aaam
ホームページ制作

ホームページリニューアル費用の相場│中小企業は100万円前後。跳ねる4つの分岐と、作り直さない判断

ホームページリニューアル費用の相場│中小企業は100万円前後。跳ねる4つの分岐と、作り直さない判断

アーム代表の伊藤です。
ホームページリニューアル費用の相場は、中小企業の10ページ前後で100万円前後からが目安です。ただ検索上位には、同じ10ページで30万円とも300万円とも書かれています。手元の見積もりが高いかは、相場表より4つの分岐で判定します。

ホームページリニューアル費用の相場は、10ページ前後で30万円から300万円まで割れる

  • 10ページ前後の相場は記事で最大10倍違う
  • 回答は100万〜300万円が34.6%で最多
  • 公開単価を積むと約88万〜196万円

「社員10人前後の建設会社の事務です」と始まる、公開された相談があります。今風に直す見積もりが100万円近くになり、「そんなするものなんですか?」と書かれていました。ホームページリニューアルの費用相場を調べれば答えが出そうな問いです。

ところが検索上位の相場表を並べると、答えがそろいません。同じ「10ページ前後」のリニューアル費用が、記事によって最大10倍違います。AIによる概要も、片方の金額をそのまま出しています(2026年11月1日確認)。

10ページ前後の相場

書かれている金額

上位の記事A

30万〜80万円

上位の記事B

100万〜300万円

AIによる概要

100万〜300万円

同じ10ページなのになぜ10倍も違うのか

同じリニューアルという言葉で、違う作業を指しているからだと見ています。テンプレートへ載せ替える10ページも、設計から作り直して古いページを引き継ぐ10ページも、ページ数は同じです。ページ数だけの相場表にはこの差が出ません。

同じ10ページのリニューアル費用は頼む範囲で3通りの金額になる

リニューアルの範囲を3つに分けて計算すると、10倍の差はおおむね説明がつきます。手元の見積もりがどの行に近いかで、高いか安いかの話が変わります。金額は公開された目安を足した計算例で、実際の見積もりはこの通りになりません。

頼む範囲

10ページの計算例

テンプレートへ載せ替え

30万〜80万円

デザインと実装を作り直す

約88万〜196万円

設計と原稿10本も頼む

300万円前後

3行目は、2行目の上限にサイト設計と1本10万円の原稿10本を足した金額です。同じ「ホームページリニューアル」でも、原稿を社内で書くか頼むかだけで100万円ほど動きます。冒頭の相談の100万円近くなら、2行目の下のほうにあたります。

ホームページリニューアル費用の相場を規模別に見る

上位の記事に載る金額の幅を規模ごとにまとめました。幅が広いのは範囲をそろえていない数字だからです。リニューアルの見積もりと比べる前の大まかな地図として見てください。

規模

費用の目安

部分改修

数万〜数十万円

10ページ前後

30万〜300万円

20〜50ページ

100万〜600万円

多言語・システム連携

300万円以上

10ページ前後は、会社概要・サービス紹介・お問い合わせで構成する小さなコーポレートサイトです。20〜50ページになると、導入事例やブログなど種類の違うページが増えて、ページごとの設計が要ります。多言語やシステム連携が入るリニューアルは、ページ数より連携の中身で費用が決まります。

リニューアル費用の金額帯ごとに何ができるのか

金額帯からも読めます。公開されている目安では、200万円を超えるあたりから戦略設計が入ります。100万円台のリニューアルは、戦略の見直しまでは含まないのが一般的な線です。

100万円以下ならCMSの移行か数ページの刷新まで、100万〜200万円なら20ページ程度のサイト構成からの作り直しが目安です。見積もりに「戦略設計」とあるのに100万円を切っていたら、その行で何をするのかを聞けます。

実際に払ったリニューアル費用は、100万〜300万円が最多

制作会社が経営企画やマーケティングの担当者312名に聞いた2026年のネット調査があります。最多は100万〜300万円の34.6%で、100万円未満も計32.9%いました。中小企業に絞った調査ではないので、規模の大きい会社も混ざる前提で読みます。

リニューアル費用

回答の割合

50万円未満

14.2%

50万〜100万円

18.7%

100万〜300万円

34.6%

300万〜500万円

17.1%

500万〜800万円

9.4%

800万円以上

6.0%

中小企業が100万円前後から、と考える根拠はどこにあるのか

公開されている工程の単価で10ページを積むと、約88万〜196万円になります。計算の中身は内訳の節に載せました。設計や原稿や移行を除いたリニューアル費用なので、作業を絞った中小企業のリニューアルなら100万円前後から、というのがアームの見立てです。

テンプレートに載せて原稿も支給するなら、リニューアル費用はここより下がります。反対に、この金額を大きく上回るリニューアルの見積もりにも理由はあります。その理由を確かめるのが次の4つの分岐です。

見積もり100万円が高いかは、リニューアル費用が跳ねる4つの分岐で判定する

  • URL・本数・CMS・原稿の4行を確かめる
  • 4行とも書いてあれば比べられる
  • 書いていない行は後から増える余地

ホームページリニューアルの見積もりを手元に開いて、次の4行を探してください。行があれば金額を比べられます。行がなければ含むかどうかを聞くまでその100万円は総額と言えません。

分岐

見積もりで探す行

URLを変えるか

リダイレクト対応

何本引き継ぐか

移行の本数と超過の単価

CMSを変えるか

移行費と公開後の月額

原稿を誰が書くか

原稿・取材・撮影

分岐1

URLが変わるリニューアルは、費用より先に検索流入で跳ねる

ドメインを変えないから大丈夫、とは限りません。同じドメインでも、CMSを乗り換えてディレクトリ構成が変わればURLは変わります。公開されている投稿にも、リダイレクトを見積もりに含むか聞いたら入っていないと言われた、という相談がありました。

URLの変化

見積もりへの影響

変えない

転送の行は要らない

一部が変わる

対象の本数だけ転送

全部変わる

対応表と転送が全ページ分

分岐2

引き継ぐ本数が、費用と制作期間を同時に押し上げる

過去のお知らせ、導入事例、コラム。本数を数えないままリニューアルの見積もりを取ると、着手後に追加費用か納期遅延のどちらかになります。移行本数は、分岐1のリダイレクトの量にもそのまま比例します。

一方で、検索流入のあるページを捨てると、リニューアルの成果はマイナスから始まります。アクセスデータを見て、見積もり依頼の前に仕分けを済ませておきます。

ページの状態

仕分け

検索流入がある

残す

内容が他と重なる

統合する

流入も役割もない

捨てる

分岐3

CMSを乗り換えると、構築費に移行費が上乗せで乗る

初期の構築費だけでリニューアル費用を比べるとここを見落とします。乗り換えれば移行費が乗る一方、月々の保守費が下がる設計なら数年で逆転することがあります。制作費単体ではなく、3〜5年の総額で判断する分岐です。

選択

3〜5年の総額

いまのCMSを引き継ぐ

構築費のみ

別のCMSに乗り換える

構築費+移行費

古いCMSを無理に維持

保守費がかさむ

独自CMSの契約では、解約するとサイトが使えなくなり、乗り換え自体ができないこともあります。契約の縛りとデータの所有権は見積もりの前に見ておくと安心です。

分岐4

原稿を誰が書くかで、リニューアル費用の行が1つ増える

見積もりに「原稿支給」とあれば書くのは貴社です。社内で書けないと分かった時点で追加費用になるか、公開が止まります。原稿の行は安く見えて社内の時間を大きく使う場所です。

原稿の担当

見積もりの見え方

貴社が支給

安く見えて社内工数が増える

制作会社が執筆

高く見えて行が明確

今の原稿を流用

安いが中身は古いまま

4つの分岐のどこかで決めきれないときは、見積もりを見せてください。アームのホームページリニューアルは、URLや引き継ぐ本数が決まっていない段階から一緒に決めています。お問い合わせからどうぞ。

ホームページリニューアル費用の内訳は、設計・デザイン・実装・移行で読む

ホームページリニューアルの費用は、工程ごとの金額の合計です。リニューアル費用の幅は工程の単価を見ると読めるようになります。ここでは公開されている工程の目安を使います(2026年11月1日確認)。

リニューアル費用の1ページあたりの相場

1ページの費用は、デザインとコーディングの合計で見ます。トップページと下層ページでは、1ページの相場が倍ほど違います。下の金額は2つの工程の目安をアームが足したものです。

ページ

1ページの目安

トップページ

11万〜20.5万円

下層ページ

3.2万〜10万円

10ページのリニューアル費用を工程ごとに積み上げる

トップ1枚と下層9枚で計算すると次のようになります。CMSは目安の下限30万円で置きました。合計は約88万〜196万円で、冒頭の相談の100万円近くもこの幅に入ります。

工程

10ページの費用

デザイン

26万〜79万円

コーディング

13.8万〜31.5万円

CMSの導入

30万円〜

動作確認

10万円前後

ディレクション

小計の10〜30%

合計

約88万〜196万円

同じ単価で20ページのリニューアル費用を計算すると、約123万〜326万円です。ページ数が倍になっても費用は倍になりません。CMSの導入や動作確認のように、ページ数に比例しない行があるからです。

この合計にまだ入っていない費用はどれか

設計、原稿、移行は上の表に入っていません。リニューアル費用の差がつくのはこの3つです。相場が30万円にも300万円にも見える理由の多くは、この3行の有無にあります。

追加の工程

公開されている目安

戦略設計

数万円〜

サイト設計

数十万円〜

記事の制作

1記事数万〜10万円

撮影

数万円

移行とリダイレクトの費用は本数で変わるので、目安を1つに決められません。

見積もりに載らないリニューアル費用もある

見積書の合計だけがホームページリニューアルの費用ではありません。社内の時間と今の契約の後始末は、制作会社の見積もりには載りません。リニューアル費用の社内予算を決めるときは次の行も横に置きます。

載らない費用

発生する場面

担当者の時間

原稿の用意と社内確認

旧サイトの保守費

公開までの二重払い

今の契約の違約金

制作会社を変えるとき

印刷物の刷り直し

URLや社名の表記を変えるとき

見積書の行ごとの読み方は次の記事にまとめました。

ホームページリニューアル費用の相場はサイトの種類と依頼先でも変わる

  • 小規模なコーポレートは100万〜300万円が目安
  • ECは300万円台からで機能の分だけ上がる
  • 個人に頼むなら名義と引き継ぎを先に聞く

会社のホームページとECでは、リニューアルの費用相場が桁で違うことがあります。ある制作会社の記事が公開している小規模サイトの目安を並べました。ページ数が同じでも、機能と運用の重さで金額は変わります。

サイトの種類

小規模の費用目安

LP

30万〜50万円

コーポレートサイト

100万〜300万円

オウンドメディア

200万〜400万円

ECサイト

300万〜500万円

依頼先別のリニューアル費用はどれくらい違うのか

依頼先別のリニューアル費用は制作会社2社の記事で次の幅でした。別の記事では、コーポレートサイトのリニューアルが費用重視の会社で50万〜100万円、品質重視の会社で200万〜500万円とされています。同じコーポレートサイトでも会社の方針で4〜5倍開く計算です。

依頼先

リニューアル費用の目安

フリーランス

15万〜50万円

中小・中堅の制作会社

30万〜200万円

大手の制作会社

150万円以上

個人に頼むときに何を聞けばいいのか

アームも個人のデザインスタジオなので、聞かれて当然の質問があります。担当者が倒れたらどうなるか、解約したらサイトは手元に残るかです。名義とデータの持ち主が貴社なら、依頼先が変わってもサイトは残ります。

個人の良さは、課題を聞いた本人がそのまま作るので伝言が要らないことです。その分だけ一人の稼働に依存するので、ドメインとサーバーの名義、CMSの管理者権限を貴社に置いておきます。ホームページリニューアルの費用を比べるときは、この2つも同じ表に入れてください。

部分改修で足りるなら、リニューアル費用は数万円から数十万円で止まる

  • 文字や画像の修正は数千円〜3万円が目安
  • 症状に当てはめれば改修か全面か決まる
  • 3つの問いに答えると大枠がつく

リニューアルの相談の場では言いにくいことですが、全面リニューアルをしないほうがよいケースは実際にあります。困っている箇所が特定できていて、サイトの構造とCMSがまだ維持に耐えるなら、部分改修のほうが費用は小さく、成果が出るのも速いからです。

部分改修の費用はどれくらいか

制作会社などが公開している部分改修の費用の目安です。どれも根拠の調査が示された数字ではないので、範囲の感覚をつかむために使ってください。

改修の内容

費用の目安

文字・画像の修正

数千円〜3万円

ボタンやフォームの導線

5万〜20万円

フォーム最適化・CMS導入

10万〜30万円

トップと主要ページの刷新

10万〜50万円

自分の症状に当てはめると、改修か全面リニューアルか分かる

全面リニューアルか部分改修かは、見た目の古さでは決まりません。いま困っている症状が、ページの中身の問題か、土台の問題かで分かれます。

いまの症状

判断

実績や料金が古いだけ

原稿更新と部分改修

特定ページの成果が弱い

そのページの改修

スマホで崩れる・遅い

基盤ごと全面へ

事業や客層が変わった

構造から全面へ

3つの問いに答えれば全面か部分かは決まるのか

事業内容や「選ばれたい相手」が作った当時から変わったか。直したい箇所が明確か。いまのCMSとサーバは今後3年もつか。

この3つに答えると大枠はつきます。

それでも改修で足りるかの見立ては、外から自力では判断しにくい部分です。アームでは無料の初回ヒアリング(30〜60分)で、その見立てからお伝えしています。更新の手が足りないだけなら更新代行で足りることもあります(料金相場)。

リニューアルで検索順位を落とさない費用は、見積もりのリダイレクトの行で確かめる

  • Googleは1年以上の転送保持を目安にしている
  • 後悔の最多はSEO設計不足の101名
  • 公開の日には転送の漏れは見えない

ホームページリニューアルの後悔で多いのは、金額より検索の話です。先ほどの調査では、312名のうち101名がSEO設計不足を挙げ、予算不足の56名を上回りました。払った先で検索流入が減る不安には、それなりの根拠があります。

Googleは、旧URLから新URLへの永続的なリダイレクト(301または308)を勧め、一般に1年以上の保持を目安としています。小〜中規模サイトで大半の移転が反映されるまで数週間かかるとも書いています(2026年11月1日確認)。

やること

抜けると

新旧URLの対応表

旧リンクが行き止まり

301を1年以上保持

評価が引き継がれない

サーチコンソールに新旧登録

反映を確かめられない

公開の日には転送の漏れは見えない

アームも自分のサイトで経験しました。2026年8月18日に配信の仕組みごと切り替え、転送先のない旧URLが2本見つかったのは、32日後の9月19日です。サーチコンソールの404の一覧を棚卸しして、ようやく気づきました。

切り替えた日に確かめた項目だけでは拾えませんでした。だからリニューアルの見積もりでは、転送の設定だけでなく、公開後の確認の範囲まで聞いておきます。

比べる元の数字は公開前にしか取れない

公開されている投稿にも、サイトを別のサービスへ変えてから問い合わせが激減した、というものがありました。原因はその投稿だけでは分かりません。ただ、リニューアルの費用を払った後で気づいても、比べる元の数字は残っていないことがあります。公開前の検索流入と問い合わせの数を控えておくだけで、後の判断が変わります。

リダイレクトの行がないときに、制作会社へ聞く3つの質問

行がないこと自体は悪い見積もりの証拠ではありません。URLを変えない設計なら不要だからです。リニューアルの費用に含むかどうかを、次の3つで確かめます。

聞くこと

答えで分かること

URLはどれくらい変わるか

転送が要る本数

対応表は誰が作るか

社内の作業量

公開後いつまで確認するか

漏れを直す費用の負担

手順まで知りたい方は、次の記事に移行の進め方をまとめました。

リニューアル費用を抑えるなら、削るのはページと原稿で、移行は削らない

  • 役割のないページを統合すると本数が減る
  • 相談先は2〜3社が44.8%で最多
  • 安さの正体は範囲の狭さのことが多い

ホームページリニューアルの費用を下げる方法は、どの記事でもよく似ています。アームが足したいのは、削ってよい行と、削ると後で高くつく行を分けることです。

費用を抑える手

判断

役割のないページを統合

本数ごと減る

写真と原稿を社内で用意

書ける人がいるなら

テンプレートを使う

事業が変わらないなら

リダイレクトを外す

検索流入を失う

公開後の確認を外す

漏れに気づけない

リニューアルの見積書で追加費用が出やすい5つの場所

リニューアル費用がばらつく最大の理由は、各社が想定している「やることの範囲」が揃っていないことです。どれも契約前に「含む・含まない・超えたらいくら」を書面で確かめれば防げます。

追加費用が出る場所

契約前に確かめる

原稿執筆・撮影

支給の前提を守れるか

ページの追加

追加単価

移行本数の超過

本数を数えて渡す

リダイレクト対応

見積もりに含むか

公開後の修正

無償の範囲と解約条件

リニューアルの見積もりを取る前に社内で決める4行

4つの分岐を先に決めておくと、リニューアルの見積もりは比べやすくなります。完璧な提案依頼書は要りません。4行で各社の前提がそろいます。決めきれない行は「未定」と書いて、制作会社に相談すれば足ります。

社内で決める行

書き方の例

URL

できるだけ変えない

引き継ぐ本数

事例20本・お知らせは直近2年

CMS

社内で更新できれば変更可

原稿

会社概要は支給・他は依頼

もう少し丁寧に伝えたいなら提案依頼書も使えます(A4一枚の書き方)。

2社の提案がまるで違うときどう比べるのか

同じ調査では、リニューアルで相談した社数は2〜3社が44.8%で最多、1社だけも29.5%いました。公開されている相談には、2社の提案がCMSの方式から違っていて比べられない、という声もあります。金額を並べる前に、4つの分岐の前提を各社にそろえて出してもらいます。

AIを使えばリニューアル費用は下がるのか

下がる行はあります。コーディングや原稿の下書きは、AIを相棒にすると作業の時間が短くなります。アームのサイトも、配信の仕組みの切り替えは着手した日の夜に終わりました。

AIで短くならない作業はどれか

それでも転送先のない旧URLには32日後まで気づきませんでした。短くなるのは手を動かす時間で、何を残すかの判断と公開後の確認は残ります。AIで安くすると提案されたら、どの行が下がるのかを聞くと話が早くなります。

リニューアルの作業

AIでの変化

コーディング

時間が短くなる

原稿の下書き

材料を渡せば短くなる

何を残すかの判断

貴社と決める

公開後の確認

期間は縮まらない

AIでどこまで作れるかはAIでホームページ作成はどこまでできるかに書きました。

「安い見積もり=お得」は誤解です

実際は範囲が狭いだけのことが多く、原稿・移行・リダイレクトが別途に回っていて、追加を足したら高い見積もりと変わらなかった、という着地は珍しくありません。相見積もりの場で見てきた範囲では、各社の「一式」に含まれるページ数も移行本数も揃っておらず、金額だけを並べても比較になっていないことがほとんどです。

ホームページリニューアル費用の勘定科目と補助金は、中身と上限で決まる

  • 更新する情報発信サイトは支出時に費用が原則
  • プログラム部分はソフトウエアで耐用5年
  • 補助金のサイト関連費は上限30万円

ホームページリニューアルの費用の勘定科目は、何を作ったかで分かれます。補助金は上限が30万円(税込)で、リニューアル費用の大半を賄う計画は成立しません。どちらも知らずに進めると、あとから経理と揉めやすい領域です。

リニューアル費用の勘定科目は広告宣伝費か資産か

税務の専門誌によると、ホームページ制作費用の取扱いはかつて国税庁のサイトに載っていて、今は削除されています。同誌は課税当局への取材で、取扱いが維持されていると確認したとしています(2023年11月の記事)。

内容

処理

更新していく情報発信サイト

支出した年度の費用

更新しないまま1年を超える

繰延資産として償却

プログラムの作成部分

ソフトウエア・耐用5年

支出した年度の費用にする場合、科目は広告宣伝費を使う会社が一般的です。ソフトウエアの耐用年数は国税庁の案内で確かめられます(No.5461)。

リニューアルでは情報発信とプログラムが1本の見積もりに混ざりがちです。内訳を分けて出してもらい、最終判断は見積書を添えて顧問税理士に聞いてください。

持続化補助金はリニューアル費用の柱にならない

小規模事業者持続化補助金<一般型・通常枠>の第20回は、2026年11月5日に申請受付が始まり、12月15日17時に締め切る予定です。公募要領の「ウェブサイト関連費」は、作成や更新を対象にしています(2026年11月1日確認)。

項目

第20回の条件

サイト関連費のみの申請

不可

サイト関連費の上限

30万円(税込)

補助率・上限

2/3・50万円

見落としやすいのが、50万円(税抜き)以上で作成・更新したサイトの扱いです。処分制限財産に当たり、通常5年間は処分が制限されることがあります。採択は結果が出るまで分かりません。補助金がなくてもリニューアル費用を回収できる計画にしておけば、採択されたときはそのまま上乗せになります。

リニューアル費用は月額を5年に直して比べる

  • 月2万円の保守は5年で120万円
  • 費用対効果を感じない回答は計36.1%
  • 150万円は受注価値50万円で増分3件

「5年面倒見てくれて、180万の分割払い」と即決を迫られ、高いのか安いのかを尋ねる投稿がありました。制作とSEOの提案についての相談で、120件ほどの返信がついています。

180万円は60か月で割れば月3万円です。月額で見せられると総額は急に見えなくなります。

月額

5年の総額

月5,000円

30万円

月2万円

120万円

月3万円

180万円

月4万円

240万円

リニューアル費用が100万円でも、月4万円の保守が付けば5年で340万円です。解約したあとにサイトとデータが手元に残るか、ドメインとサーバーの名義が貴社かも、同じ行で確かめます。保守費用の内訳の聞き方は別の記事に書きました(保守費用)。

公開されている投稿には、月5,000円の保守・運用費は普通か高いかを尋ねて40件ほどの返信がついたものもあります。ホームページの維持費は、リニューアルの費用と別に毎月かかる行です。見積もりの段階で、公開後の月額も5年分に直して横に置きます。

その100万円は問い合わせ何件で戻るのか

先ほどの調査では、リニューアルの費用対効果を「あまり」「全く」感じていない回答が計36.1%ありました。150万円のリニューアルでも、問い合わせ1件の受注価値が50万円の事業なら、増分3件で回収できます。金額の大小はこの計算を置いてから判断できます。

リニューアル費用100万円に月4万円の保守が付いた340万円でも、受注価値が50万円なら5年で7件です。増やしたい問い合わせが見えていれば、高いか安いかは自社の数字で言えます。適正な予算の出し方は別の記事に書きました(適正予算)。

同じ10ページで費用の差が出るのはどこか

リニューアル費用の差を生むのは作業量だけではありません。強い競合の中で選ばれ直すための10ページと、情報を新しくするだけの10ページでは、必要な設計の深さが違います。

アームのリニューアル費用は月額でページ数を問わない

アームのリニューアル費用です(2026年11月時点・税別)。ホームページのリニューアルは、ページ数を問わず代行プランの月額の中で作り直します。戦略設計、情報設計、デザイン、実装、CMS構築、公開準備までを含みます。ここまでの相場はページ数で積む見積もりの話で、アームの月額は決め方が別です。

頼み方

月額(税別)

リニューアル

月22万円・最低3ヶ月

公開後の更新・改善

月22万円・縛りなし

相談だけ・実装は貴社

月7万円・縛りなし

原稿執筆・取材・撮影、多言語・会員・決済は別途費用です(料金表)。解約は1ヶ月前通告・違約金なしで、データとドメインはお客様の所有です。依頼先の比べ方は別の記事に書きました(制作会社の選び方)。

ホームページリニューアル費用についてよくある質問

ホームページリニューアルの期間はどれくらいかかりますか?

先ほどの調査では、検討から実施までは3〜6ヶ月が28.6%で最多、6ヶ月〜1年が26.9%でした。リニューアルの期間は原稿を誰が書くかと社内確認の体制で大きく変わります。アームでは初回ヒアリング後、見積もり提出は最短翌営業日〜3営業日です。

ドメインは変えずに使えますか?

リニューアルでも原則そのまま使えます。ドメインを変えると検索評価の引き継ぎ工程が増え、費用もリスクも上がるので、特別な理由がなければ変えません。サーバやCMSを乗り換えてもドメインは維持できます。

今の制作会社以外にリニューアルを頼めますか?

頼めます。先に確かめるのは、ドメインとサーバーの名義、CMSのデータを持ち出せるかの2つです。独自CMSの契約では持ち出せないことがあるので、見積もりを取る前に契約書を読みます。

ホームページのリニューアルは何年ごとにするものですか?

一般には3〜5年が目安とされています。ただ年数だけで全面リニューアルの費用をかける必要はありません。スマホで崩れる、CMSの更新が止まっている、事業が変わったなどの症状が出てから考えれば間に合います。

自社でリニューアルすると費用はいくらですか?

作成サービスの利用料だけなら数万円程度で収まります。その代わり、原稿と設計と移行の作業を社内で持ちます。URLが変わるなら、リダイレクトと公開後の確認も自社の担当です。

WordPressのPHP更新だけで全面リニューアルが必要になりますか?

必要とは限りません。テーマやプラグインの動作確認と部分改修で済むこともあります。全面を勧められたら、部分改修で足りない理由を制作会社に聞いてみてください。

リニューアルすれば問い合わせは増えますか?

保証はできません。先ほどの調査でも、費用対効果を「非常に」「ある程度」感じている回答は計59.7%で、残りは感じていないか分からないという答えでした。増やしたい数字とページを決めてから、ホームページリニューアルの範囲を決めると判断しやすくなります。

支払いのタイミングはどうなりますか?

着手時と納品時に分ける会社、月次で払う会社など、業界共通のルールはありません。リニューアル費用の支払い条件と、途中解約になった場合の精算方法を契約前に確かめてください。

要件定義だけ別の会社に依頼し、その資料で他社に実装の相見積もりを取ってもいいですか?

問題ありません。ただし要件定義を依頼した会社には、その時点で「実装は別途、複数社を比較します」と伝えておくと、あとで気まずくなりません。要件定義書が揃っていれば、各社の見積もり提出も速くなります。

ホームページリニューアルの費用は、相場より手元の見積もりの中身で決まる

  • 10ページの相場は記事で30万〜300万円と割れる
  • URL・本数・CMS・原稿の4行で見積もりを判定する
  • 保守の月額は5年の総額に直して比べる

関連するお悩み

関連するコラム