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ホームページ制作

中小企業のホームページ制作費用|社長への説明と、見積もりのギャップの正体

中小企業のホームページ制作費用|社長への説明と、見積もりのギャップの正体

アーム代表の伊藤です。
中小企業のホームページを任されて見積もりを取ったら、思っていたより高かった。何に払う金額なのか自分でも言えないまま、社長の机に見積書を置くのは気が重い。

中小企業のホームページ制作で止まるのは、金額そのものより社長に一文で説明できるかどうかです。その一文の作り方と、見積もりの読み方を渡します。見積もりの安さだけで契約すると、5年で総額200万円に化けることもあります。

社長への説明は金額ではなく回収の一文で通す

  • 「きれいになる」は説明にならない
  • 説明の軸はいくらを回収する設計か
  • 見積もりが高く見えるのは前提のズレ

発注担当の方が本当に怖いのは金額の大小ではなく、「なぜこの金額が必要か」を社長に説明できるかどうかです。物差しは3つあります。

「きれいになった」は、社長への説明にならない

デザインを新しくします、だけでは社長は首を縦に振りません。説明の軸になるのはいくらを回収する設計かです。

回収の一文の材料

例

制作費

50万円

増える問い合わせ

月1件

1件の受注価値

20万円

回収まで

3ヶ月弱

この一文は、制作費の大小を正当化するためのものではありません。「なぜ今なのか」を一文で言えるかどうかが、納得を分けます。判断を先送りしている間も、古いままのホームページは毎月静かに機会損失を出し続けています。

見積もりのギャップの正体は、前提のズレ

見積もりを受け取って「思っていたより高い」と諦める方は少なくありません。ギャップの多くは金額ではなく、前提のズレから生まれます。

欲しいもの

合う前提

情報が載って自分で直せる

テンプレート運用

集客や採用の主力にする

設計費が乗る

名刺代わりで十分

自作も選択肢

前者の要望にオリジナルデザインや独自機能を前提にした見積もりが届けば、開きは大きく見えて当然です。「何のために作るか」を一文で決めてから見積もりを見ると、金額への違和感は減ります。

最初にやることは、制作会社探しではない

最初にやるのは成果の定義です。ホームページで何が起きたら成功なのか。問い合わせが月3件増えることか、求人応募が来ることか、取引先への信頼づくりか。

成果の定義

決まること

問い合わせを増やす

導線とページ構成

採用応募を増やす

採用ページの厚み

取引先の信頼づくり

5ページ前後で足りる

ここを一文で言えるだけで、ページ構成・費用・依頼先が芋づる式に決まります。社長への説明も、この一文があってこそ組み立てられます。アームでは見積もりの提案時に、この回収の考え方まで含めてお伝えしています。

アーム自身の見積もりも、ノーコード5ページで50万円からです。

中小企業のホームページ制作費用は、ノーコード5ページで50万円〜

  • コーポレートは20〜30ページ160万円〜
  • 公開後1ヶ月の修正対応込み
  • 比べるのは初期費用でなく3〜5年の総額

物差しの1つとして、東京・三軒茶屋の個人スタジオであるアームの実料金をそのまま載せます。

サービス・規模

料金(税別)

ノーコード 5ページ前後

50万円〜

ノーコード 10〜15ページ

70万円〜

コーポレート 10〜15ページ

90万円〜

コーポレート 20〜30ページ

160万円〜

ノーコードはStudio / Framerでの制作です。中小企業なら、ノーコードの5ページ前後で50万円〜が現実的な起点になることが多い。戦略設計から公開後1ヶ月の修正対応までを含みます。内訳は料金表にまとめています。

この記事の料金表記について

アームの金額は2026年10月時点の税別価格です。同じ10ページでも目的と要件で工数は2〜3倍変わるため、見積もりを取る前に最新の料金を確認してください。

「相場」と呼べる固定値はありません。同じ10ページでも目的と要件で工数が2〜3倍変わるからです。代わりに物差しを2つ渡します。

物差し1

費用は「何にお金を払っているか」で見る

ホームページ制作の費用は3つの工程に分かれます。アームの場合、「考える」の工程に費用の約70%を配分します。

工程

中身

考える

リサーチ・戦略・情報設計

形にする

デザイン

動かす

実装・CMS構築

見てほしいのは1点だけです。見積もりに設計の項目があるかどうか。デザイン費とコーディング費だけの見積もりは、考える工程が省かれている可能性が高い。社長に「なぜこの構成なのか」と聞かれて答えられないのは、たいていこの工程が抜けています。

物差し2

初期費用ではなく3〜5年の総額で比較する

中小企業で特に多い失敗が、初期費用の安さだけで契約することです。制作費20万円・月額保守3万円・5年縛りなら総額200万円。解約するとサイトが使えなくなる独自CMSなら、乗り換えもできません。

項目

契約前の確認

保守費用

月額×契約年数を足す

解約条件

契約年数の縛りの有無

データの所有権

解約後も手元に残るか

安い見積もりを持っていくほうが社長に通しやすい。その気持ちは分かります。ただ5年後に「まだ払っているのか」と言われるのも、あなたです。

同じ要件で金額が3倍違う理由は、こちらで行ごとに整理しています。

中小企業がホームページ制作会社を選ぶ、5つの確認点

  • 設計・制作の本人が初回に来るかを見る
  • 自社更新できるCMSかで運用コストが変わる
  • 「やらないこと」を言える相手が予算を活かす

会社の規模や知名度より、次の5点のほうが成果に直結します。どれも打ち合わせの席で分かります。

確認1

実際に担当する人が、経営の話を聞けるか

社長の頭の中にある「強み」を引き出して言語化できるかが成否を分けます。営業担当ではなく、実際に設計・制作を担当する人が初回の打ち合わせに出てくるか。

任せられるサイン

立ち止まるサイン

作る本人が初回に来る

営業担当だけが来る

的を射た質問が返る

質問が的を外れる

確認2

見積もりに「設計」の項目があるか

設計の工程を省く依頼先は、根拠を説明できないホームページを作ります。相見積もりを取ったら、金額の前に項目を見比べてください。

見積もりの項目

読み取れること

設計・情報設計の行がある

構成に根拠がある

デザイン費と実装費だけ

考える工程が無い

確認3

自社で更新できる形で納品されるか

専任のWeb担当者がいない会社ほど重要です。お知らせや実績の追加を自社でできるCMS(WordPress、Studio、Framerなど汎用的なもの)か、更新のたびに依頼料がかかる構造か。自社で更新できる形かどうかが、運用コストを大きく左右します。

納品の形

公開後

汎用CMSで自社更新

都度の費用なし

更新は制作会社経由

毎回の依頼料

独自CMSで契約縛り

解約で消える

確認4

公開後の話が最初から出てくるか

ホームページは公開してからが本番です。公開後の修正対応・運用の選択肢・改修の費用感を最初から説明する依頼先は、ホームページを「納品物」ではなく「育てる資産」と捉えています。

確認5

「やらないこと」を提案できるか

予算が限られる会社こそ、優先順位の提案が価値になります。「このページは今回は不要です」「まず5ページで出して、反応を見て足しましょう」と言える相手は、あなたの予算を成果から逆算して使おうとしています。

中小企業のホームページ制作が「作って終わり」にならない、公開前に決める体制

  • 更新担当は発注前に決めておく
  • 権限・手順・締切の3点が要る
  • 増えた問い合わせの一次対応も決める

「作って終わり」になるホームページには共通の兆候があります。発注前に、誰が・何を・どれくらいの頻度で更新するかを決めていないケースです。

更新担当が決まらないまま公開すると、更新は止まりやすい

アームが相談の場で見てきた範囲では、公開後に更新が止まる会社の多くが、次の3つのどれかを決めないまま公開しています。

決めること

決めないと

更新する権限を持つ人

誰も触らない

何を書くかの手順

書けずに止まる

更新の締切

後回しが続く

問い合わせが増えたとき、対応しきれるかも公開前に考えておく

増えた反響に対応する体制がないと、かえって信頼を落とします。少人数なら、返信までの目安時間と一次対応を誰がするかを公開前に決めておく。それだけでも変わります。

作って終わりの3つの型

  • 丸投げは当たり障りのない紹介サイトになる
  • 補助金・営業電話きっかけは公開で役目が終わる
  • 最終更新3年前は信頼を落とす

丸投げで見た目だけに

「プロに任せれば良いものができる」と丸投げすると、当たり障りのない紹介サイトができあがります。制作会社はあなたの事業の中身までは知りません。強み・顧客・競合の情報を出すのは発注側の役割で、それを引き出して形にするのが良い制作会社です。

補助金・営業電話で作る

「補助金が出るから」「営業電話で勧められたから」で作ったホームページは、公開した瞬間に役目を終えます。誰に何を起こしたいのかが無いままの制作は、金額の大小に関わらず費用の無駄になります。

公開後に誰も更新しない

更新が止まったホームページは、信頼づくりの面でむしろマイナスに働きます。「最終更新が3年前」の会社に、今の活動を感じられないからです。更新が止まったサイトがどう読まれるかはホームページがない会社は怪しいのかで整理しています。

補助金は主役にしない

  • 持続化補助金は上限30万円・税込
  • 単独申請は不可、他経費との組み合わせが必須
  • 交付決定前の契約は対象外

使える場合があります。ただし補助金は「もらえるから作る」と手段が目的化しやすい制度です。交付決定前の契約が対象外になるなど手順の制約もあるので、先に成果の定義と設計を固め、その後押しとして使います。

小規模持続化補助金

代表的なのは小規模事業者持続化補助金(商工会議所地区の公式サイト)です。公募要領の要件を満たす場合に、ホームページ関連費が補助対象経費に含まれることがあります。商工会地区の事業者は商工会地区の公式サイトが窓口です。

第20回の要点

内容

HP関連費の上限

30万円(税込)

HP関連費だけの申請

不可

他の経費との組み合わせ

必須

2026年9月18日に公募要領で確認した内容です。要件・上限・対象経費の扱いは公募回ごとに変わるため、必ず最新の公募要領で確認してください。

自治体補助金は毎年変動

自治体が独自の補助金を出していることもあります。ただし予算の上限に達し次第、年度途中でも受付が終了する制度が少なくありません。自社の所在地の自治体名と「ホームページ 補助金」で、その都度公式サイトを調べてください。

個人スタジオの選択肢

  • 営業・制作の分業がなく伝言ゲームがない
  • 大規模・超短納期は一人の体制では請けない
  • 固定費が小さいぶん費用を抑えられる傾向

依頼先は制作会社だけではありません。アーム自身が東京・三軒茶屋の個人スタジオなので、利点も限界も正直に書きます。

利点:経営者と直接対話

利点は、経営者と作り手が直接話せることです。課題を直接聞いたデザイナーが設計から制作まで一気通貫で担当するので、営業・ディレクター・制作者の分業で起きる伝言ゲームがありません。中小企業のホームページ制作は「経営の翻訳」の精度が成果を決めるので、この構造の差は仕上がりに直結します。固定費が小さいぶん、同じ品質でも費用を抑えられる傾向もあります。

限界:大規模は他社へ

大規模案件や超短納期の並走は、一人の体制では構造的に請けません。数十ページ規模や複数チームでの同時進行は、体制のある制作会社が向いています。

案件

向く依頼先

5〜15ページ・経営の翻訳が要る

個人スタジオ

数十ページ・複数チーム並走

体制のある制作会社

超短納期

体制のある制作会社

中小企業のホームページ制作についてよくある質問

何ページくらい必要ですか?

信頼づくりが目的なら、トップ・事業内容・会社概要・お知らせ・問い合わせの5ページ前後で成立します。集客や採用を狙うなら、その目的専用のページを足していく形が費用対効果に優れます。

制作期間はどれくらいかかりますか?

小規模サイトで1.5〜3ヶ月程度が目安です。社内での原稿・写真の準備が律速になることが多いので、素材の段取りを含めて逆算してください。

自分で(AIやノーコードで)作るのはありですか?

名刺代わりのサイトや検証用のLPなら、内製で十分なケースが多いです。集客の柱にする基幹サイトや、強みの言語化から必要な場合は外注が向きます。判断の境界はAIでホームページ作成はどこまでできる?で解説しています。

中小企業のホームページ制作は、金額より「説明できるか」で止まる

最後まで残る壁は、たいてい金額そのものではありません。社長になぜ今この金額が要るかを一文で言えるか、公開後に誰が更新するかを決めてあるか。この2つです。見積もりに感じるギャップも、正体は前提のズレでした。

公開3ヶ月後に最初の1件を社長に転送するとき

公開から3ヶ月ほど経って、問い合わせフォームから最初の1件が届く。それを社長に転送するメールに「あの50万円は、これで戻り始めます」と1行添えられたら、あの見積書を出した日の重さは消えています。

回収の一文は、社長を説得するためではなく、その日のために書きます。

ホームページ制作の初回ヒアリング(30〜60分)は無料です。成果の定義の壁打ちからで構いません。

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