴求すべきか」から手伝ってほしいなら、設計込みの依頼先を選ばないと、安く頼んでも成果につながりません。

LP制作の費用についてよくある質問

LP制作の費用相場はいくらですか?

解く課題の範囲と深さによって10万円台から100万円超まで開きます。参考値として、Web幹事の調査ではLP制作費用の平均は55.4万円とされています(2026年5月31日更新・2026年9月17日確認)。

アームの場合、LP制作は40万円〜です(実装手段は問いません・税別)。金額よりも、戦略・構成設計が含まれているかを確認してください。

制作期間はどれくらいかかりますか?

構成から作る場合で1〜2ヶ月程度が目安です。原稿や素材の準備状況によって前後します。広告の出稿日が決まっている場合は、そこから逆算して早めに相談してください。

LP制作とホームページ制作の違いは何ですか?

LPは1つの行動に絞った広告の受け皿で、単発の意思決定で作り替えます。ホームページ本体は会社の複数の目的を背負い、検索からの流入を継続的に育てる場所です。広告を新しく回すだけなら、ホームページ本体を触らずLP1ページを先に検討したほうが、意思決定は速く済みます。

ノーコード(Studio / Framer)のLPで品質は大丈夫ですか?

日本語の表現やアニメーションを含めて、コーディングと遜色ない品質のLPが作れます。会員機能のような複雑なシステムが必要な場合はノーコード以外が適することもあるので、要件次第で選び分けるのが正解です。公開後に自社で文言修正できる点は、広告運用との相性で明確な利点です。

LP1本だけの依頼でも受けてもらえますか?

アームでは受けています。ただし、LPは流入元とセットで成果が決まるため、広告やコンテンツの計画も一緒に伺ったうえで、LP単体で足りるか、導線全体を見直すべきかを率直にお伝えしています。

LP制作費と広告費は、どちらを先に決めるべきですか?

広告費の予算を先に固めてください。月の広告費が決まれば、そこから逆算して「制作費の差額を何ヶ月で回収する前提か」を計算でき、見積もりの比較がしやすくなります。広告費が未定の段階では、概算のレンジで相談しても構いません。見積もりを受け取ったら、その金額に広告費が含まれているかも合わせて確認してください。

LP制作の見積もりに、修正費用は含まれていますか?

多くの見積もりは修正2〜3回程度までを含みますが、それ以降は1回ごとに追加費用が発生する契約が一般的です。回数と単価が見積書に明記されているかを、契約前に確認してください。明記が無ければ、質問して書面で確認することをおすすめします。

予算が厳しい場合、自分でLPを作ってもいいですか?

選択肢としてはあります。ただしLPは広告の顔として使われるため、仕上がりの粗さがそのまま広告全体の印象に響きます。構成とライティングを自社で用意し、デザインと実装だけを依頼する形にすれば、費用を抑えながら仕上がりの水準は保てます。

LP制作の費用は、獲得単価と契約後の増減幅で決まる

LP制作の費用は10万円台から100万円超まで開き、差を生んでいるのは作業量ではなく解決したい課題の難しさと競合の強さです。制作費の差額は広告費の中で獲得単価としてどれだけ回収できるかで判断し、契約前には修正ルールと広告費の扱いを確認して、公開後に金額が想定外に膨らまないようにしてください。見積もりは「戦略・構成設計が含まれているか」を揃えて比べ、削るなら素材の内製で削り、設計は削らないこと。「いくらで作るか」より「いくらの獲得単価まで動かす設計か」から考えてみてください。

LP1枚への投資は、事業を自分の判断で動かす最初の一手にもなります。流入元や予算の幅、広告費の配分が固まっていない段階のご相談も歓迎です。

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